(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第2話「原子力発電所 / Automatic for the People」)
そのバー(パブ)のロケ地はこちら。
The Broken Atom
Film Location
- Warner Bros. Studios (Backlot) "French Street"
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- 座標: 34°08'55.6"N 118°20'13.4"W
34.148778, -118.337060
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
サラ・コナー・クロニクルズでは、この建物の正面を使わず、北東側にある裏口をバーの出入り口として使っていました。そのドアからカントリー娘を装ったサラコナーは店内に入り、右側のバーカウンターのグリーンウェイのところへ。同じく無垢なカントリー娘を装ったキャメロンは、左奥のジュークボックスとビリヤード台のところに向かいます。
この建物はいろいろなドラマや映画で使われているので、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーでも高い確率で訪れる場所にあります。バーやレストラン、カフェのセットとして使われることが多いようです。
実はこの建物、キャメロンが通ったバレエ・スクール(East Valley Ballet Studio)として撮影に使われた建物です。同じ場所で、キャメロンがバレエを踊り、ビリヤードをしていたと思うと不思議です。
入口の看板には ATOM などの文字とロゴが確認できます。そのロゴと酷似しているものに、
というロゴが描かれたサイトを見つけました。おそらくこれからサラ・コナー・クロニクルズのスタッフは、このThe Broken Atom という店名とロゴを付けたのだと思われます。
この The Broken Atom での見所・解説
キャメロンがバーのジュークボックスでかけた曲は?
キャメロンがビリヤード台に向かう前に、バーに設置されていたジュークボックスでかけた曲は、『Atomic Al's Merry Melody』という曲で、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」のオリジナル・サウンドトラックにも収録されています。なぜキャメロンはビリヤードをしたのか?
このバーの中で、原子力発電所のセキュリティ(警備員)らがビリヤードをしていたので、近づいてその身分証(ID)を「目」でスキャンして偽造するためです。そのスキャンした画像からキャメロンはサラコナーの家で、バーコードなど「マジックペンの手書きで」プリンター並みの偽造IDを作り上げていました。ターミネーターはプリンターにもなる、というおもしろい描写を見ることができます。この偽造IDにより、キャメロンらは原発内でアクセスできる場所が増えました。
グリーンウェイの車の窓が割られたのはなぜ?
サラ・コナーがバーでグリーンウェイを引き付けている間、デレク・リースはバーの駐車場に停めてあったグリーンウェイの車に侵入し、グリーンウェイの住所などを調べます。その際、何者かが車に近づいて、グリーンウェイの車の窓ガラスを割って立ち去ります。これは何だったか?というと、デレク・リースはまったく関係なく、「グリーンウェイが原発関係者らに嫌われていた」ということを表すために挿入された描写です。原発が稼働しないと原発で働く人々は食っていけません。しかし、グリーンウェイは実直すぎて安全基準に厳しく、原発稼働の慎重派だったため、原発稼働の推進派に嫌われていた、ということです。
グリーンウェイの腕の傷
このバーのカウンターで、サラコナーはグリーンウェイに接近しますが、この時、グリーンウェイが見せた腕の傷は、のちに、本物のグリーンウェイと、偽物(ターミネーター)のグリーンウェイを識別する際の伏線となります。また、この時、サラコナーは「タバコを吸うフリ」をしますが、サラ・コナー・クロニクルズでは、T2の後、サラコナーはタバコをやめた(禁煙した)という設定になっています。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 202 OST Original Sound Track Billiards Bar Pub