T-888 クロマティが合体を始めたスクラップ工場

サラコナークロニクルズ ロケ地

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アイソトープ銃で破壊され、頭部(エンドスカル)と胴体(エンドスケルトン)がバラバラになったクロマティことターミネーター・T-888。その胴体が、頭部からの電波を受信し、再集結を始めたスクラップ工場。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第2話「汝自身を知れ / Gnothi Seauton」)

そのスクラップ工場のロケ地はこちら。

クロマティの胴体が起動したスクラップ置き場

Film Location



吠える犬に引きずられるスクラップ工場従業員(Chet)の背後に、特徴的なワーナーブラザーズ・スタジオの建物「Mill 44」の窓ガラスが見えます。その手前の三角屋根の建物「44A」の一致します。

背景に映っている広大な「がれき」の山は、少しくすんで(ボヤけて)見えるので、おそらくこのターミネーターの未来の戦場のロケ地で撮影した映像を合成したものと思われます。

実はこの場所は、デレク・リースのタイムトラベル到着地点が撮影された場所と同じです。

この辺りは、ワーナーブラザーズ・スタジオ内でも作業スタッフ専用の「工場」スペースなので、スタジオ・ツアーでも訪れることがない場所なので、一般の方が見ることはなかなかできないでしょう。

頭部(エンドスカル)を拾ったゴミ清掃員の家

Film Location

  • Warner Bros. Studios (Backlot) "Jungle Lagoon"
  • 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
  • URL:https://studiooperations.warnerbros.com/portfolio_page/jungle-lagoon/
  • 座標: 34°09'00.9"N 118°20'03.0"W
    34.150236, -118.334179

  • Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
    URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/


ドアや窓の形状、ドアの外に見える大きな木、木々に囲まれた景色、家主がくつろいでいた時に見える床の板張り具合もこの家屋に一致します。

上のスクラップ工場にて、「Chet」とネームが描かれた工場従業員が、衣服と頭部を奪われ、次に向かったのが、このクロマティの頭部が置いてあった家。ここの家主が道路脇などの清掃員で、その清掃時に、転がっていたクロマティの頭部をくすねて自宅に持ち帰っていたのでした。

頭部(首から上)を奪って上につけて、うろうろするというこのシーンもそうですが、サラ・コナー・クロニクルズは「ターミネーター1」を彷彿させるようなSFホラー映画要素が少しあります。

この安っぽそうな家ですが、実はシルバーマン博士の山小屋フィールズ一家の山小屋として、またこの部屋がある一角は、チャーリーが住んでいた灯台の内部の撮影に使われた家屋で、その家屋の表側・裏側などくまなくサラ・コナー・クロニクルズでは使われています。

この家屋へは、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーでも訪れる確率は高いですが、通常は家屋の表側のみカートで素通りするような形なので、裏側のこのロケ地を見ることはツアーガイドに要望でも出して聞き入れてもらわない限り、なかなかできないでしょう。

このクロマティの自己修復機能シーンの見所・解説

なぜクロマティは起動したのか

なぜこのタイミングでクロマティは起動し始めたのか?というと、時系列を整理すると以下の通りになります。

  1. 1999年の貸金庫があった銀行のタイムトラベルのシーンでクロマティの胴体と頭部はバラバラになり、頭部は2007年に飛んでしまう。胴体はそのまま1999年に置いてきぼりにされ、タイムトラベルの衝撃で破壊された銀行のがれきと一緒にスクラップ工場へ運ばれ約8年間放置
  2. 2007年になり、T名物タイムトラベル到着地点が道路の元祖の道路脇に放置状態だった頭部(エンドスカル)を清掃作業員が発見し、くすねて自宅へ持ち帰る(どうもこの作業員はガラクタ・コレクターらしく、家の中は拾ってきたであろうガラクタであふれている)。
  3. 頭を拾って動かしたことで、スリープ状態だった頭部は振動・衝撃等で起動する。かつ作業員が自宅に持ち帰って移動したことで、胴体があるスクラップ工場と電波到達圏内になったので、相互に交信を始めた。

ということなのかと考えられます。

胴体だけでなぜ動けるのか

おそらくT-888系ターミネーターは、胴体と頭部は有線だけでなく、無線でもつながれるようになっているものと思われます。例えば現代でいうところのWi-FiやBluetoothみたいなもので通信ができるようですが、その無線方式は不明です。

T-888の胴体の機能については、このValley Square Mall【バレー・スクエア・モール】の「キャメロンのセンサー機能」でも言及しましたが、

キャメロンはジョンの首に手を触れて、一瞬でジョンの体調変化を読み取るシーンがあります。

CAMERON:John has a high level of stress. I did a brief analysis. Surface skin temperature high, salinity hign, pulse abnormal.
ジョンが極度に緊張してる。分析をしてみたら、皮膚が高温、塩分濃度が高め、脈も速い。

手先だけでも結構なセンサー機能を有しているようです。つまり、胴体だけでも五感のうち少なくとも「触覚」に相当するものはあり、その他、赤外線探知のようなものや、振動等を感知する機能によって、相手の音声などを認識し、距離を測り、そのデータを電波で頭部に飛ばして、頭部がそのデータを元に胴体を遠隔操作していた・・・のではないかと推測します。

# Terminator Sarah Connor Chronicles 102

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