スーパーで問題を起こし、警察に拘留後、釈放されたアリソン・ヤング化したキャメロンが、留置所で知り合ったジョディに連れられてお茶したカフェ。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第4話「アリソン / Allison from Palmdale」)
シルバーレイクにある実在するカフェがそのまま使われています。そのロケ地はこちら。
Intelligentsia (インテリジェンシア・カフェ)
Film Location
- INTELLIGENTSIA Silver Lake Coffeebar
- 3922 West Sunset Blvd. Los Angeles, CA 90029 U.S.A.
(Sunset Blvd.× Sanborn Ave.)
- 座標: 34°05'31.4"N 118°16'48.9"W
34.092062, -118.280242
- URL:https://www.intelligentsia.com/pages/silver-lake-coffeebar
このキャメロンがアリソン・ヤング化したスーパーマーケットにて、人間でいうところのいわゆる「多重人格障害」「先祖がえり」が発生し、一時的に以前にコピーした「アリソン・ヤングの人格(データ)」の読み込みが第一優先となってしまったキャメロン・フィリップス。 このカフェではずっと寂しそうな、落ち着かない、微妙な表情を付けています。
このカフェがある場所は、ハリウッド東端~LAダウンタウンの中間のシルバーレイクシティ(Silver Lake City)エリア。いわゆる「今どきの若者」らが集まるLAの流行発信地といわれている街。
よってレインボーな人々も多く、実際、ジョン・コナーが劇中、携帯で電話しながらキャメロンを探している最中に、ゲイに
Delicious!(おいしそう)と声を掛けられるシーンがあるのもそのため。
A.車を停めた場所
最初に車を停めてキャメロンを降ろした場所が、壁画と坂が印象的なSurplus Value Centerの脇です。上図のように、A→B→C→D.インテリジェンシア・カフェ までが、ジョンがキャメロンを歩いて探し回っていたシーンの経路。
B.キャメロンを探し始めた場所
そのSURPLUS VALUE CENTERの横から、「ジョディ見た?」と尋ねてまわり始めたジョン・コナー。この場所は、C.サラから電話がかかってきた場所
この通りを左に曲がったところで、サラ・コナーから電話がかかってきます。ちょうどその時に、すれ違いのゲイが「Delicious!(おいしそう)」と声をかけてきます。そして、Dのインテリジェンシア・カフェにたどりつき、ジョディの居場所を聞き出すことに成功します。
このカフェに沿ったSunset Blvd(サンセット通り)を南東へ20分ほど歩くと、ネックレスを「買ったことになっている」エコーパーク(Echo Park)も実在します。
このインテリジェンシア・カフェのシーンの見所・解説
飲食はしないキャメロン(アリソン・ヤング)
ジョディに付き合ってお茶している感じのキャメロン(アリソン・ヤング)ですが、このカフェのシーンではドリンクを飲むような素振りはしていますが、飲食はしていません。ネット上には「キャメロン(TOK715)は食べる機能がある」などと書かれているものがありますが、やはりこちらターミネーターといえばガソリンスタンド【ルート66】でも述べたように、キャメロンは飲食はしないようです。人間との「同調」を示すために、食べる素振りをすることはありますが、無理に口に入れた場合は、後で手で取りだしているようです。
のちのシーズン2のライリーとの会話で、ジョン・コナーが「(キャメロンは)食べることに興味がない。」と言うシーンもあります。
アリソン・ヤングゆえに絵に興味を示す
このカフェのシーンでは、ジョディが描いた落書きに興味を示す場面があります。これは、アリソン・ヤングのパーソナリティに沿っているためです。アリソン・ヤング(キャメロン)いわく、
ALISON: My father was an architect. He taught me how to draw. My mother was a music teacher. She'd sit for hours and listen to Chopin.
「お父さんは建築技師でよく絵の描き方を教えてくれた。お母さんは音楽教師。ショパンが好きで何時間も聴いていた。」
こうした背景から、絵に反応することが多く、バレエのシーンでは、ショパンの「ピアノ曲ノクターン夜想曲第20番嬰ハ短調」を好んで聴いています。このショパンの「ピアノ曲ノクターン夜想曲第20番嬰ハ短調」は、未来で未来のスカイネット捕虜収容所(?)に収容されたデレクが連れて行かれた地下室でもかかっており、そこに(アリソン・ヤングをコピー中の)TOK715がいたことを示しています。
カフェのシーンのインタビュー動画
ちょうどこのインテリジェンシア・カフェのシーンを撮影している時に、TVガイドが取材に訪れたようで、その時の映像が残っています。- TV Guide - On the set with Summer Glau(サマー・グロー 撮影中動画)
- TV Guide - On the set with Thomas Dekker(トーマス・デッカー 撮影中動画)
このカフェの後、キャメロン(アリソン・ヤング)はジョディ(Jody)に連れていかれ、更正施設ユッカ(YUCCA)に向かいます。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 204