金欠のジョディに連れられて、この涙を流した更生保護施設の後、キャメロンが押し入った家。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第4話「アリソン / Allison from Palmdale」)
この家のロケ地はこちら。
The House Jody and Cameron Broke into
Film Location
- Warner Bros. Ranch Facilities(Blondie St. 88)
- 411 N Hollywood Way, Burbank, CA 91505 U.S.A.
- 座標: 34°09'26.0"N 118°20'38.2"W
34.157209, -118.343943 - URL: https://studiooperations.warnerbros.com/blondie-st/
ワーナーブラザーズ・スタジオの少し北側にある、ワーナーブラザーズ・ランチ・ファシリティーズのバックロットが使われています。
ジョディはこの家の金庫にある金品を盗んでは生活の足しにすることを生業としており、以前は入口の郵便受けに隠してある合い鍵で侵入していたようです。
ジョディは次から次へと口から出まかせを言うので、結局、この家が「ジョディが昔ベビーシッターとして働いていた家」なのか「自分の家」なのかはっきりはしませんが、おそらく前者が正解だった模様です。
この家に関する見所・解説
デレクとカイル・リース兄弟が野球をしていた場所
この家の庭は、審判の日にデレクとカイル・リースが野球をしていた場所でもあります。ということは、もし裏設定があるとすれば、デレクとカイル・リース兄弟の家にジョディとキャメロンは侵入した、ということになります。ジョディがベビーシッターしたのは幼少期のカイル・リースだったのかもしれません。
「リーサル・ウェポン」の家
この家屋はメル・ギブソン主演の刑事映画『リーサル・ウェポン』(Lethal Weapon)のロジャー・マータフ刑事(ダニー・グローヴァー)の家として有名です。『リーサル・ウェポン2』ではトイレに仕掛けられた爆弾で爆発し、『リーサル・ウェポン4』ではジェットリー演じる敵役に火をつけられ全焼した家です。
その後、リノベーションされ、基本的な家屋の形は以前と同じですが、向かって右側に三角屋根と丸窓が付けられました。
隣家も有名
さらに、この家屋の右側(西側)に隣接する家は、1960年代のドラマ『奥さまは魔女』(Bewitched)の家で、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」では、- サラ・コナーが燃やしたターク開発者アンディ・グードの家
- ターミネーターにねらわれた子どものマーティン・ベデルの家(T1・AMTハードボーラーへのオマージュの家)
そして向かって左側(東側)の家屋は、
のロケ地として使われていた家屋です。
子どものマーティン・ベデルを救出した際は、追いかけて車に飛び乗ったターミネーターT-888を、この「ジョディとキャメロンが侵入した家」の前の道路で、サラ・コナーがご愛用のショットガン(レミントン M870 Extended Magazine and Folding Stock)で吹き飛ばしています。
その他、『グレムリン』でギズモを飼ったビリーの家やフッターマンの家、「グレムリンが飛び込んで増殖したプール」など、何十年も前から数々の映画やドラマで使われ続けている歴史ある家屋群を、このワーナーブラザーズ・ランチでは眺めることができます。
アリソン・ヤングは死んではいない?
アリソン・ヤングが生きている理由1
この家への侵入後は、未来のシーンとシンクロしながら展開します。- 現代ではジョディが首をつかまれ、グキッという音がして倒れ動かなくなり
- 未来ではアリソン・ヤングが首をつかまれ、グキッという音がして倒れ動かなくなり
ますが、結局、ジョディは死んでいませんでした(その後ジョディはシーズン2第7話にも登場して、クロマティをキャメロンがアリソン・ヤング化したスーパーマーケットに連れていった後、クロマティがキャメロンを探し回った住宅街にて車外に放り出されます)。
そして首は絞めたが実は死んではいないことを、
Apparently NOT.「明らかに死んでいない。」
とキャメロンは強調して(強い口調で)言い切っています。
そのため、アリソン・ヤングは未来でキャメロンに殺されたのか?というと、殺されていない(アリソン・ヤングは生きている)ことがわかります。
アリソン・ヤングが生きている理由2
その他にも殺されていない理由として、アリソン・ヤングが「ノアの箱舟」に選ばれた民である点も挙げられます。You were chosen, Alison. Not just by John Connor. By us.
アリソン、あなたは選ばれた。ジョン・コナーからだけでなく、我々からも。
このシーズン2第4話は、アリソン・ヤングばかりに注目がいきそうですが、実は同時に、人類を絶滅から救おうとする「第三勢力(サイボーグ・レジスタンス)の登場」も描かれていました。アリソン・ヤングとキャメロン・フィリップスの紹介が同時進行で進んでいっています。
→詳細:【解説】創世記とターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ
そして最終話、未来にに到着した最後のシーンで、ジョン・コナーを導く者として、アリソン・ヤングが登場し、「救世主」としての「ジョン・コナー」が未来で始まることになります。
→詳細:最終話最後に登場した女性はキャメロン?アリソン?
尚、このシーズン2第4話は、インタビューでサマー・グローが一番好きなエピソードとして挙げています。
このジョディとキャメロンが侵入した家を後にして、場面はSafari Inn 前の道路を運転するジョン・コナーのシーンへ移ります。
【この「ジョディとキャメロンが侵入した家」シーンの出演者】
- Jody(ジョディ)・・・Leah Pipes(リー・パイプス)
- Cameron Phillips(キャメロン・フィリップス)・・・Summer Glau(サマー・グロー)
- John Connor(ジョン・コナー)・・・Thomas Dekker(トーマス・デッカー)
# Terminator Sarah Connor Chronicles 204 Alison Allison Young