ターミネーターの意味・漢字・3つに分解

ターミネーター

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ターミネーターの意味
「ターミネーター」という単語で検索してみると、検索結果の並列キーワードに「意味」が出てきます。
ターミネーターの検索結果
これは「ターミネーター 意味」で検索している人が多い、つまりターミネーターという単語の意味を知らない、意味を知りたがっている人が結構いる、ということを意味しています。

そこで「いまさら感」はありますが、「ターミネーター」という単語の意味を振り返ってみます。

ターミネーターの意味

漢字で書くと「終結者」

ターミネーターという単語の意味ですが、まず、漢字で書くと分かりやすいです。

漢字では、ターミネーターは「終結者」と書きます。「終結者」とは文字通り、「終結させる者、終わらせる者、「終わり」に「結びつける」者=終わりをもたらす者」という意味です。

「終結者」という意味は、

  • (与えられた任務・指令を)終わらせる者
  • (転じて)人の命を終わらせる者・・・暗殺者・必殺仕事人

という意味が込められています。

ちなみに中国語も同じで、中国でターミネーターの映画が公開されるときは、ポスターなどのタイトルが「終結者」となっています。

なぜ「終結者」という訳(漢字)になるかは、以下の通り、元の英単語を分解することで分かります。

英単語「terminator」は3つに分解できる

ターミネーターという単語は英語で書くと terminator となります。

この terminator という1つの単語は、3つに分解できます。

termin + ate + or

それぞれの意味や働きは以下の通りです。

termin(期間・区切り・終わり) + ate(~させる) + or(者・人)

3つに分解した、それぞれのパーツの意味・働きは以下の通りです。

termin

terminという語句は、ラテン語の terminus から由来しており、「期間」や「区切り」「終わり(終点)」「境界を設ける」「限界を置く」「期間(を区切る)」「終わらせる」といったニュアンスを持った単語です。

我々日本人も、日常でこの単語(派生語)を使っています。例えば、

  • terminal(ターミナル)・・・終点。始発点。「バス・ターミナル」「ターミナル駅」など。
  • term(ターム)・・・学校の「学期」のことを、1st term (1学期)、2nd term(2学期)と言います。「期限」のことをタームと言い、ビジネスでよく使われています。

-ate

真ん中の ate という文字は、接尾辞「-ate」で、「~にする/させる」という意味を持っています。

termin(終わる・区切る) にくっつけば、termin + ate = terminate(ターミネート)で、「終わらせる/区切らせる」という意味(動詞)になります。

「ターミネーター1」の最後のほうでサラ・コナーがターミネーターT-800をプレス機で押しつぶす際、"You are terminated."とこの動詞terminateを受身形にした決め台詞を吐き、また「ターミネーター3」のクライマックスでも、シュワちゃんT-850が、敵方T-Xを道連れにする際、同じく"You are terminated.(お前はターミネートされた。)"と決め台詞を使っていました。

-or

最後の or というのは、「人・者」化するときにつける文字です。単語の末尾に -or や -er を付けることで「人」化(~する人、~する者、~マン)することができます。

例えば、

【-or が付く単語】
  • collector(コレクター)・・・コレクト(collect)する人(-or)=収集家
  • advisor(アドバイザー)・・・advice(アドバイス,助言)する人(-or)=助言者
  • director(ディレクター)・・・direct(ディレクト,編集,指導,管理)する人(-or)=監督,管理者
  • creator(クリエイター)・・・create(クリエイト,創造,創作)する人(-or)=創作家
  • counselor(カウンセラー)・・・counsel(カウンセリング,助言,相談)する人(-or)=助言者,相談相手

など、我々の日常には、-or が付いた「人を表す」カタカナ英語がたくさん存在しています。

ちなみに ate の末尾の e は、or とくっつく際に、母音が続くので 省略(消滅)されます。
ate + or = ateor → ator

「終結者=終+結+者」と漢字が複数の意味の組み合わせで成り立っているのと同じで、英語もそれぞれ意味を持つ複数のパーツの組み合わせで成り立っているので、英語が苦手な人は、英単語を分解するところから始めてみるのも面白いかもしれません。単語の理屈を知ると、覚える必要がある単語数も少なくなるというメリットがあります。

以上、Terminator(ターミネーター)という単語の意味と解説でした。

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