デレク・リースお気に入りの Culver City Park

サラコナークロニクルズ ロケ地

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デレク・リースがベンチに腰掛けてホットドッグを食べていた公園。そこに背後で鳥が飛び立つ騒めきが聞こえ、振り返ると見覚えある人影が。そこでデレク・リースの追跡が始まります。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第6話「時は得難く失い易し / The Tower Is Tall But The Fall Is Short」)

その公園のロケ地はこちら。

Culver City Park(カルバー・シティ・パーク)


Film Location


残念ながら、デレク・リース(ブライアン・オースティン・グリーン)が腰掛けたベンチは、すでに違うデザインのベンチに取り換えられており、現在はもうありません。

ホットドッグを買う時の、スタンド(売店)のヒスパニック系のおばちゃんとデレク・リースの会話、

The usual?(いつもの?) 
Yeah,thanks.(ああ、どうも。)
の会話から、デレク・リースがよくこの公園に来ていることがわかります。

ベンチに腰掛けようとするデレク・リースの前をさえぎるように存在を主張しているモニュメントは日時計です。

過去・現在・未来と「時間」がおおいに関係する「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」なので、この広い公園の、あえてこの場所をロケを選んだのかもしれません。

Homage to Ballona Creek

この日時計のモニュメントは、Homage to Ballona Creek というタイトルらしく、このカルバーシティ・パークがある山の脇を流れるバロナ川(Ballona Creek)へのオマージュとして作られたようです。上部の丸い部分に数字が彫られていて、その円盤の数字に対して、中心の棒が影を作ることで、時間を読み取るようになっている模様です。

参考:"Equatorial" sundial in Culver City, CA
https://www.waymarking.com/waymarks/WM32GQ_Equatorial_sundial_in_Culver_City_CA

このカルバー・シティ・パークのシーンの見所・解説

デレク・リースとジェシーが時を超えて再開した場所

デレク・リースが上の日時計のモニュメント脇のベンチで休んでいると、背後で鳥のざわめきが聴こえ、振り返ると見覚えある人影(未来でデレクと恋人関係にあったジェシー)が逃げていくのが見え、デレクは追跡します。


このベンチの背後が山の斜面になっており、木製のスロープ(トレイル)でジグザグに下りていけるようになっています。


ジェシーはそこを走って逃げていき、最下段の柵を飛び越え、駐車場に逃げます。


飛び越えた柵には Alistair Grand Hotel【アリステア・グランド・ホテル】の駐車場だと書かれた看板が掲げられていました。

つまり、本来、その駐車場は ただの公園の駐車場なのですが、劇中ではAlistair Grand Hotelの駐車場である、というフィクション設定になっていました。

そして場面は、このAlistair Grand Hotel【アリステア・グランド・ホテル】に移行し、最終的にはジェシーが滞在しているホテルの部屋の入り口で、デレク・リースに追いつかれ、未来からやってきた2人は、現代で再開を果たすことになります。

なぜジェシーは逃げたのか

なぜジェシーは最初見つかった際、デレク・リースから逃げたのか?というと、「うらめしい気持ち」があったからです。うらめしい気持ちとは、

  • 未来の戦場から逃げ出して人類抵抗軍の任務ではなく現代にやってきてしまった
  • ジョン・コナーをマシーン(キャメロン)から引き離そうという計画でやってきた
    (その動機の背景には、自分が流産したことの恨みのようなものも作用したものと思われます。)

その計画を実行するために、ジョン・コナーらの内偵(身辺調査)をおこない、ライリーをジョン・コナーに接近させ、キャメロンからジョンを引き離そうという目論見でした。後にジェシーのホテルの部屋に、デレクリースやジョン・コナーらを内偵時に遠くから撮影した写真があったことから、この公園のシーンでもジェシーはデレクを尾行調査していたようで、その途中でデレクに見つかってしまった、というわけです。

なぜカルバー・シティ・パークなのか

理由の1つは、上の地図にあるように、カルバーシティーパークには野球場がたくさんあり、このデレクとカイル・リースが野球をしていた公園のシーンでわかるように、デレクは野球が好きなので、デレク・リースがくつろぐのにちょうどよい環境だと思われたこと。

そしてこの公園がチョイスされた最大の理由は、単純にカルバー・シティ・パークが、このサラ・コナーの家(シーズン2)に近かったからでしょう。直線距離では600mぐらいの近さです。


撮影は近場のロケ地でまとめて撮られることが多く、実際、ジェシーとデレク・リースの射撃練習のシーンもサラコナーの家がある石油採掘場で撮影されています。(デレクとジェシーの背後に掘削機が映っています。)


この射撃のシーン、リンゴを的にしていますが、ジェシーの特徴的なセリフ、
Have a little faith, mate. She'll be apples. (信じれば実りあり。)
と、ジェシーに感化されたライリーのセリフ、
You're full of carrots and apples. (あんたってアップルちゃんね。おもしろいってこと。)
アップルに掛かっているようでおもしろいです。リンゴを標的にして、アップル(幸せ)を射止めようとしているのでしょうか・・・。 

 # Terminator Sarah Connor Chronicles Jesse Flores Derek Reese Baseball Park

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