ターミネーター名言集一覧表(頻出ランキング)

ターミネーター

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ターミネーター名言ランキング

ターミネーターといえば、名言の塊映画とも言えますが、「ターミネーター・シリーズ」のすべての作品に、すべての名言が満遍なく登場しているわけではありません。

それぞれの名言の登場頻度から、ターミネーターという作品で「何が一番重要なテーマなのか?」が見えてきます。

そんなターミネーター名言集の頻出度合いを表とランキングにしてまとめました。

ターミネーター名言集まとめ(一覧)

 
登場順 T1 T2 T3 TSCC T4 T5 T6 得点
Come with me if you want to live. × 11
I'll be back. 12
No fate but what we make. 13
On your feet. × × × × 6
You are terminated. × × × × 5
There's a storm coming. × × 7
得点 12 9 6 9 7 6 5
  • 〇・・・2点・・・ほぼそのままの文字列でその名言が登場する。
  • △・・・1点・・・類似の文言がオリジナルを意識して登場する。
  • ×・・・0点・・・その名言の文字列では登場しない。

一番よく使われた名言は?

名言頻出ランキング

  • 1位(13点)・・・No fate but what we make.
  • 2位(12点)・・・I'll be back.
  • 3位(11点)・・・Come with me if you want to live.
  • 4位(7点)・・・There's a storm coming.
  • 5位(6点)・・・On your feet.
  • 6位(5点)・・・You are terminated.

1位:No fate but what we make.

全シリーズ通じて、一番、登場頻度が多かった名言は、"No fate but what we make."(運命は定まっていない、自ら切り開くものだ。)でした。ターミネーターと言えば"I'll be back."が一番有名ですが、意外と"I'll be back."よりも"No fate but what we make."のほうが、使用頻度が多かったです。

しかも"No fate."は1つの作品の中でも何回も登場することもあることから、"No fate."はターミネーター・シリーズの中での主題であると言えます。
→詳細:No Fate(運命未定)ターミネーター名言集

2位:I'll be back.

使用頻度2位の名言は"I'll be back."(アイルビーバック/もどってくる/また来る。)でした。ターミネーターというより、どちらかというとシュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)の代名詞のようになっています。
また、作品の中でシリアスに使われる、というよりかはどちらかというと「ネタ」として使われています。
→詳細:I'll be back.(また来る)ターミネーター名言集

3位:Come with me if you want to live.

3位は"Come with me if you want to live."(死にたくなければ/生きたければ、ついてこい。)でした。未来からの助っ人が、危機的状況を助けるという状況を表した、一番ターミネーターらしい名言と言えます。
→詳細:Come with me(一緒に来い)ターミネーター名言集

4位:There's a storm coming.

4位は"There's a storm coming."(嵐がやってくる。)でした。フルセンテンスで登場したのは「ターミネーター1」(T1)と「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」(TSCC)のみですが、その他の作品では、この名言の一部"storm"が何かしらの形で使われることが多かったです。未来の不確定さを表すニュアンスとしては"No fate."と同じ立ち位置にあります。
→詳細:嵐がやってくる【ターミネーター名言集】

5位:On your feet.

使用頻度5位は"On your feet."(立ち上がれ)です。この言葉は、カイル・リースとサラ・コナーの間だけで交わされる「魔法の言葉」なので、カイル・リースとサラ・コナーの関係性をしっかり描こうとした作品だけでしか使われません。
→詳細:On your feet(立ち上がれ)ターミネーター名言集

6位:You are terminated.

6位は、T1でサラ・コナーがT-800をプレス機で押し潰す時に発した決めセリフ"You are terminated."(くたばれ/これで終わりよ)ですが、直訳すると「あなたはターム化された」・・・つまりターム(期間)を区切る・・・生存期間を区切る/終わらせる・・・「抹殺完了/お前を抹殺する」という訳になります。
この辺りは、Terminator(ターミネーター)という単語を理解しておくのが一番です。
→詳細:ターミネーターの意味・漢字・3つに分解

「ターミネーター3」(T3)でもT-X道連れ自爆の際にT-850がこのセリフを発しています。

また、T2では溶鉱炉のシーンで、ジョン・コナーが"Is he dead?"(死んだの?)と尋ねた際に、T-800が "Terminated."(ターミネーターされた/死んだ。)と、"You are terminated."の省略形・変化形のセリフを使っています。

但し、T2では決め台詞としては"Hasta la vista, baby."(ハスタ・ラ・ビスタ/アスタラビスタ、ベイビー)のほうが強く、"You are terminated."そのものは使われていません。

名言を一番網羅している作品は?

  • 1位(12点)・・・T1(ターミネーター1)
  • 2位(9点)・・・T2(ターミネーター2)
  • 2位(9点)・・・TSCC(ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ)  
  • 4位(7点)・・・T4(ターミネーター4・サルベーション)
  • 5位(6点)・・・T3(ターミネーター3)
  • 5位(6点)・・・T5(ターミネーター・ジェニシス)
  • 7位(5点)・・・T6(ターミネーター・ニューフェイト)

T1はオリジナル(起源/名言の発祥元)なので、T1がすべての名言を網羅しているのは当たり前なので、T1は除きます。

名言コンプリート率2位はT2と、意外と高得点なのが「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」(TSCC)でした。

TSCCはT1とT2をリスペクトしてやまない製作陣が、T1とT2の世界観に忠実であろうとした痕跡が、名言集のコンプリート度合いからもうかがえます。
この辺りにターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズの評価が高い要因があるのかもしれません。
→関連記事:ロッテントマト評価順【ターミネーター全作品】

番外編

その他番外編として、流行った/流行らなかったに関わらず、各ターミネーター作品固有の名言(迷言)もあります。

各作品それぞれ「良いセリフ(感動的なセリフ)」はたくさんありますが、その作品の中で、
  • 「複数回」登場した、または
  • 流行らせようとしたようにみえるものや、
  • 世間でネタ化している
名言(迷言)の中から、印象的なものを以下にピックアップしました。

T1

  • Nice night for a walk.「散歩にいい夜だ。」
  • Your clothes, give them to me now.「お前の服を今すぐ寄こせ。」
  • Wrong.「いいんだ(お前は間違っている)。」・・・問答無用でT-800が押し切る時のセリフ。アラモ鉄砲店や映画コマンドーでも使用。

T2

T3

  • I like this car. I like your gun.「この車が好き。」「あなたの銃が好き。」・・・T-800系がよく使う need を、女っぽさを演出するために like に変えたT-Xバージョン。
  • Take off your clothes.「服を脱げ。」
  • Talk to my hand.「この手に言いな。」
  • I lied.「あれは嘘だ。」・・・映画「コマンドー」の「あれは嘘だ。放してやった。」由来の名セリフ。
  • We need a new vehicle.「新しい車が必要だ。」
  • It is your destiny.「これは君の運命だ。」
  • Judgment Day is inevitable.「審判の日は避けられない。」

TSCC(ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ)

  • No one is ever safe.「安全な場所などない。」・・・第1話で何度も登場するセリフ。第1話の当初のタイトルでもあり、TSCCの主題でもある。
  • I don't sleep.「私は眠らない。」・・・クロマティやキャメロンが何度か使用。ターミネーターが夜眠らずに活動し続けることを意図。
  • Thank you for explaining.「ご説明ありがとう。」・・・キャメロンが何度か使用。  
  • It's tight.「イケてる。」・・・キャメロンが女子高生をマネして人間との円滑なコミュニケーションを目指して何度か使用。
  • My Leather Jacket!「私の革ジャン!」→詳細:キャメロンのレザー・ジャケット(革ジャン)
  • We'll see.「いずれわかるだろう。」・・・クロマティやマイロン・スタークなどT-888が何度か使用。

T4・サルベーション

T5・ジェニシス

  • Bite me.「ムカツく。」(←Bite my a**. 由来)
  • Mate.「合体・交尾」
  • Old, but not obsolute.「古いがポンコツではない。」
  • A straight line.You just go, and you don't look back.「真っ直ぐな線。前進あるのみ。決して振り返らないで。=とにかく前だけ見て突っ走れ。」

T6・ニューフェイト

  • My whole body is a weapon.「全身が武器だ。」
  • For John.「ジョンのために。」・・・ニューフェイトが一番オシている言葉ですが、これが失敗の一番の原因でもあります。

以上、シリーズを通じての名言もあれば、各作品ごとの名言ないしユニークは言葉もあります。

ジェームズ・キャメロンが監督だったら絶対に使わないであろう、と思われるセリフなどもあり、各作品の監督の趣味趣向や作品の特徴が色濃く名言(迷言)には反映されています。

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