ジェームズ・エリソンの元妻ライラの家

サラコナークロニクルズ ロケ地

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同じFBIに勤める、ジェームズ・エリソン捜査官の元妻、ライラ(Lila)の家。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第7話「ナブルスの兄弟 / Brothers of Nablus」)

そのライラ・エリソンの家のロケ地はこちら。

Lila Ellison's House

Film Location



FBIを離職する前に、郷愁の念にかられ、自分と元妻ライラが住んでいた家を見に来たジェームズ・エリソン。離婚後、家はライラに譲ったようです。ライラはすでに新しいパートナー、Paul(ポール)とこの家で生活しています。その様子を車の中からうかがう際に、ライラの家の外側の一部がチラっと見えるので、ここがワーナーブラザーズ・ランチ・ファシリティーズのバックロットで撮影されたことがわかります。

似たような家屋が多い、ワーナーブラザーズ・スタジオやワーナーブラザーズ・ランチ・ファシリティーズですが、実際は微妙に1軒1軒違っていて、例えば上の家屋では、出窓の上の屋根の形状や、出窓右側のドアの位置や天戸の形状などが他のバックロットと違う、という特徴があり、識別できます。

このライラの家のシーン関連の見所・解説

ジェームズ・エリソンとライラの関係性

離婚後のジェームズ・エリソンとライラの関係性を知るには、上のライラの家の前の車のシーンよりかは、
  • シーズン2第4話「アリソン / Allison from Palmdale」でのFBIオフィスでの2人の会話 や、
  • シーズン2第13話「エイブラハムのブログ / Earthlings Welcome Here」でのエリソンと牧師との会話

の内容のほうが、よくわかります。

シーズン2第4話では、キャサリン・ウィーバーからオファー(ヘッドハンティング)を受けたジェームズ・エリソンが、ライラにオフレコでキャサリン・ウィーバーの(犯罪履歴等)身元調査を依頼するシーンがあります。そこで、
  • この2人がすでに離婚していること
  • ライラは新しいパートナー、ポールと旅行でアフリカに出かけたこと(おそらく新婚旅行)
  • かといって、ジェームズ・エリソンとライラの関係はそこまで悪いというわけではないこと
  • ライラはまだ「エリソン」という姓(ビジネスネーム)を名乗って仕事を続けていること

・・・などが明かされています。

エリソンはなぜ離婚したのか?

なぜ離婚したかについては、シーズン2第13話「エイブラハムのブログ / Earthlings Welcome Here」でのエリソンと牧師との会話で語られています。
She wanted to wait until she made it through Quantico. I agreed.
She graduated September 1st,2001. We started trying in earnest that very night.
Ten days later・・・September 11th.
She decided she didn't want to get pregnant anymore. But she already was.
I didn't find out until after she had terminated it.
ライラがクアンティコのFBIアカデミー(連邦捜査局の法執行研修所)を卒業するまで待った。
彼女が2001年の9月1日に卒業し、私たちは毎晩、子作りに励んだ。その10日後・・・9.11同時多発テロが発生した。
ライラは子どもを作らないことに決めた。しかし、その時彼女はすでに妊娠していた。それを私が知ったのは、彼女が中絶した後だった。

ということで、ジェームズ・エリソンとライラの離婚の原因は、9.11同時多発テロの影響による「中絶」が大きな一因になっていたようです。ジェームズ・エリソンの信仰心が厚い、というのもあるのでしょう。 

その後、ジェームズ・エリソンはこのFBIのSWAT部隊が放り込まれたプールにて、ターミネーター(クロマティ)という存在に遭遇したことで、自分の信念、価値観、宗教観などすべてが揺らいでしまい、それがFBI退職へとつながっていくことになります。

エリソンはシーズン2第8話で、サラコナーに向かって、
I lost a lot when you died the first time. My marriage. My career.
(君が1度目に死んだ時、俺は仕事も家庭も失った。)
とも言っています。

脇役も良い人が多いサラ・コナー・クロニクルズ

このライラ役のFay Wolf(フェイ・ウルフ・・・女優でもあり、シンガーソングライターでもある)もそうですが、サラ・コナー・クロニクルズは脇役にも味がある人が多いように感じます。
ジェームズ・エリソンも誰が演じるかで、作品全体の印象が大きく変わってきたはずですが、リチャード・T・ジョーンズ(日本・兵庫県神戸市生まれ)が演じて正解だったと思います。彼が演じたことで、落ち着きと柔らかさ、思慮深さなどがうまく演出されていました。 

「未来からやってきたターミネーター」に関わり、人生が狂ってしまった人は、主要登場人物以外にも大勢います。サラ・コナー・クロニクルズでは、そんな脇役的なキャラクターにも少し焦点を当て「ドラマ」を展開していっています。

# Terminator Sarah Connor Chronicles Richard T. Jones

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