キャサリン・ウィーバーが初体験させたバーの裏手

サラコナークロニクルズ ロケ地

t f B! P L


キャサリン・ウィーバーがこのセラノポイント原子力発電所の所長 ネルソン をターミネートした場所。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第5話「永久に別れを / Goodbye to All That」)

これはバー「The Broken Atom」の設定そのままに、バーの裏手で撮影されていました。そのロケ地はこちら。

That Never happened to Mr. Nelson Before

Film Location



撮影当時よりも建物裏手の木が生い茂っていて見づらいですが、ネルソンとキャサリン・ウィーバーの手前にある階段や背後のトタン板系の壁、窓などが一致します。


また、ネルソンが倒れた地面の六角形のタイルも一致します。

この建物へは、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーにて、かなりの確率で訪れますが、この建物が「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」の撮影で、


と説明してくれるツアーガイドは誰もいないでしょう。

このバーの裏手での会話

NELSON:
I'm sorry. This never happened to me before.
(すまない、こんなこと初めてだ。)←自分のアレが機能しなかったことについて
CATHERINE WEAVER:
Don't worry, sweetie.
(kissed and killed him)
I bet that never happened to you before, either.
(気にしないで・・・・これもあなたにとって初体験のはずよ。)←体内を液体金属にかき回されたことについて

さぞかしネルソンにとって、キャサリン・ウィーバーの体表面は冷たく、硬かったにちがいありません。

※のちに(人間の)キャサリン・ウィーバーの娘、サバンナ・ウィーバーが、(T-1001の)キャサリン・ウィーバーに触った時の感触を「冷たい」と表現しています。

このバーの裏手のシーンの見所・解説

「ターミネーター2」と「サラ・コナー・クロニクルズ」の2作品に出演した唯一の俳優

セラノポイント原子力発電所の所長 ネルソン を演じた Dean Norris(ディーン・ノリス)は、実は「ターミネーター2」で、サイバーダイン社で自爆直前のマイルズ・ダイソンの元にかけつけるSWAT隊員として出演していました。

そしてこの「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」にも出演し、「ターミネーター2」と「サラ・コナー・クロニクルズ」の2作品に出演した唯一の俳優となりました。


その他にもシュワルツェネッガー主演の映画「トータルリコール」(1990年)にミュータント役としても出演しています。

なぜキャサリン・ウィーバーはネルソンを始末したのか

時系列で整理すると以下の通り。

  1. 未来からやってきた兵士Wellsが「セラノポイントのグリーンウェイを止めろ」と言い残して死亡
    セラノポイント原子力発電所は未来において人類抵抗軍の貴重な電力供給源だった)

  2. その遺言を元にサラコナーとキャメロンは原発に潜入して捜査

  3. 原発職員グリーンウェイに扮したT-888がメルトダウンの原発事故を起こそうとする

  4. キャメロンとサラコナーがそれを阻止。グリーンウェイ型T-888を始末、ビデオテープなど証拠も隠滅した。

  5. この一連の事故(事件)はお役人が作ったレポートにて「原発1職員の暴走」ということで曖昧模糊で片づけられ、一件落着に見えたが

  6. 原発所長のネルソンが、原子力規制委員会に事故の不可解な点を報告するつもりとのこと
    (キャサリンウィーバーの下で働くエリソンがそれを聴収し、ウィーバーに報告)

  7. 事故の不可解な点がバレると原発は稼働停止になり、廃止となってしまう

  8. セラノポイント原子力発電所が廃止になると、未来においてスカイネットが有利になる。スカイネットと敵対するサイボーグ・レジスタンスであるキャサリン・ウィーバーにとっては、原発は人間(または自分たちサイボーグ)の管理下においたほうが得策。

  9. そのため、原発を稼働させ続けるため、キャサリン・ウィーバーはネルソンをターミネートして口封じした。

  10. キャサリン・ウィーバーのゼイラ社が出資する会社 Automite Systems(オートマイト・システムズ) が、同原発のヒューマンエラー防止のためのA.I.を使った自動管理システムを導入することで、原発は安定稼働し続けることになった。

以上が原発とキャサリン・ウィーバーに関する流れです。

ドラマ放送時時点では、キャサリン・ウィーバーは敵か味方かもわからないミステリアスな存在だったので、キャサリン・ウィーバーの明確な意図がわからなかった視聴者も多かったようですが、「サイボーグ・レジスタンス」という第三の存在に気付いた人は、シーズン2も楽しめたと思います。

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