キャメロンが侵入したロサンゼルス中央警察署

サラコナークロニクルズ ロケ地

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キャメロンがこのVista Terrace Power Plant(ビスタ・テラス発電所)でタービンを破壊して、ロサンゼルス一帯を停電させ、その混乱に乗じて侵入したのが、Central Los Angeles Police Department(ロサンゼルス中央警察署)。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第7話「神の手 / The Demon Hand」)

ロケ地は毎度おなじみのワーナーブラザーズ・スタジオ内ですが、意外な所を警察署として使っていました。

Central Los Angeles Police Department

Film Location(ロケ地)


警察署の入り口の半円形の屋根(庇/ひさし)と2本の細い支柱などが特徴的です。
ドラマや映画の撮影「あるある」ですが、画面に確実に映るように(わざとらしく)パトカーなど車を走らせたり、車をたくさん置いたり、路面を濡らしたり、黄色のスクールバスを置いたりしている場合は、スタジオ内で撮影していることが多いです。

この場所は、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーのコースではないので、一般人が訪れる可能性はまずありませんが、Gate 4の近くなので、こちらのGate 4からのストリートビューのように、外から遠目にこのロケ地となった建物の入り口を眺めることができます。

劇中のシーンに映っているように、入口の右側には大きな木が生い茂っていたのですが、あまりに斜めになりすぎたせいか、上のストリートビューで確認する限り、2016年7月~2017年6月までの間に、その木は切り倒されてしまったようです。

ちなみにこの建物(No.4)は、実は飛び降りがあったジョン・コナーの高校の体育館としても使われていました(このビルの北側部分)。

No.91の建物は、デレク・リースと面会した拘置所と監視塔のシーンで拘置所として使われていました。

このシーンの見所・解説

キャメロンはなぜ警官の恰好をしていたの?

キャメロンはなぜ警官の恰好をしていたのかというと、それは混乱に乗じて警察署に侵入するため、警官に紛れる必要があったからです。

警官の恰好なら誰でもいいのですが、サングラスをかけた白バイ警官に扮したのはオマケで、映画「ターミネーター2」のT-1000へのオマージュとなっています。

なぜLA警察署に侵入したの?

それはこの湾岸道路でのターミネーター・VICKとのバトルの際に紛失した、VICKの左手が、警察の現場押収資料として保管されている可能性があったため、その「左手」を奪還するためです。

なぜ「左手」を奪還しなければならないかというと、

Every componet must be destroyed beyond repair or recovery. Even a single unaccounted-for piece of the endoskeleton could alter the course of technological evolution and hasten the arrival of Judgement Day.
すべての部品は修復できないように破壊しなければならない。エンドスケルトンをひとかけらでも残してしまうと、テクノロジーの進化に影響を与え、審判の日を早めてしまう。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第6話「ダンジョン&ドラゴン/ Dungeons & Dragons」)

とキャメロンが述べている理由からです。

結局、目的のブツは手に入ったの?

その時の証拠資料がまとめて入っている段ボールまでは到達しましたが、あいにくジェームズ・エリソン捜査官がその証拠資料一式を持ち出していたため、またエリソンはその「左手」を証拠資料として登録していなかったため、キャメロンは結局、目的の「VICKの左手」を取り戻すことはできませんでした。

代わりに、箱に貼ってあった記録簿から、現在その証拠資料を持ち出しているのが「FBIのエリソン捜査官である」という情報だけ、持ち帰りました。

その情報を元に、サラ・コナーが警察署の記録保管係に電話をかけるなどの調査が新たに展開していくことになります。

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