シーズン2のサラ・コナーの家のお隣さんのケイシー(Kacy)の家。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第4話「アリソン / Allison from Palmdale」およびシーズン2第7話「ナブルスの兄弟 / Brothers of Nablus」に登場)

サラコナーの家のオーナーが急きょ、「東京へ転勤」なったので、サラコナーの家の管理を任されていたのがケイシーです。
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ケイシー宅は、このサラ・コナーの家(シーズン2)のお隣さんという設定ですが、実際の両家のロケ地は、直線距離で約17.55km離れたところにあります。そのケイシーの家のロケ地はこちら。

Kacy's House

Film Location

  • Warner Bros. Ranch Facilities
  • 411 N Hollywood Way, Burbank, CA 91505 U.S.A.
  • 座標:34°09'34.7"N 118°20'45.0"W
    34.159627, -118.345839
  • https://studiooperations.warnerbros.com/blondie-st/
    https://studiooperations.warnerbros.com/park-blvd/
    https://studiooperations.warnerbros.com/swimming-pool/
サラ・コナーが車で通りがかった際、産気づいたケイシーを病院に連れて行ったり(シーズン2第4話)、ジョン・コナーを探すターミネーター(T-888)クロマティがケイシーの家を訪問したりするシーンに、このワーナー・ブラザース・ランチにある家屋が使用されていました。

ケイシー宅前にある郵便受がいびつな魚の形になっているのが謎です。ドン・キホーテで販売されている魚の形をしたサンダルを彷彿させます。
尚、この家屋ですが、すでに2016年までには取り壊されており消滅。この辺り一帯が再開発され、今はもう別の建物(プール付き邸宅のバックロット)に様変わりしています。

ケイシーの家に関する見所・解説

The waltons(わが家は11人)で有名な家

この建物は、1972年から1981年に放送されたアメリカのTVドラマThe waltons「わが家は11人」の一家が暮らす家として使われた有名な家で、思い入れがある人が多いのか、ネット上にもこの家に関するページを作っている人が複数いました。

この家屋は元は別の場所にありましたが、このワーナー・ブラザース・ランチの一角(上記の場所)に建物ごと移転されていたそうです。しかし、前述の通り、2016年頃まではこの場所に存在してましたが、その後、取り壊されてしまいました。取り壊される直前は、老朽化で廃墟のようになっていました。

Gilmore Girls「ギルモア・ガールズ」の Dragonfly Inn

その後、ドラマ Gilmore Girls「ギルモア・ガールズ」の中で、Dragonfly Inn(ドラゴンフライ・イン) として使われたことでも知られており、最近ではむしろ「Dragonfly Innの建物」としてのほうが認知度が高いようです。

その後、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」の上のシーンなどで何回か登場しましたが、いずれも建物の全景が映ったシーンがなく、これが「The waltons(わが家は11人)」やギルモア・ガールズで使われたのと同じ建物であることに気づいた人は、ほとんどいないようです。少なくともネット上ではゼロでした。

ちなみ「ギルモア・ガールズ」と「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」は、かぶっているロケ地がかなり多いです。

その後、2014年のドラマ「The Mentalist」の「Grey Water」(シーズン6第14話)でも登場しましたが、その時は背景はCGで広大な畑が広がっているように画像処理されていましたた。

それを最後にこの家屋は2016年には取り壊され、現在はその場所には別の建物が建っています。

本物の妊娠

ケイシー演じるBusy Philipps(ビジー・フィリップス)ですが、撮影当時、本当に妊娠しており、その妊婦姿をそのまま活かす役割になっていました。本来は違う役わりだったそうですが、ビジー・フィリップスの妊娠で、この役割になったそうです。

不審者(クロマティ)がやってきたことをジョン・コナーに伝えたり、ライリーが殺されたことをサラコナーに知らせたり、と短いながらも何気に重要な役割を担っていました。

名前はケイシー・コットン?ケイシー・コービン?

Busy Philipps(ビジー・フィリップス)が演じるケイシーですが、そのフルネームはケイシー・コットン(Kacy Cotton)とのこと。日本版のウィキペディアでは、ケイシー・コービンとなっていますが、ケイシー・コットンが正しいようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ターミネーター:サラ・コナー_クロニクルズ

ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズのオフィシャルサイトのブログに、ファンからの質問に、製作スタッフが答える「we want answers」というコーナーがあり、そこで以下のようにケイシーの名前について2008年12月8日に回答がありました。
Kacy “Busy Phillips” Cotton (and you’re right that an early script once listed her as “Corbin,” but that was altered before the episode was ever shot).
http://www.fox.com/blogs/terminator/2008/12/08/we-want-answers/
最初のオフィシャル・プレスではケイシーの役名はKacy Corbin(ケイシー・コービン)と発表されたのですが、劇中でその名前が使われることはなく、実際の撮影前にKacy Cotton(ケイシー・コットン)と変えられ、シーズン2第7話「ナブルスの兄弟 / Brothers of Nablus」ではケイシー・コットンと呼ばれていました。

ビーストマスターのパロディ・ビーストウィザード

シーズン2第3話「マウストラップ / The Mousetrap」では、ジョン・コナーがケーブルTVが映るようにケイシーの家のTVを修理するシーンがあります。
その際、画面に映っていたのが、Garret Dillahunt(ギャレット・ディラハント)が演じる俳優 George Laszlo(ジョージ・ラズロ)の「Beast Wizard VII(ビースト・ウィザード7)」という架空の映画(Direct-to-DVD movie)。

VIIとあることから「7」作目まである人気のシリーズということになっていますが、これは1982年の映画「The Beastmaster(ミラクルマスター/七つの大冒険)」のパロディ(オマージュ)となっています。

尚、俳優George Laszlo(ジョージ・ラズロ)はこの後、ターミネーター・クロマティに成り代わってしまいます。

# Terminator Sarah Connor Chronicles 204 207

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