アンディ・グードが作ったチェスをするA.I.コンピューター「ターク(TURK)」。未来ではスカイネットの元となるため、スカイネット誕生を阻止すべく、サラ・コナーがアンディの家ごと「ターク」を燃やしてしまったのですが、アンディは早々に「ターク2号」を作りあげて、人工知能によるチェス大会に出場しました。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第5話「チェス大会 / Queen's Gambit」)
そのチェス大会「SoCal Computer Chess Invitational」の会場ロケ地はこちら。
Chess Tournament(Steven J. Ross Theatre)
- Warner Bros. Studios "Brownstone Street"(Steven J. Ross Theatre)
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- 座標: 34°08'59.0"N 118°20'18.7"W
34.149718, -118.338528
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
ここはワーナーブラザーズ・スタジオ内のバックロット群の目立つところにある、映画館の形状をしたとても印象的なセットなので、スタジオ・ツアーに参加すれば、ほぼ確実に目に留まることでしょう。
この建物はハリボテなセットではなく、実際に建物の中に座席があるシアター設備を兼ね備えており、レッドカーペットを敷いて、ハリウッドスター達が集って、プレミアのようなことをよくやっています。
スタジオ・ツアーでは劇場の館内には入れなくても、入り口のガラス扉越しに、中のロビーをうかがうことができます。
「サラ・コナー・クロニクルズ」では、チェス大会はこの建物の中の劇場がそのまま使われていました。また、ロビーでもロボットが展示されていました。
さらに、
- シーズン2第11話で1920年代のマイロン・スタークが握手している劇場として
- シーズン2第21話で、キャサリン・ウィーバーの家で救出したサバンナをエリソンに引き渡した「妖怪巨大女」が上映されていた映画館としてもこの建物が使われ、建物出口でサラ・コナーが逮捕されるシーン
このチェス大会のシーンの見所
日本チームが「勝利」
このチェス大会の名前は「SoCal Computer Chess Invitational」。優勝したチームはアメリカ軍のコンピューターとして採用される道が開かれることになっています。A.I.タークのチェスの対戦相手として、決勝戦で日本チームが登場します。そして日本チームのA.I.が勝ち、このトーナメントで優勝しました。
が、後で、実はターク側の棋士 Dmitri Shipkov(ディミートリ)がわざと負けたことがわかりました。なぜならこのトーナメントで優勝してしまうと、タークは軍の採用となり、取られてしまうため(ということは、日本チームのA.I.がアメリカ軍に採用されたことになります)。ディミートリは金欠のため、タークを横流しするのが目的で、わざと負けたのでした。
※「サラ・コナー・クロニクルズ」には日本がちょくちょく登場します。
→詳細:日本びいきなターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ
大会終了直後、ディミートリはタークをくすねてロシア系マフィア・サーキシアンに転売。一歩遅くやってきたデレク・リースはタークを奪えなかったものの、チェス大会の控室でアンディ・グードを暗殺。さらにその直後にやってきたサラ・コナーは、アンディが殺されているのを目撃し、不審人物(デレク・リース)を追跡し、このサラ・コナーのブーツのバトルのシーンへとつながっていきます。
日系女優 Ally Maki (Matsumura)さん
このチェス大会で日本チームの棋士を演じていたのは、クレジットによると、どうやら Ally Maki (Ally Matsumura)さんという日系の女優さんのようです。祖父母が日本人(アメリカ移民一世)とのことで、いろいろな映画やドラマで日本人役(またはアジア人役)を演じています。→https://en.wikipedia.org/wiki/Ally_Maki
結局、タークはどうなったのか
ネタばれになりますが、結局ターク(1号は燃やされたので2号のこと)はどうなったのかをまとめると、- チェス大会終了直後、ディミートリがくすねて
- ロシア系マフィア・サーキシアンに売った
- サーキシアンから Mr.Walsh(ウォルシュ・・・ゼイラ社キャサリン・ウィーバーが雇った元警官の私立探偵)が買った
- キャサリン・ウィーバーがタークをジョン・ヘンリーに転用した
※アンディ → ディミートリ → サーキシアン → ウォルシュ → キャサリン・ウィーバー
ということになります。
ではスカイネットは何が元になったのか?というと、「タークと同じコードが使われているA.I.」が元になっているところまではジョン・ヘンリーの調査でわかっています。そしてどうやらマイルズ・ダイソンの息子がそれに関わっているらしい・・・ということを、最終話のサラコナーが収容された拘置所のシーンでFBIがにおわせています。
ロボット犬にも吠えられるキャメロン
このチェス大会では、A.I.その他ロボットなどが大会を盛り上げるイベントの展示物としてロビーに置かれていました。その中にアイボみたいなロボット犬がいて、キャメロンに向かって必死に吠える、という「お笑い」シーンが挿入されています。「ターミネーターは犬に吠えられる」の法則を演出したシーンです。キャメロンはカルロスの家でも犬に猛烈に吠えられていました。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 105