ターミネーターが日本語を話したCicada レストラン

サラコナークロニクルズ ロケ地

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ターミネーターの日本食レストラン
出された刺身を箸でつっつくも食べようとはしないキャメロン。 サラ・コナーやダカラ・システムズ社のアカギが、(将来スカイネットにつながるかもしれない)チップを得るために、日本人の Minamoto(ミナモト)をもてなした日本食レストラン。卓上には刺身料理や日本酒などが並べられていました。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第10話「3つの点 / Strange Things Happen at the One Two Point」)

その「日本食レストラン」として使われたレストランのロケ地はこちら。

Cicada Club (Restaurant)

Film Location

  • Cicada Club Restaurant (シカダ・クラブ・レストラン)in James Oviatt Building
  • 617 S. Olive Downtown Los Angeles CA U.S.A.
  • 座標: 34°02'52.1"N 118°15'17.4"W
    34.047812, -118.254845
  • https://www.cicadaclub.com/
  • https://en.wikipedia.org/wiki/James_Oviatt_Building
ターミネーターのcicadaレストラン
刺身料理などが出されていて、竹のような絵柄の屏風(壁の絵?)や、アジアを感じさせるイスの形などから、日本食レストランを演出したのだろうと思いきや、装飾やイスなどは、すべてこのCicada Club (Restaurant)に元々備え付けられているものでした。本来はイタリア料理とカリフォルニア料理を提供するお店です。
cicadaレストラン
ここはビルの中の1フロアが中で2階に分かれており、1階がダンスや結婚式にも使われるような広いホールになっており、2階がバー・ラウンジのようになっています。「サラ・コナー・クロニクルズ」ではその2階のバーカウンターの前あたりが撮影に使われています。

かなり有名なレストランで、映画のロケ地としても頻出。例えば映画「プリティ・ウーマン」でジュリア・ロバーツがエスカルゴを飛ばしたシーンが撮影されたのがこのシカダ・レストランです。

このCicada レストランが入る米国「国家歴史登録財」のOviatt Building(オヴィアットビル)は、DAKARA Systems【ダカラ・システムズ】の入り口として撮影に使われていました。
つまり、ダカラ・システムズが入居するビル内のレストランで会食を持った、というふうにも見ることができます。

このシカダ・レストランのシーンの見所・解説

ミナモト役はT・J・カヤマさん

ダカラ・システムズ社の「日本人」2人は、韓国系アメリカ人俳優のお二人でしたが、このレストランでMinamoto(源?皆本?皆元?)を演じたのは、日系アメリカ人俳優のTJ・カヤマさんでした。
TJ KAYAMA さん インスタグラム
https://www.instagram.com/tjkayama/
TJ KAYAMA Acting Workshop
「CF・広告に決まり出す 最強のアクティング術 TJ's 10 RULES」
https://www.promodelstudio.com/tj-acting-workshop-for-model/
アメリカ・ニューヨーク生まれの俳優さんですが、2016年から日本でも活動を始めたそうです。

このエピソードでの「日本人」をまとめると、

  1. Alex AKAGI役:Eric Steinberg(韓国系アメリカ人俳優)
  2. Xander AKAGI役:Eddie Shin(韓国系アメリカ人俳優)
  3. Minamoto 役:TJ KAYAMA(日系アメリカ人俳優)

の3人が登場したことになります。

キャメロン(サマー・グロー)日本語を話す

Minamotoの「乾杯」を受けて、キャメロンが立ち上がって、日本語を話します。

「私たちが敬愛するリーダー、サラとアレックスに感謝を込めて、乾杯!」
“Watashi-tachi ga, Keiai suru Leader, Sarah to Alex ni, Kansha wo Komete, KANPAI !”
(To our leader, Sarah and Alex whom we respect and love, with great thanks, KANPAI(Cheers) !)
ちなみに「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」の全話を通じてですが、キャメロンはロシア語と日本語とスペイン語を話し、アルメニア語を理解していました。

サラ・コナー(レナ・ヘッディ)が日本語を話す

このシーン、キャメロン(サマー・グロー)の日本語が目立っていますが、実はこの後すぐ、サラ・コナー(レナ・ヘッディ)も、
DOUMO ARIGATO.
(どうも ありがとう)
とボソッと恥ずかしそうに日本語を話します。

サラ・コナーがターミネーター作品で日本語を話したのは、これが最初で最後になるかもしれません。

ちなみに、サラ・コナーで日本語と言えば、「ターミネーター1」の警察署のシーンで、ルームメイトのジンジャーが亡くなったことを聞かされたサラが「ジンジャー!」と泣き叫ぶセリフが日本語の「信じられへん!」に聞こえるとの空耳が有名です。

やはり食べないキャメロン

この会食のシーンで、卓上の料理を箸でつっつくものの口に運ばないキャメロンに対して、隣の席のXander AKAGIが、
Are you gonna eat that?
(それ、食べないの?)
と尋ねるシーンがあります。

日本酒で乾杯する時も、飲むようなそぶりはしてますが、飲んでいないようです。

チップスを口につまむシーンがあるターミネーターといえばガソリンスタンド【ルート66】でも書きましたが、「キャメロンは食べたふり」はすることはありますが、実際は食べていないし、消化機能等もないようです。

シーズン2でも、ジョンがライリーに、キャメロンのことを「あいつは食べ物に興味ないんだ。」と言うシーンもあります。

この「日本食」レストランにて、サラコナーが用意した現金と引き換えに、Minamotoはチップを渡し、交換は完了。しかし、そのチップが偽物であることがあとでわかり、サラ・コナーらはMinamotoのアジト(?)に乗り込むことになります。

# Terminator Sarah Connor Chronicles 210

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