ジョン・コナーが通っているカンポ・デ・カフエンガ高校では、自動車整備のクラスがあるようです。日本でいうところの「技術」の授業みたいなものでしょうか。このシーンでは男子とともに女子も車の整備をしていました。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第5話「チェス大会 / Queen's Gambit」)
この自動車整備のシーンのロケ地はこちら。
Auto Repair Class (Campo de Cahuenga High School)
Film Location
- Warner Bros. Studios "Building 41"Transportation
URL: https://studiooperations.warnerbros.com/transportation/
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- 座標: 34°08'47.1"N 118°20'25.7"W
34.146411, -118.340465
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
この建物(ビルNo.41)がある区画は、ワーナーブラザーズ・スタジオ内で「TRANSPORTATION」(輸送/交通)を担う部門で、撮影機材の輸送に使う車や撮影用に使う乗り物の貸出やメンテナンスなどをおこなっている部署です。隣には専用のガソリンスタンドも設けられています。
ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーで見学できる場所ではありませんが、ツアーのカートの乗り降りがこの区画のすぐ脇で行われることがあり、その際に間近でこの建物を見ることができるのですが、誰もこの建物がまさかロケに使われてると思っていないので、ツアー参加者の誰も注目せず、スルーしていっています。
スタジオの南西の端に位置しているので、一般道(W Olive Ave / ウェスト・オリーブ・アベニュー)からもチラリとこの建物を見ることができます。
この自動車整備クラスのシーンの見所
モリスと親睦を深める
カンポ・デ・カフエンガ高校の敷地内にこうした自動車整備の施設があるのか、近くに自動車整備工場まで出向いて授業を行っているのか、劇中の設定まではわかりません。このシーン自体は1~2分程度で短く、特に重要でもなんでもないシーンなのですが、初めてLuis Chavez演じる男子同級生モリス(Morris)と言葉を交わし、知り合いになるシーンです。
モリスはその後、何回か登場し、特に学校にジョンコナーを探しに来たクロマティに対して、キャメロンがジョンの身代わりとしてモリスを使った時がその役目のピークで、その後、シーズン1第9話のロサンゼルス郡立自然史博物館のシーン以降は、消えてしまったキャラクターとなっています。(ジョン・コナーが高校に行かなくなったこともあり。)
ジョン・コナーのリーダー的資質を垣間見る
あと強いてこのシーンに言及するならば、ジョン・コナーのリーダー的資質が少し垣間見えた点でしょうか。自動車整備の授業中、モリスがヒスパニック系の生徒に「diagnostic unit(ダイアグモニター/車載故障診断装置)を貸してくれ。」と頼んだところ、難くせを付けられ、ケンカになりそうだったところを、ジョン・コナーがスペイン語を使って割って入り、「それ、使わないんだったらオレが使う。」と、どちらを立てるわけでもなく、その場をうまく収めて、故障診断装置をモリスに渡してあげた、というところに、コトを荒げず仲間内のもめごとを無難に解決するという、未来のリーダー、ジョン・コナーの資質が垣間見れたように思います。
ジョン・コナーとスペイン語
ジョン・コナーは幼い頃からサラ・コナーに連れられて、メキシコや南米を放浪しており、またサラコナーが幼いジョンに、「オズの魔法使い」を何度もスペイン語で読み聞かせたりしていたので、「スペイン語ができる」という設定です。「ターミネーター2」でもT-800に"Hasta la vista, baby.(アスタ・ラ・ビスタ、ベイビー)"とかスペイン語を教えていましたが、それにつながっています。
# Terminator Sarah Connor Chronicles