キャメロンのVICK追跡と衝突事故現場

サラコナークロニクルズ ロケ地

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この壁に隠し金庫があったレジスタンスのアジトでのバトルの後、キャメロンとVick(ヴィック・チェンバレン)ことターミネーターT-800の追跡劇が始まります。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第2話「汝自身を知れ / Gnothi Seauton」)

この追跡経路とロケ地はこちら。

Cameron chased Vick (Film Location)

1.Resistance Safe House



まず、スタート地点は上図の 1 の、この壁に隠し金庫があったレジスタンスのアジト。そこでのキャメロンとVICK(ヴィック)の室内バトルの後、窓の外に両者共々落ち、VICKはアパートの裏庭から南方面へ逃走開始。それをキャメロンが追いかけます。

サラ・コナーは、アパートの表玄関から出て、バイクを奪ってキャメロンらを追跡開始。

2. Jump over the fence



ワンカットで追跡が撮影されているわけではなく、シーンが断片的なので、正確な連続的な経路は不明ですが、上図 2 の場所は確認できました。Vickが建物の間のフェンスを飛び越え、キャメロンも続き、両者 南へ向かいます。ずっと建物の間か路地裏を逃げ回っており、大通りには出ていない模様です。

3.Vick fell down



続いて、なぜか上図2のすぐ隣にて、また建物の間から飛び降りて2と同じ南へ向かって走るシーンになります。その際、VICKはちょっと転びます。

「同じ場所で効率的にロケを行った」というのが実際のところだと思われますが、Vickが撒こうとしてぐるぐる逃げ回っていた、とも解釈できなくもありません。

4.Collision




そして最終的に上図 4 の位置にて、バイクで追いかけてきたサラ・コナーはVickに向かってバイクをスライディングさせてぶつけ、Vickを転倒させます。そこに近寄ってきたキャメロンは道路で交通事故に。キャメロンが車と衝突している間にVickは逃走し、この追走劇は終わります。

この追跡シーンの見所

走りながら息を切らさぬ無表情演技

キャメロンとVick、そこそこの早さで走り回っていますが、息をまったく切らさず、目を見開いたまま無表情なターミネーター演技が、地味ながら感心します。フェンスから飛び降りるシーンなどはさすがにスタントを使っているようですが、顔がアップのときは、サマー・グローら役者本人らが走っています。

顔をあまり動かさず、表情も変えず、口も開けず、それなりの速度で走るのはなかなか難しいはずです。

走りといえば、ターミネーター2でのT-1000ことロバート・パトリックの走りも、無表情に加えて速度もすごいものがありました。

ターミネーターも逃げることがある

ターミネーターは常に戦うわけではなく、「逃げる」という選択肢を取ることもあることがわかります。

上の1のアジト転落時に、Vickがキャメロンをスキャンして、

SUBJECT:UNKNOWN CYBORG
ACTION:EVADE (回避/逃避)
EVALUATE MISSION

というコンピューターの判断が表示されていました。「よくわからない評価できない状況では、とりあえず逃げるべし」という診断のようです。

T1でもあったターミネーターが逃げるシーン
映画「ターミネーター1」でも、カイルとサラをカーチェイスで追った後、壁に激突し、警察に取り囲まれたシーンで、ターミネーターが忽然と姿を消していたシーンがありました。あの時は手や各パーツが破損し、一旦、逃げたほうが無難と判断したのでしょう。

ターミネーターは常に戦闘する、というわけではなく、回避行動もとることがある、ということがこれらのシーンからわかります。

ジェニシスに酷似シーン多発

上の 4 の現場で、キャメロンが車と衝突し、突っ込んだフロントガラス越しに気の利いたセリフを吐く、というシーンもそうですが、何気に「サラ・コナー・クロニクルズ」、後続のターミネーター作品にパクられているシーンが多いです。

例えば、「ターミネーター・ジェニシス」だけでも、一部をピックアップしただけでも以下のようなそっくりシーンがあります。


これが「オマージュ」ならまだしも、「ターミネーター・ジェニシス」は「サラ・コナー・クロニクルズ」へのオマージュを表明していないので、これほど酷似のシーンがあるのはいかがなものか?と感じます。
→詳細:サラクロに酷似点が多すぎるターミネーター・ジェニシス

「ターミネーター・ニュー・フェイト」においても、例えばエンディングのシーンは、「サラ・コナー・クロニクルズ」のデレクとカイル・リースが野球をしていた公園をジョン・コナーらが訪れるシーンの転用で、観ていて「んん?」と小首をかしげてしまいました。

「オマージュ」をねらったシーンは除外するとしても、これだけ後続の新作に既視感があふれてしまっているのは、総じてターミネーター作品は、もうアイデアが枯渇したオワコンなのだろうと感じざるを得ません。アイデアがないのなら、前作を汚すような蛇足品はもう作らないほうがマシ、というのが正直な感想です。

# Terminator Sarah Connor Chronicles Genisys Dark Fate



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