ジョン・コナーとキャメロンが出会った高校

サラコナークロニクルズ ロケ地

t f B! P L


ニューメキシコ州に引っ越し、このサラ・コナーの家からジョン・コナーが通ったレッド・バレー高校。(ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ第1話)

Red Valley High School(レッド・バレー高校)

実在する学校の建物が、名前を変えて撮影に使われ、田舎感を演出するために、エキストラの生徒役の多くはカウボーイハットにジーンズ、ウェスタンブーツを着用させられているようです。

Film Location


半円を描くように放射状に広がっている特徴あるデザインの学校。

  • A がジョンの逃走経路かつクロマティの追跡経路
  • B がジョンを撃とうとしたクロマティをキャメロンが車で跳ね飛ばした駐車場
  • C がキャメロンの車が左折した黄色のスクールバス前
  • D がサラの双眼鏡に写っていた校舎「6th Grade」(第6学年)
  • E がそのサラ・コナーが双眼鏡で覗いていた岩の場所
  • F が運転席のキャメロンの背景に写っていた校舎。

A.
A がジョンコナーがクロマティの銃撃から逃れ教室を飛び出し、体育館前の壁を飛び越えて駐車場へ逃げ込んだ経路。クロマティはグロック17のマガジンを換えながらジョンを追いかけ、黄色のスクールバスを倒します。

B.
B地点はキャメロンが車でクロマティを跳ね飛ばし、“Come with me if you want to live.”(死にたくなければ付いてきて)のターミネーター名言集の1つが飛び出した場所。
これとまったく同じようなシーンが「ターミネーター・ジェニシス」でも繰り広げられています。

C.
ジョン・コナーをピックアップしたキャメロンは、駐車場C地点のスクールバス前を左折して駐車場を出て行きます。スクールバス側面に書かれている“Red Valley Unified School District”(レッドバレー 総合学区)の文字は架空名の撮影用の印字。黄色のスクールバスを多用することで学校らしさを演出する撮影技法は、その後に通ったCampo de Cahuenga High School(カフエンガ条約高校)があるワーナー・ブラザーズ スタジオでも使われています。

D.
D地点はサラ・コナーが遠くから双眼鏡で覗いていた校舎入口。入口にミドルスクールの第6学年の校舎であることを示す「6th Grade」の文字が写っています。ミドルスクール/ジュニアハイスクール(Junior High School)/イミディエイトスクール(Immediate School)は、一般的に第6学年開始-第8学年終了の、日本でいう中学校に相当し、その中学校の校舎が高校として使用されています。

E.
E地点がサラが双眼鏡で遠くから学校の様子をうかがっていた岩場。アルバカーキは砂漠地帯を開拓したため、360度、広い空、広大な砂漠が広がっています。

F.
ジョンをピックアップ後、運転するキャメロンの背景に学校の校舎の F 部分が写っています。本当は C を左折して直進した場合、このアングルでは校舎は写らないはずなのですが、そこはハリウッドマジックということにしておきましょう。

この学校のシーンの見所

1.クロマティとキャメロン登場

今後しばらくジョンコナーを追い掛けまわすターミネーターT-888・クロマティと、キャメロン・フィリップスが登場し、「サラ・コナー・クロニクルズ」がいよいよ始まった、という感じです。

教室で瞬時にジョン・コナーをを後ろへ追いやり、銃弾の盾になるキャメロンの姿は、「ターミネーター2」にてサンタモニカのショッピングモールの地下通路でT-1000の銃弾の雨から盾になってジョンを守るT-800と同じ構成になっています。

2.キャメロン語録 “ Thank you for explaining.”

シュワちゃんT-800の“ I'll be back.”ほどインパクトはありませんが、全話通してキャメロンは“ Thank you for explaining.”(ご説明ありがとう)というセリフを連発しています。サラコナーがあえてキャメロンを無視したときも“ Thank you for explaining.”を皮肉として返しています。
その“ Thank you for explaining.”の第一回目が、この高校の教室でのジョン・コナーとの会話の中で登場します。

3.銃乱射事件の影響

ジョン・コナーがいた図書館(高校)でも書きましたが、この第一話の撮影後の2007年4月に「バージニア工科大学銃乱射事件」が発生してしまい、撮影してしまったこの高校での銃撃シーンをどうするか?放送できるのか?が製作者間で随分協議されたようです。

しかし、「ジョン・コナーはどこにいても、例え学校とて、安全ではない。(No one is ever safe.)」ことを表現するのにどうしても不可欠なシーンだったため、最終的にはこのクロマティの学校での銃撃シーンは2008年1月に放送されることになりました。

但し、初回に作られたTV未公開のパイロット版とTV放送版を見比べるとわかりますが、TV未公開のパイロット版にはあった、保護者が生徒を連れて学校を出て行く混乱シーンや、FBIエリソン捜査官が学校まで出向いて現場検証するシーンなど、惨劇をことさら強調するようなシーンはTV放送版ではカットされ、緩和されていました。


#Terminator Sarah Connor Chronicles 101 Filming Locations

QooQ