T1・AMTハードボーラーへのオマージュの家

サラコナークロニクルズ ターミネーター ロケ地

t f B! P L


マーティン・ベデルという少年が自宅でTVゲームをしていると、ターミネーターがやってきて、名前を確認したあと、突然、銃を発砲します。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第5話「永久に別れを / Goodbye to All That 」)

そのマーディン・ベデル少年が住んでいた家のロケ地がこちら。

Martin Bedell House

Film Location


ワーナーブラザーズ・スタジオの少し北側にある、ワーナーブラザーズ・ランチ・ファシリティーズのバックロットが使われています。スタジオよりもランチのほうが、広々とした作りになっていて、道路でのアクションシーンなどは、ランチのほうが撮影しやすいようです。

ただ、この家屋、模型が作られるほど↓
https://www.hobbytalk.com/threads/movie-house.596260/
いろいろな映画やドラマで使われているわりには、家の前半分しかないハリボテで、後ろからみるとまるで廃墟のような悲惨な作りになっていることでも有名なバックロット(セット)家屋でもあります。

このマーティン・ベデルの家のシーンの見所・解説

T1の設定のオマージュ

映画「ターミネーター1」(T1)では、未来でスカイネットの脅威となる「サラ・コナー」という名前の女性が、未来からやってきたターミネーターによって、電話帳の記載に沿って次々と暗殺されていきます。


この「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第5話「永久に別れを / Goodbye to All That 」でも、同じく未来でスカイネットの脅威となる「マーディン・ベデル」という人物が次々と暗殺される、というT1へのオマージュ仕様となっています。

冒頭のほうでデレク・リースとサラ・コナーの会話で、T1の時「サラ・コナー」という名前の人間が「標的のサラ・コナー」にたどり着くまでに何人殺されたか?がネタになっており、T1のストーリーをベースに、このシーズン2第5話も展開していきます。

最初のマーティン・ベデル邸

その3人のマーティンベデルのうち、最初にねらわれたマーティン・ベデルは、休日だったのか自宅の庭でバーベキューをしている時に、突然、「マーティン・ベデルか?」と尋ねられてターミネートされ、新聞に載ることになってしまいました。その最初のマーティン・ベデルのお宅のロケ地はこちら。



こちらもワーナーブラザーズ・ランチ・ファシリティーズ内のバックロットで、上述のマーティン・ベデルの家屋の斜め前にあります。この家屋の隣にあるプールは、このFBIのSWAT部隊が放り込まれたプールの水中シーンが撮影されたプールでもあり、また後にジェシーが寝転んで日焼けを楽しんでいたホテルのプールとしても撮影に使われています。

このシーン、マーティン・ベデルがバーベキューを焼いている間、犬が吠えているのが聞こえるという細かい演出(ターミネーター接近の証)がなされています。

T1のサラ・コナー宅のオマージュ

ドア越しに「マーティン・ベデル?」と尋ねて、いきなり銃(レーザーサイト付AMT ハードボーラー ロングスライド)を発砲するのは、このターミネーター1のサラ・コナーの家のその後で言及した「人違いサラ・コナー」宅のシーンへのオマージュとなっています。
レーザーサイト付AMT ハードボーラー ロングスライド だけでなく、ターミネーターが着ている服も、T1でT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)が着ていたミリタリージャケットを彷彿させるものになっています。


但し、AMTハードボーラーのレーザーサイトのアタッチメントは、ご当時物を調達できなかったのか、少し後ろにズラすという苦肉の策で装着せざるをえなかったようです。

T2のサラ・コナーへのオマージュ

さらに、映画「ターミネーター2」(T2)へのオマージュが続きます。

サラ・コナーが助けたマーティン・ベデル少年を追いかけて、ターミネーターT-888が車の屋根に飛び乗ってくるのですが、そのT-888をサラ・コナーがショットガンで吹き飛ばします。そのショットガンが、T2でサラ・コナーが使って「サラコナー撃ち」で有名になったレミントンM870(フォールディング・ストック)で、T2のオマージュとなっています。


サラ・コナーといえばこのレミントンM870(フォールディング・ストック)で、「サラ・コナー・クロニクルズ」でもシーズン1の第1話のクロマティが感電したサラ・コナーの家から、マウストラップの鉄塔爆破で破壊された廃屋その他随所でこのレミントンM870(フォールディング・ストック)を使っており、T2でのサラ・コナーへの敬意表明が感じられます。

未来でも Xbox 360

自宅でマーティン・ベデル少年がやっていたTVゲームが Xbox 360 で、耳にはワイヤレスヘッドセットを付けていましたが・・・


実は、未来でも人類抵抗軍の潜水艦の乗組員であるDietze(ディエッツ)兵士が、耳に装着していたのが、Xbox 360 の ワイヤレスヘッドセット でした(シーズン2第19話)。

サラ・コナー・クロニクルズおなじみの物件

このマーティン・ベデル少年の家は、かつてシーズン1で、


としてサラ・コナーによって燃やされた家屋です。かつ、サラがベデル少年を連れて車に乗り込む際にチラリと映っていた、この家の左隣りの三角屋根に丸窓が印象的な家屋は、


としても「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」では撮影に使われていました。


ちなみに、マーティン・ベデル少年が乗った車を追いかけるターミネーターの前方彼方には、キャメロンがロサンゼルスを停電させたビスタ・テラス発電所のロケ地として使われた、大きなパラボラアンテナが映っていました。

ワーナーブラザーズ・ランチのこうした設備は、なかなか一般人が見ることができないので、ある意味、貴重な映像をサラ・コナー・クロニクルズでは見ることができます。

# Terminator Sarah Connor Chronicles 205 parabolic parabola antenna

QooQ