デレク・リースと面会した拘置所と監視塔

サラコナークロニクルズ ロケ地

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アンディ・グード殺害容疑で逮捕されたデレク・リースが拘留され、FBIのエリソン捜査官の取り調べとサラ・コナーの面会を受けた拘置所。(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第5話「チェス大会 / Queen's Gambit」)

遠方でのロケに見えましたが、実は撮影地はこれまたワーナーブラザーズ・スタジオ内でした。

拘置所

Film Location


ここはワーナーブラザーズ・スタジオ内ではありますが、スタジオツアーでも一般人が行けないようなオフィス区域になり、3つのオフィスのビルとビルの間を使って、拘置所に見えるようにうまく撮影されていました。

A.

そのスタジオ内の3つのビル(No.4,76,91)の風景の背後に、イリノイ州にある旧ジョリエット刑務所の監視塔(後述)の画像を合成して、拘置所感を演出しています。

B.

デレク・リースが護送車に乗り込むシーンも同じ場所で、カメラの向きを変えて、撮影されていました。


2つのシーンの位置関係をまとめると、上図の通り。上のAとBの位置から撮影されています。ワーナーブラザーズ・スタジオは、それぞれのビルに「Buiding No.」(ビルディング・ナンバー)がふられていて、このシーンでは、Building 91,Building 76,Building 4の3つビルに囲まれた、Lot V(バックロットV)と呼ばれるエリアを拘置所に見立てて撮影されていたことになります。


各ビルの側面にはビル番号が書かれたボードが貼られていて、エリソンが階段を駆け下りる際、「Building 91」の表示が見えていました。

背景にある監視塔

上のワーナーブラザーズ・スタジオのオフィスの背景に合成されたのが、イリノイ州にある、今は使われなくなった刑務所の監視塔の写真。

Film Location


1858年に開所、2002年に閉鎖されたジョリエット刑務所。全体的にはイギリスのロンドン塔に似ていて、ロンドン塔を低層化したような感じ。四角形の敷地を壁で取り囲み、その四隅にチェスの駒に出てきそうな監視塔を配置しています。見学ツアーで刑務所館内を見て回ることができます。

雰囲気があるので、いろんな映画やドラマで使われていて、映画『ブルース・ブラザース』や『プリズン・ブレイク』などでも使われているようです。

ここの監視塔がワーナーブラザーズ・スタジオと合体して、拘置所が仕上がっています。背景に別の場所の建物を合成する手法は、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」では、キャメロンがLA交通管理網に侵入した信号機のシーンや、貸金庫型タイムマシーンの銀行のシーン、T名物タイムトラベル到着地点が道路の元祖のシーンでも使われていました。

この拘置所シーンの見所

デレクがカイル・リースの兄弟であることが判明

それまでデレク・リースは謎の人物として登場してましたが、この拘置所内の面会シーンで、初めてこの人物がデレク・リースという名前で、カイル・リースの兄であることが判明します。

珍しいサラ・コナーのスーツ姿

この拘置所のシーンでは、サラコナーの最初で最後?のスーツ姿が見られます。(後話のDAKARAのシーンでは、ドレッシーな正装姿は見られましたが、スーツ姿ではありませんでした。)

拘置所に入る時に、入り口付近で電話しながら、拘置所から出てきた人物のカバンについていた身分証?入館証?をすれ違いざまクスねて、それを使って拘置所に入るサラコナー。(そんなんで入れるのか?という気もしますが。)

この場面でのサラ・コナーが装った身分が不明ではあるのですが、留置された人間に早々に面会できるのは弁護士ぐらいなので、おそらくサラコナーは(服装からも)弁護士を偽装したのだと思われます。


# Terminator Sarah Connor Chronicles 105 jail prisons filming location

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