ターミネーター1のサラ・コナーの家のその後

ターミネーター ロケ地

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映画「ターミネーター1」において、初めてAMTハードボーラーが火を噴いた「最初のサラ・コナー」の家。

人違いサラ・コナーの家(Wrong Sarah Connor House)

すでにその家は取り壊され、現在は3階建てのアパートに変わっています。

Film Location


この場所にあったサラコナーの家ですが、実はどうも火災(放火?)にあったらしく、映画「ターミネーター」の後、数奇な運命をたどってしまったようです。

こちらの動画 (1:53~)
https://youtu.be/Xgt9Z4fO6Zc?t=113
に、室内が黒焦げになったその家屋の様子がチラッと写っています。

Before
この家の周辺地域は、映画の中で見る限りでは、家々の庭には壁がないところが多く開けた感じで、高級住宅街とまではいかないまでも、治安の良さそうな明るい雰囲気に包まれた感じでした。

After
しかし今、ストリートビューで見る限りは、どの家も、庭に壁を設けて通りとシャットアウトし、なんとなく荒廃しつつある雰囲気というか、この地域の治安は悪化していっているように感じられます。

この家の火災が、治安の悪化と関係があるのか、はたまた火災を含め「ターミネーター1」という映画が与えてしまった影響なのか・・・はわかりませんが、時代の変化、時の流れを感じます。

サラとジンジャーがシェアしていたアパート


リンダ・ハミルトンが演じたサラ・コナーとジンジャー・ヴェンチュラがルームシェアで住んでいたアパート(マンション)は、今も健在です。

Film Location

住所で検索すれば、賃貸物件としていろいろなサイトに載っています。但し、満室であることが多いようです。

T1のサラコナー宅に関するメモ

電話帳と実際の住所が違う

電話帳でサラ・コナーという名前の人(3人)の住所を調べたシュワちゃんT-800ですが、電話帳にまったく書いていない住所へ向かいます。

電話帳に掲載されていた3人のサラ・コナーは以下の通り。

  1. Sarah Connor 1823 Doncaster ・・・
  2. Sarah Ann Connor 2816 Easthill ・・・
  3. Sarah J Connor 309 Calder Cyn ・・・

ちなみにリンダ・ハミルトンがジンジャーと別れて部屋を出る際のドアに書かれていた番号は「225」。部屋番号かもしれませんが、いずれにしても、電話帳記載の住所とは違います。

つまり、電話帳は架空の住所のもので、ロケ地は実在の表記のままになっていたことにより生じた矛盾、ということになります。

有名なサラ・コナーの「信じられへん」

ルームメイトのジンジャーとサラコナーといえば有名なのが、空耳。

警察署でジンジャーが殺されたことを聞かされたサラコナーが、「ジンジャー・・・」と嘆くシーンが、なぜか日本語の「信じられへん」に聞こえるというもの。
「ターミネーター 信じられへん」で検索すればたくさん出てきます。

飽きさせない60秒間

一番上の、人違いサラコナーの家のシーンですが、シュワちゃんターミネーター到着からサラコナーをターミネートするまでちょうど60秒。

たったの60秒間ですが、その間に観客を飽きさせない演出がちりばめられてるところに、この「ターミネーター1」という映画のおもしろさ、ジェームズ・キャメロンのすごさを感じます。

  • 踏みつぶされるミニカー
    ただ車を停車させ到着・・・ではなく、三輪車で子どもが楽しそうに走っている平和的な雰囲気な中、突然、ミニカー(ERTL Transtar のダンプトラック)を踏みつぶして到着するという細かさで恐怖を演出。
  • 吠える小型犬
    車から玄関までただ歩くのではなく、途中、犬に吠えられるという、不審者来訪、ただごとではないことがこれから起きるという演出。
  • レーザーサイト付 AMTハードボーラー
    ただ銃を撃つのではなく、レーザーサイトで照らすことで、「特定の標的をねらっている」(標的感)を観客心理に訴求する演出。銃もロングスライドで大きく見える膨張色シルバーのAMTハードボーラーをチョイス。

「ただのサラコナーの家」のシーンですが、たった60秒のシーンに、観客を飽きさせない要素が次々とちりばめられていて改めて、単調にならず飽きさせません。「なぜターミネーター1がおもしろいのか」を再認識させられるシーンです。

ただ、このシーン、AMTハードボーラーの音が、ピシュンピシュンピシュン・・・とガスガンかサプレッサー付きの銃の音のように聞こえるのが不思議です。
「ターミネーター2」でもT-1000が撃つ9mm(ベレッタやブローニングハイパワー)の銃声が同じように軽い音でした。もしかしたらジェームズ・キャメロンの好みの銃の効果音なのかもしれません。

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