ジョン・コナーが死亡し核で吹き飛んだ図書館(高校)

サラコナークロニクルズ ロケ地

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ジョンコナーがいた図書館

「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」の第1話(序章/Pilot)の冒頭、サラ・コナーの夢の中に出てくる建物。この建物の前でジョン・コナーが撃たれ、空には核爆弾のキノコ雲が広がります。

この建物のロケ地はこちら。

R. Hadley Public Library

Film Location


実際は高校ですが、ドラマ設定上は「公立図書館」ということになっています。


この高校の北側の建物と駐車場スペースが、警察に取り囲まれるシーンでそのまま使われています。

パイロット版とTV公開版の違い


本編(TV公開版)では、R. Hadley Public Libraryとなっており、ジョンは公立図書館にいたことになっていますが、


パイロット版(未放送の第1話)では、Highland High Schoolとなっており、実在する高校名がそのまま表示されています。(未放送の「もう1つのオープニング」は第1話DVD巻末付録参照)

この図書館のシーンの見所・解説

銃乱射事件の影響

この銃乱射のシーンの現場設定を、高校から図書館に変えたのは、2007年4月に発生した「バージニア工科大学銃乱射事件」が影響しています。

サラ・コナー・クロニクルズは2007年1月から撮影を開始し(アメリカでの第一回目の放送は2008年1月)、取り終えて編集段階で銃乱射事件が発生しました。事件の社会的影響や被害者心理に配慮し、学校での銃乱射という設定はまずいのではないか?ということで、「公立図書館」に設定を変えたようです。

しかし、後のレッド・バレー高校(ジョン・コナーとキャメロンが出会った高校)でのクロマティがジョンコナーを襲うシーンは、「ジョン・コナーがどこにいても安全ではない」ということを表現するのにどうしても不可避だったため、そのまま高校での設定で公開されることになりました。

T2からの続き

この冒頭のシーンは、「ターミネーター2」(T2)のエンディングから続くような作りになっています。

T2のエンディングは、サラ・コナーが暗闇の中、道路を運転しているサラコナーのナレーションとともに終わりますが、このサラ・コナー・クロニクルズの冒頭は、それを受けて、T2のシーンそのままに、道路のシーンから始まります。

そしてT2でのサラ・コナーの悪夢(公園で遊んでいる時に核戦争が始まる)のシーンのオマージュとなっています。

ターミネーター作品市場、初めてデザートイーグルが登場

派手な出で立ちとその威力から、映画やドラマに何かと登場する銃 デザートイーグルですが、ターミネーター・シリーズ史上、始めてデザートイーグルが登場したのが、サラ・コナー・クロニクルズの冒頭のこのシーンです。 冒頭に現れるAaron James Cash(アーロン・ジェームズ・キャッシュ)演じるターミネーターが、シルバー(クローム)のデザートイーグル 50AEにてジョン・コナーを撃ちます。

その後、デザートイーグルは、ターミネーター4(サルベーション)、ターミネーター・ジェニシスにも登場します。

ニューメキシコ州での撮影ブーム

当時、ニューメキシコ州は映画撮影誘致に積極的で、税金優遇やいろいろな施設の撮影全面協力に乗り出していて、このサラ・コナー・クロニクルズ第1話に限らず、同時期に撮影されたターミネーター4(サルベーション)も、ニューメキシコ州を主なロケ地としており、サラ・コナー・クロニクルズと一部、重複しているロケ地もあります。

サラ・コナー・クロニクルズについては、第2話以降は、ハリウッドのワーナーブラザーズ・スタジオを中心として、ロサンゼルスとその周辺に撮影の場を移動していっています。


#Terminator Sarah Connor Chronicles 101

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