「ターミネーター1」でのT-600の言及の後、ターミネーター・シリーズでT-600が初めて登場したのが、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」。
その後、「ターミネーター4(サルベーション)」でも登場しました。
ターミネーター4でのT-600
お台場の「ターミネーター展」と「T-4カフェ」に展示されていたターミネーター T600。ターミネーター4(サルベーション)の影の主役というか、アイコニックなキャラクターの1つがこのT-600で、「ターミネーター展」における展示物も多かったです。
T-4カフェ(お台場・フジテレビ)
ちなみにこちらのT-4カフェ(ターミネーター4カフェ)のほうには、マスクをかぶったT-600の実物大レプリカがカフェの入り口に飾られていました。「T-4カフェ(ターミネーター4カフェ)」は、ふだんそこにあるカフェが、「ターミネーター展」に合わせて、期間限定で「T4仕様」になったものです。
ターミネーター展(本会場)
「ターミネーター展」の本会場(日本科学未来館)のほうには2体(全身と上半身のみバージョン)の実物大T-600が展示されていました。T-600 全身 リアルスケール
T-600・・・身長は220cmほど。T-800が作られる前のバージョンということで、ひたすらデカく小回りが利かないのが特徴です。
T600の足と手。足のサイズは35cm以上、靴を履いている状態では40cm以上はあると思われます。T-800と違って、足の指の作りがアバウトです。
T-600 上半身のみ リアルスケール
上半身だけのT-600も展示されていました。これは上半身だけでジョン・コナーを襲い、ジョンコナーによってヘリコプター備え付けのM60Dで返り討ちにあったシーンで使われたモノです。
このシーンは、「TERMINATOR SALVATION Behind-the-Scenes T-600 Puppet Rehearsal」などでも説明されていますが、この上半身だけのT-600はパペット(操り人形)で、すべて上や横・下からワイヤーでの手動操作にて動かしています。そのワイヤーは後で画像処理して消しています。
5月28日に「ターミネーター展」を訪問した「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」のキャメロンことサマー・グロー(Summer Glau)も、この半身T-600を興味深そうにのぞきこんでました。
T-600登場はサラコナークロニクルズが先
実は、T-600は、ターミネーター4(サルベーション)よりも先に、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」にすでに登場していました。「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第6話「Dungeons and Dragons」。
この捕虜収容所(?)を管理し、捕らえられたデレク・リースを地下室に連れて行っていたのがT-600。
動くたびに「ギーコギーコ」と音を発し、まるでフランケンシュタインのようにヌボーッとした動き方。言葉は発せず。
一目で人工のそれとわかるゴム皮の顔、ゴム製の大きな手。
T-600の定義
これは、「ターミネーター1」で、カイル・リース(Kyle Reese/マイケル・ビーン演)が、The 600 series had rubber skin. We spotted them easy. But these(Cyberdyne Systems Model 101=T-800型))are new.
古いT-600型はゴムの皮膚なので、簡単に識別できた。しかしサイバーダイン社のモデル101、つまりT-800シュワちゃん型ターミネーターは新型。
と言及していたものを、「サラ・コナー・クロニクルズ」製作陣が忠実に劇中再現したもの。
T-600の定義は、このカイル・リースの言及しかなく、T4のT-600のように必ずしも身長が高くなければならない、というわけではありません。
尚、「サラ・コナー・クロニクルズ」にT-600が出ていることはwikipedia等でも認識されています。)
T-600は、映画『ターミネーターシリーズ』に登場する架空のアンドロイド兵器の一種である。『ターミネーター』のマイケル・ビーン演じるカイル・リースの会話や、『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』および『ターミネーター4』で確認できる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/T-600
上の「捕虜収容所(?)」以外でも、サラ・コナー・クロニクルズにおいて、T-1001が入った箱を潜水艦の人類抵抗軍の乗組員に渡したのも、T-600だと思われます。