(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第8話「銃撃戦 / Mr. Ferguson is Ill Today」)
そのロケ地と推定される場所はこちら。
Near Veluzat Motion Picture Ranch
Film Location
- (near)Veluzat Motion Picture Ranch
- Forest Rte 6N18, Santa Clarita, CA 91390 U.S.A.
- 座標: 34°29'22.3"N 118°29'47.5"W
34.489529, -118.496539
サラ・コナーの背後の遠くに見える建物の形状や電信柱のような木製の支柱の位置などが一致します。付近の産棄物のようなものは、撮影から10年以上が経過しているため、変動した可能性があります。
木々など自然環境が変化しているのと、データ資料が乏しいため、このロケ地に関しては、あくまで「推定」となりますが、確実に言えることは、このメキシコな教会での「銃撃戦」のシーンが、Veluzat Motion Picture Ranchで撮影されているため、それに付随する前後のシーンも、同じ または 近くで撮影されている可能性が高い、ということです。
この車でのシーンの見所・解説
スポーツカーが好きなクロマティ
クロマティがサラコナーを乗せて運転している車は、Chevrolet Chevelle Malibu SS Convertible(1972年製)です。このクロマティがキャメロンを探し回った住宅街でもこのシボレー・シェベル・マリブ SS コンバーティブルに乗っていました。どうやらクロマティはスポーツカータイプがお好きなようで、シーズン1第1話の、この貸金庫型タイムマシーンの銀行へ駆け付けるシーンでも、スポーツカーで乗り付けていました。
「戦術を変えたのか?」の意味
このシボレー・シェベルの車上での会話で、クロマティが後部座席に拘束されているサラコナーに向かって、Your strategy's changed from last time?と言うシーンがありますが、これは、シーズン1第1話で、ジョンコナーが通っていたこのRed Valley High School(レッド・バレー高校)の近くでサラコナーをクロマティが拘束した際、サラコナーが自分のこめかみに銃を向けたことを指しています。クロマティがジョンコナーの居場所を知らないことを知ったサラコナーが、自分が口を割らないようにしようとしたための行為です。
The first time we met, you tried to kill yourself.
(戦術を変えたのか?最初会ったときは自分で撃とうとした。)
なぜクロマティはサラ・コナーの家がわかったのか?
また、この車上の会話のシーンでは、なぜクロマティがサラコナーの家を突き止めるに至ったか、も明かされます。このキャメロンがターミネーターしたボウリング場で、サラコナーが窃盗犯の一人を見逃したことにより、その見逃された犯人がクロマティに口を割ってしまったことがサラに伝えられます。クロマティによるキャメロンの評価
さらに、この車の会話のシーンでは、キャメロンが何点がミスを犯していることから、キャメロンのチップにダメージが生じていることまで、クロマティが把握していることが判明します。なぜクロマティはサラ・コナーを殺さないのか?
どうやらクロマティはジョン・コナーをターミネートするようプログラムされているだけで、サラ・コナーは暗殺対象とはしていないようです。今回以外にも、シーズン1第1話でもジョンの高校へかけつけたサラコナーを捕まえ、ターミネートするチャンスがいくらでもあったのですが、しませんでした。このメキシコへ向かうシーンも同じです。同じことは「ターミネーター2」のT-1000にも言え、最後の工場内のシーンで、サラコナーを捕らえ、殺るチャンスはあったものの、実行しませんでした。サラ・コナーを第一標的とはしていなかった模様です。
サラコナーが飛び降りたため、クロマティは今度は、車の後部ボンネット内にサラコナーを移し替えます。この状態でサラコナーを乗せたまま、このメキシコな教会での「銃撃戦」に突入していきます。
# Terminator Sarah Connor Chronicles