サラ・コナーはクロマティのマウストラップの鉄塔爆破に引っかかって砂漠地帯で足止めをくらい、ジョン・コナーはサンタモニカ・ピアで海に飛び込んだ後、サラがジョンをバンでピックアップした路地裏。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第3話「マウストラップ / The Mousetrap」)
路地裏というか、建物と建物の間の倉庫みたいな場所ですが、そのロケ地はこちら。
Alley where Sarah picked John up
Film Location
- Warner Bros. Studios (Backlot) "New York St."
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- URL: https://studiooperations.warnerbros.com/new-york-st/
- 座標: 34°08'58.6"N 118°20'15.6"W
34.149609, -118.337658
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
劇中、このシーンの直前に、サンタモニカの街角の風景が一瞬、挿入されたので、このシーンは一応「サンタモニカの街中」という設定ではありますが、ロケ地はワーナーブラザーズ・スタジオ内のバックロット(セット)でした。
このロケ地はワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーでもカートに乗って、よく通りすぎる場所にありますが、誰もこの路地空間には注目しませんし、ツアーガイドもこの路地で何の撮影があったか、まではなかなか説明してくれません。
この路地のシーン関連の見所・解説
両者いろいろあって合流
この路地空間に、サラ・コナーらが乗ってきた白いバンがバックで入っていきます。路地の奥に、地下への階段があって、そこからジョン・コナーとキャメロンが上がってきます。サラ・コナーは、負傷したチャーリーの奥さんを病院に運んでいった帰りで、ジョン・コナーのほうはサンタモニカ・ピアでクロマティの追跡をかわして海に飛び込んだので びしょ濡れ状態です。
クロマティのマウストラップに引っかかった上に足止めをくらい、とにかくテンパってジョンの元へやってきたサラ・コナーは、とりあえずジョンが無事であることを確認して安心します。
バンに乗り込んだジョンは、バンの床に手を置いた際、手に血がべったりついたことで、何か大変なことが起きたことを悟ります。
その後、ジョン一行はミシェル・ディクソンが運ばれた病院へ向かい、そこでチャーリーの奥さんミシェルが亡くなったことを知り、ジョンはチャーリーを慰めます。
またもジョン・コナーに関連する人が亡くなった、というこの1件により、ますますジョンは「未来において、自分のまわりにはできるだけ人を寄せ付けないようにしよう」(代わりにマシンを配置する)という動機への一因となる出来事でした。(この後、マーティン・ベデルの1件でも、さらにこの思いを強めることになります。)
スタジオだと地面を濡らす傾向あり
ワーナーブラザーズ・スタジオ内のバックロットの撮影だと、どうも地面を濡らして撮影する傾向があるようです- 実際の街中感(リアル感)を出すためなのか、
- 光沢を出すことでカメラ映りがよくなるのか、
・・・はわかりませんが、このキャメロンがLA交通管理網に侵入した信号機のシーンでも、このキャメロンが侵入したロサンゼルス中央警察署のシーンでも地面を濡らしていました。ワーナーブラザーズ・スタジオ内のバックロットでの夜のシーンや暗闇があるシーンでは、「地面は濡らす」という鉄則がどうやらあるように感じます。
逆にいうと、「このロケ地はどこだろう?」と思ったとき、地面が濡れていて何だか小ぢんまりした感じがあると、そのシーンはスタジオ内で撮影している可能性が高い、ということになります。
あと、そのシーンに入る際に、背後または手前の通りにわざとらしく「車を走らせる」という傾向もスタジオ内での撮影では見られます。
学校を演出する時には必ず「黄色のスクールバス」を画面のどこかに置く、というのも「撮影あるある」です。
その他、このシーンではリアル感を出すために、地面から蒸気を出す演出もされていました。
謎のキャメロンの目線
このシーンの後、チャーリーの奥さんを失い、サラ・コナーの家に帰宅後、食卓に一同が介して神妙に落ち込む沈黙のシーンがシーズン2第3話のエンディングにあります。その時のサラ・コナーが「レンジでチンするもの」「パンケーキ」以外のものを作ってるのも「!!」という感じではありますが、それよりもキャメロンの目線が妙に気になります。なぜかキャメロン一人だけ、ずっと視線を外しているのです。
サラ・コナーが気づくほど、終始、目線をずっと床や窓の外に一人だけ外しています。撮影時、何パターンかテイクしたはずなのに、なぜわざわざこの目線を選んだのか・・・いつも通り「外を警戒している」ということも考えられますが・・・謎です。
# Terminator Sarah Connor Chronicles