こちらのターミネーター展の展示会場に入場すると、未来の核戦争下の環境をテーマに全体的に暗く(黒く)してある館内の中、まず、T-800とT-Xの1/4スケールぐらいのフィギュアがお出迎え。
おそらくですが、入り口に展示されていたのは市販されているこの(↓)クォータースケールのフィギュアと同じものと思われます。
等身大のT-800だとさすがに持て余してしまいますが、1/4スケールのフィギュアであれば、自宅でも楽しめそうです(1/4といっても結構、大きいですが)。
レアなT-700
さらぶ通路を進むと、真っ暗な通路沿いの壁にT-700のエンドスカルが金網の中にずらりと並び、(T-700のリアルサイズのエンドスカルを見れたのも貴重かもしれません。ターミネーター4では目立たない存在でしたが、T-700もたくさん画面には映っていたんですね。)
つきあたりのコーナーにはプラズマ・ライフルを構えた等身大T-800が、核戦争下の荒廃した街のセットの中でお待ちかね。
会場中央部には、「仮面ライダー全員集合!」のごとく、各作品に登場した等身大のターミネーターが展示されていました。
それぞれバラバラにイベントに登場することは よくありますが、全員集合は珍しいですね。
主役はT-800
展示物の主役はやはりT-800で、エンドスカルの頭部だけのものや、等身大のシュワちゃん人形などいろいろなバージョンが展示されていました。T-800 上半身
T-800の足・ふくらはぎ・ひざ
T-800(正式名称:Cyberdyne Systems Model 101 Series 800 Version 2.4)は人間生活に潜入し、潜伏して暗殺する用に作られたインフィルトレーターなので、足の指も一本一本独立して動かせるようになっている構造で、近くでみるときめの細かさに感心します。
機能性を追究していくと限りなく人間の体に近い、美しい、無駄のない形になっていくんですね。かなり考えられた構造になってます。
T-800の「あの手」
T-800の手。「ターミネーター1」で1984年に残されてしまったこの手とチップの破片が「ターミネーター2」へと発展し、大変なことに。
「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」でもこの手のネタをオマージュにして、同型T-888の失われた手をキーにして展開するエピソードがありました。
→「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第7話「神の手(The Demon Hand)」参照。
T-800のエンドスカル(頭部)
「ターミネーター2」の炎のシーンで、実際に撮影に使われたというT-800のエンドスカルも展示されていました。
ちなみに、T-800型エンドスカル、ターミネーター展の売店でもレプリカが74000円で売ってました。通販でも買えることがあるようですが、品薄なことが多いようです。
撮影方法
それ以外にも、通常はなかなか見られない特殊メイクの過程やら、苦心した撮影風景などがターミネーター展では確認することができました。
ターミネーターの撮影もなかなか大変そうです。
撮影中下から人間が背負って操作したり、上から操り人形のようにピアノ線でマネキンを吊り下げて動かしたり・・・今でこそオールCGで可能ですが、ターミネーター2が撮影された1990年代は、まだアナログとデジタルが半々ぐらいでした。
それでも当時のリキッドメタル(液体金属)T-1000型の撮影技術は今でも強烈なインパクトを残す すばらしいものでした。
ターミネーター展、来展者数は10万人を超えたようです。
日本で開かれたのもやはりターミネーター・シリーズの全興行収入が世界の30%を日本が占めているからかもしれません。それなりの需要を見越してのイベントだったのでしょう。
館内は「ターミネーター2のテーマ」1曲が何度も繰り返し流されていました。
そういえば、ターミネーター展ではT-1000の展示がなかったのがちょっと残念でした。
※その他のターミネーター展示の展示物はこちら→ターミネーター展
# T展 Terminator Exhibition