この方法により、「ニューフェイト」にて失われたジョン・コナーやサラ・コナーの名誉も回復します。
その楽しみ方は以下の通り。
※「ターミネーター：ニュー・フェイト」の背景を以下のように補足します。
「ターミネーター：ニュー・フェイト」を「サラ・コナー・クロニクルズ」の続編として楽しむ方法
（「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」最終話にて）未来へ飛び立ったジョン・コナーと、現代に残ったサラ・コナー。
ジョンと離れ離れになった後、サラ・コナーは悪夢にうなされるようになった。
（ちなみに「ターミネーター2」の頃からサラコナーが見る悪夢は深刻な傾向があった。）
その悪夢とは、南米グアテマラのリビングストン滞在時に、T-800にジョン・コナーが殺される・・・というもの。
未来へ飛び立った（独り立ちした）ジョンコナーの喪失感から、サラコナーは、いつしかその悪夢が現実だったと信じ込むようになる。
また、ジョンが死んだとしたほうが、結果、ジョンを守ることにもつながるとの思いが、その妄信を強くさせていった。（実際、このキャメロンが襲撃しサラコナーを救出したLA拘置所のシーンでも、サラコナーはFBI捜査官に"My son is dead."「息子は死んだ。」と言い張っています。）
一方、未来に到着し、突如現れた人類の「救世主」として、ターミネーターを捕獲し再プログラムするなどの手法で、戦況を著しく改善していっているジョン・コナーだが、戦いはそう簡単には終わらない。
現代に残したサラコナーのことを不憫に思ったジョン・コナーは、サラの守護者として、捕獲してリプログラムしたターミネーターT-800（カール）を一体、現代に送ることにした。
しかし、T-800を直接サラの元に送ると、精神的に不安定なサラが、過去のトラウマから過剰反応してさらに症状を悪化させかねない。
そのため、ジョンはそのT-800カールをサラから距離をとりつつも、サラを見守る任務に就かせることにした。具体的には、T-800が現代到着後、レジスタンス側の協力者の女性とその子どもと家族を装いながら潜伏させ、サラ・コナーを遠くから見守りつつも、サラに「生き甲斐」を与えること。
「生き甲斐」とは、ターミネーター退治のこと。戦うという経験を積ませることで、サラコナーはその悪夢に打ち克ち、健全さを維持することができると考えたからだ。
（癌発症が心配されるサラコナーゆえに、戦いでのアドレナリンの分泌は癌細胞にも効くのでは、という目論見もあり。）
もちろん、いざサラがターミネーター退治の際に危機に瀕した時のために、カールは密かにバックアップ体制は取っていた。
また、ジョンコナーは、カールが万が一、サラに遭遇した時は、サラの話に合わせるようにプログラムしていた。サラの精神状態を悪化させないために。
そのため、サラが「お前がジョンを殺した。」と言えば、そのことを否定せず話を合わせ、大概のサラの発言は受け流すようにプログラムされていた。
そんな折、ジョンコナーがいる未来（2027～2029年）とは「別の未来/さらに先の未来」（2042年）から現代（2020年）へ、Rev-9とグレースがやってきた・・・。
（→以降『ターミネーター：ニュー・フェイト』本編へつながる。）
共通点「ジョシュ・フリードマン」
以上が「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」の続編（シーズン3？）として、映画「ターミネーター・ニューフェイト」を楽しむ「妄想」です。少し「ニューフェイト」の解釈を変えるだけで、「サラ・コナー・クロニクルズ」と連結させることができます。
こじつけ感はありますが、そもそも「T-800の老化設定」や「ROMであるはずのT-800の（人類側への）自発的寝返り設定」「有機体しかタイムトラベルできないはずなのに未来から液体金属がバンバンやって来ている」なども無理がありすぎるので、ターミネーター作品に「こじつけ」や「無理」は付き物と理解しています。
ちなみに「サラ・コナー・クロニクルズ」の製作総指揮は Josh Friedman（ジョシュ・フリードマン）で、彼は「ターミネーター：ニュー・フェイト」の脚本にも携わっています。
「ニュー・フェイト」を観て、二重三重に意味を含ませる彼の性格からして、もしや「サラ・コナー・クロニクルズ」の続編として楽しめるように「ニュー・フェイト」を作ってあるのでは・・・と隠しメッセージが仕込まれているように感じました。
# Terminator Dark Fate (New Fate) as the sequel of Terminator Sarah Connor Chronicles season3 シーズン3
