未来からタイムトラベルで負傷兵が到着した路地

サラコナークロニクルズ ロケ地

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未来からやってきた負傷したヒューマン・レジスタンス(人類抵抗軍)の兵士(名前はWells/ウェルズ)がタイムトラベルで到着した路地裏。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第2話「原子力発電所 / Automatic for the People」)

この路地のロケ地はこちら。

The Alley where Future Wounded Soldier Arrived

Film Location

  • Warner Bros. Studios (Backlot) "Hennesey Street"
  • 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
    URL:https://studiooperations.warnerbros.com/hennesey-st/
  • 座標: 34°09'01.6"N 118°20'11.1"W
    34.150431, -118.336407

  • Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
    URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/


ここは数々の映画やドラマの撮影でよく使われる路地裏のセットなので、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーでも、必ずといってもいいくらい訪れる場所です。

そして毎回、「ここは映画スパイダーマンが逆さになってキスをしたあの有名なシーンが撮影された場所ですよ~。」とツアーガイドが説明します。

「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」で負傷兵がタイムトラベルで到着した地点が、ちょうどその映画「スパイダーマン」のキスシーンと同じ場所(1m隣くらい)で、写真右側の非常階段のすぐ後ろ側が、その場所になります。

この路地裏のシーンの見所・解説

T1のカイル・リース到着シーンのオマージュ

「サラ・コナー・クロニクルズ」のこのシーンは、観ての通り、タイムトラベルのエネルギー・バブル(光の球体)の隣りにホームレスが寝転んでいたり、到着した兵士がそのホームレスのズボンを奪う・・・という映画「ターミネーター1」のカイル・リースの到着シーンとそっくりに作られており、T1へのオマージュ仕様となっています。

兵士の名前 Wellsの由来は

この未来からやってきた負傷した兵士の Wells(ウェルズ)という名前は、The Time Machine (1895) 『タイム・マシン』やThe War of the Worlds (1898) 『宇宙戦争』を書いたSF作家、H. G. Wells(ハーバート・ジョージ・ウェルズ)にちなんでいると言われています。


H. G. ウェルズのSF小説 The Time Machine (1895) 『タイム・マシン』やThe War of the Worlds (1898) 『宇宙戦争』は、それぞれ映画化されています。


映画「タイムマシン」のほうは、タイムトラベルする際の移動形態が光の球体になる点が、ターミネーターと同じです。

兵士情報がガイドライン

シーズン1は未来から来たデレク・リース他人類抵抗軍の兵士らが収集し、この壁に隠し金庫があったレジスタンスのアジトに残していた情報をもとにストーリーが進みますが、シーズン2でも、この路地裏に到着した兵士が、サラ・コナーの家に書き残した血のメッセージの情報をもとに、謎解きが進んでいくことになります。

「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」では、未来の兵士がもたらす情報が指針になり、それをベースに各エピソードが展開していくのが慣例となっているようです。

タイムトラベルの最中に撃たれる

この到着した兵士(Wells/ウェルズ)は、未来において戦闘の最中になんとかタイムトラベルしたようで、未来を発つ瞬間にスカイネット側から銃撃を受けた模様で、エネルギー・バブルの中で被弾して致命傷を負って到着します。

なぜそのような設定にしたのかというと、

  • T1のカイル・リースも未来の戦況の中、なんとかタイムトラベルしたことへのオマージュ
  • 未来の戦況のひっ迫感を演出するため
  • 未来の兵士が元気に生き続けてしまうとこの後のストーリー展開に支障がでる

などの理由があるものと思われます。

ただ、この兵士(Wells/ウェルズ)は、心臓付近を撃たれており、そんな重症でよくサラ・コナーの家までたどりつけたな、という疑問もあり、もうちょっと違う場所を撃たれた設定にしておいたほうがよかったのではないか、と思いました。

また、そもそもこの兵士が未来においてサラ・コナーの家の住所を知っていたということは、スカイネットにも知られている可能性があり、クロマティだけでなく、次々と未来からサラ・コナーの家にターミネーターが押し寄せてきてもおかしくない気がします。

# Terminator Sarah Connor Chronicles

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