クロマティの襲撃から逃れ、ここのサラ・コナーの家から避難して、キャメロン・フィリップスが体内から銃弾を取り出したり、体のメンテナンスをしていた廃工場のような場所。(ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ第1話)
ロケ地はニューメキシコ州アルバカーキの有名な鉄道工場跡地です。
Albuquerque Rail Yards
Film Location
- Albuquerque Rail Yards( Barelas Railyard/Santa Fe Railway Shops)
- 722 3rd St SW, Albuquerque, NM 87102 U.S.A.
- 座標: 35°04'31.8"N 106°39'00.7"W
35.075489, -106.650187 - 動画:https://youtu.be/u1Aff8ajCQ8
実はこの場所、「ターミネーター4(サルベーション)」(T4)の撮影でも使われていて、キャメロンやサラコナーの脇に映っている階段は、T4でカイル・リースが駆け上がっていった階段です。
サラ・コナーとカイル・リースが時空を超えて同じ場所にいる・・・と思うと少し感慨深いものがあります。
このアルバカーキの鉄道車両工場跡地は、「サラ・コナー・クロニクルズ」第1話の撮影後、T4の撮影隊も乗り込んで撮影。映画冒頭のカイル・リースとマーカス・ライトが出会うT-600とのバトル・シーンだけでなく、T4後半の「人間の捕虜収容所」もこのBarelas Railyard,Santa Fe Railway Shops (Albuquerque)が使われており、特にT4のほうはほとんどがニューメキシコ州で撮影されています。
なぜならニューメキシコ州で撮影すると税金が控除(Tax Credit)されるためで、特に当時ハリウッドではニューメキシコ州で撮影することが一種のブームのようになっていました。
同州最大の都市であるアルバカーキは、この鉄道車両工場跡地を買い上げ、映画やドラマ、雑誌、ミュージックビデオの撮影などに積極的なロケ地貸し出しをはかっているので、これからも目に留まることが多い名所になることでしょう。
ちなみに映画「アベンジャーズ」でもこの鉄道車両工場跡地が使われていました。
この工場跡地のシーンの見所
重要事項の説明
この工場跡地のシーンでは、「ブラぐらい着けたら?」というサービス・シーン(工場で弾丸を体内から出すというT2へのオマージュシーン)以外にも、「サラ・コナー・クロニクルズ」の基本設定となる重要な会話がサラとキャメロンの間でなされています。- スカイネットは2011年4月19日に始動し、4月21日に人類に宣戦布告し核攻撃した(→詳細:ターミネーター「審判の日」核戦争はいつ?)
- スカイネットを作ったのはマイルズ・ダイソンではない
- キャメロン・フィリップス(TOK715)は2027年の未来からやってきた
- 現代に到着後、ジョンコナーらを探すのにキャメロンは73日間かかった
など、「サラ・コナー・クロニクルズ」オリジナルな設定が説明されています。
防御から攻撃へ
それまで身を潜めて逃げるだけだったサラ・コナーが、この鉄道工場廃墟にて逃げることを止め、スカイネットと戦うことを決意する、つまり「サラ・コナー・クロニクルズ」が始まる重要なシーンとなっています。国境を越えメキシコへ向かう予定だったが、「国境(メキシコ)へは向かわない。」と戦うことを決意したサラ・コナーの言葉を聞いて、キャメロン(サマー・グロー)が微かに口元に笑みを浮かべているのが印象的です。
I'll stop it.(サラ・コナーの一貫性)
このサラ・コナー・クロニクルズ第1話の鉄道工場廃墟のシーンと、最終話(シーズン2第22話)の最後のシーン、ジョン・コナーとサラ・コナーが、John:Mom・・・!?
Sarah:I'll stop it.
・・・と、まったく同じ会話を繰り返しています。
物語の最初と最後が、韻を踏むように同じセリフ “I'll stop it.”で締めくくられていることになります。
サラ・コナーの“I'll stop it.”は「スカイネット(審判の日)を止める」の決意の表れで、戦いの「始まり」を意味していますが、その他にも、このリフレインには製作者の特別な意図が隠されているかもしれません。
このアルバカーキ・レイル・ヤーズのシーンの後、サラ・コナー一行は、ルート66沿いのガソリンスタンドへ向かいます。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 101 Salvation