Safari Inn 前の道路を運転するジョン・コナー

サラコナークロニクルズ ロケ地

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「アリソン・ヤング」モードから戻ったキャメロンをこのジョディとキャメロンが侵入した家からピックアップしたジョン・コナーが、サラ・コナー宅への帰路で通った道路。その背景には有名なモーテルのネオンが映っていました。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第4話「アリソン / Allison from Palmdale」)

そのジョンが運転する車が通過したモーテルがある通りのロケ地はこちら。

Safari Inn

Film Location


車内で会話をするジョン・コナーとキャメロン。このサファリ・インのモーテルのネオンが映る直前には、マクドナルド(1701 W Olive Ave)のネオンも映っていました。つまり、キャメロンを乗せたジョンは、West Olive Ave.(ウェスト・オリーブ・アベニュー)を北東から南西へ向かって運転しており、そのまま真っすぐ南西へ進んでいくと、ワーナーブラザーズ・スタジオに到着します。

こういうちょっとした車内での会話のシーンなどは、ワーナーブラザーズ・スタジオがあるBurbank(バーバンク)周辺で撮影されていることが多いです。

このSafari Inn のシーンに関する見所・解説

Get Out of Jail Free (無罪放免)

このシーズン2第4話は、前半と後半が「get out of jail free (無罪放免)」で韻を踏んで締めくくられています。

(冒頭)警察官:This is your last “get out of jail free”.
「無罪放免はこれが最後だぞ。」
(最後)キャメロン:That was my last “get out of jail free”.
「無罪放免はこれが最後。」←上のジョンとの車内での会話にて

get out of jail free(刑務所から解放される)」とは、あの「人生ゲーム」のようなゲーム「モノポリー」の中で登場するお助けカード「get out of jail free card」(無罪放免カード)のこと。


転じて、一般の日常生活では「望ましくない状態から抜け出ること」を意味する代名詞となっています。

つまり、
  1. 警察の留置所に入れられて解放されたことと、
  2. キャメロンが望ましくない状態(「アリソン・ヤングに先祖返りした状態」)から脱したこと
の2つを引っかけた言葉遊びとなっています。

キャメロン・フィリップスの名前の由来

さらにここでサラ・コナー・クロニクルズ製作陣が、ゲーム「モノポリー(Monopoly)」を出してきたのには、秘められた重要なワケ(遊び)があります。

モノポリーゲーム「モノポリー」の前身母体となったのが、1904年の「The Landlord's Game」(地主ゲーム)というゲームですが、そのゲームの開発者(inventor)が、Elizabeth J. (Magie) Phillips(エリザベス・J.マギー・フィリップス)という女性です。

実はキャメロン・フィリップスの「Phillips」はこの女性に由来しているのです。

キャメロン・フィリップスの「キャメロン」のほうは、もちろん、ターミネーターの開発者(inventor)である、ジェームズ・キャメロン監督に由来したものであることは、DVDのコメントでも製作者が言及しています。

つまり、このアリソンの章(シーズン2第4話)は、キャメロン・フィリップスの起源「アリソン・ヤング」と併せて、名前の起源も視聴者が楽しめるような作りになっているわけです。


そして「ターミネーターの開発者」と「モノポリーの開発者」という2人の開発者にちなんだキャメロン・フィリップスというキープレーヤーが、人類・スカイネット・サイボーグレジスタンスの3点(3極)が繰り広げる「陣獲り合戦」(モノポリー)の中を進んで行くロールプレイングゲーム・・・というのが「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」の基本構造になっています。

有名なSafari Inn (サファリ・イン)

ちなみにこのモーテル・Safari Inn (サファリ・イン)ですが、映画のメッカ、バーバンクにあるだけあって、かなりいろいろな映画に登場します。

例えばクリスチャン・スレーター主演でブラッド・ピットなども出演している映画「トゥルー・ロマンス」には大体的に登場しますし、その他、映画「アポロ13」にもちらりと登場します。

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