「ターミネーター展」では水中専用ターミネーターであるHydrobot(ハイドロボット)も展示されていました。
このハイドロボットも「ターミネーター4(サルベーション)」でしか登場しない固有機種であるため、今後も一般に公開される機会はほとんどないでしょう。ターミネーター展ならではの稀有な展示です。
【T4のハイドロボット登場シーン】
水中にウジャウジャいる感じです。人型ターミネーター(T-600やT-800)などは泳げない(重くて水中では沈んでしまう)ため、スカイネットは水中専用ターミネーターとしてこのハイドロボットを開発しました。
顔(?)の部分には、鋭い触手のようなものが6本付いていて、その中央には、スクリューが。「ターミネーター4」では水中を蛇のようにくねくねと猛スピードで泳ぎながら、次々とジョン・コナーやヘリのパイロットら人類抵抗軍に襲いかかります。
Hydrobot(ハイドロボット)の骨格(胴体部分)。ゴツゴツ角ばっているので、どこをつかんでも怪我しそうな感じがします。尻尾は巨大な注射針のようになってます。
全体的に、映画「エイリアン」シリーズでおなじみの「フェイスハガー」に似ているような気がします。
こういう形のモノは、人間の深層心理に恐怖を与える普遍的な要素があるのでしょうか。
水とターミネーター
ターミネーター・シリーズに出てくる水に関するネタを少しまとめてみました。やはりエンドスケルトン系(骨格を持つ)のターミネーターは泳げない(重くて沈んでいく)ようです。海底に沈んでいくT-888
「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ(Sarah Connor Chronicles;TSCC)」のシーズン2のエピソード3(第三話)で、サンタモニカ・ピアで海に飛び込んだジョン・コナーを追いかけて、海に沈んでいったターミネーター・クロマティ。ターミネーター(T-888型)は泳げない(重すぎて沈んでいく)ことを改めて露呈しました。海底に沈んでいく時に光る赤い目が印象的でした。その後、クロマティ(T-888)は海底を歩いて浜まで上がってきました。
→ジョン・コナーが海に飛び込んだサンタモニカ・ピア
I don't swim!(キャメロン)
上述のサンタモニカ・ピアでの追跡シーンで、海に落ちて浮かびながら、“Help!”と叫ぶジョン・コナーに、ターミネーター・キャメロン(Summer Glau)の一言“I don't swim !”が笑えました。深海を泳ぐ液体金属T-1001
泳ぐターミネーターといえば、ターミネーター サラコナー・クロニクルズ(TSCC)シーズン2第19話の潜水艦のシーンで、深海を泳ぐターミネーター(液体金属T-1001)を見ることができます。アメリカ原子力潜水艦「ジミー・カーター SSN-23」の爆発から逃れ、ウツボや海ヘビのような形に変形させて、深海を難なく泳いでいきます。
泳ぎ方や形が、ターミネーター4のHydrobot(ハイドロボット)に似ていますが、もしかしたらT4のハイドロボットは、このサラ・コナー・クロニクルズのT-1001からインスピレーションを得たのかもしれません。
ちなみにT-4でも潜水艦は出てきましたが、ターミネーター・シリーズで最初に潜水艦が登場したのはサラ・コナー・クロニクルズでした。