ジョン・コナーがコルタンを追跡したLA港の路地裏

サラコナークロニクルズ ロケ地

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ターミネーターのエンドスケルトンの元となる、大量のコルタンがPort of Los Angeles(ロサンゼルス港/LA港)に到着するという情報をつかみ、LA港の倉庫と倉庫の間の路地の窓から倉庫内を覗き込むジョン、サラコナー、キャメロン。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第4話「ヘヴィメタル / Heavy Metal」)

そのLA港の路地を撮影したロケ地はこちら。

Port of Los Angeles Alley

Film Location


このシーンは、ワーナーブラザーズ・スタジオ内のビルNo.41と43の間の路地という、非常にマイナーかつマニアックな所で撮影されていました。サラ・コナーとキャメロンの背後に、ワーナーブラザーズ・スタジオのステージ7と8(S7,S8)の壁と雨どいが映っています。また左側の建物(ビルNo.41)の窓の形なども一致します。

ちなみにこの左側の建物(ビルNo.41)は、 のロケ地としても使われています。

このコルタン着のLA港とキャメロン製造工場Depot 37が、ロサンゼルス港で撮影されているにもかかわらず、なぜかこの倉庫を覗き込むシーンだけは、ワーナーブラザーズ・スタジオ内で撮影されています。おそらくこのシーンのイメージに適当な場所が、LA港の現場になかったか、スケジュールの都合上等の理由で、スタジオ内で撮らざるをえなくなったのかのどちらかと思われます。

今は無き建物


右側(東側)のNo.43の建物に関しては、撮影当時から大幅にこの辺り一帯が改築され、新しく大きな建物に入れ替わっています。

改築前のこの区画は、サラコナーがグロック17で応戦した倉庫前のロケ地としても使われています。

このLA港の路地のシーンの見所・解説

キャメロンのスキャン機能

この路地の窓から倉庫内のターミネーター・Carter(カーター)を、キャメロンがスキャンして識別するシーンがあります。
ターミネーター2でも人間の体をスキャンするシーンがあるので、スキャン機能自体は特別ではありませんが、キャメロンの場合は、ターミネーター1,2のT-800と違って、カラーになっています。

また、このスキャンシーンから、体型(骨格)や外見が様々なターミネーターが未来から送り込まれていることがうかがえます。
ターミネーターは元々、人間生活に潜伏して暗殺など目的を達成するために作られているので、いつまでたってもなぜかシュワちゃんの顔をしたターミネーター(モデル101型)しか出てこない映画版よりかは、いろいろな外見のターミネーターが登場するほうが自然と言えます。

ジョン・コナーがスカイネットとの戦いの第一歩を踏み出す

この路地で、ジョン・コナーは、「退避しよう」と進言するサラコナーとキャメロンに反して、コルタンを運ぶトラックにトラッキングできる携帯電話を仕掛けようと、自らターミネーター・カーターがいる倉庫内へ、この路地の窓から乗り込んでいきます。

つまり、これまで逃げる・隠れるばかりのジョン・コナーが、自らの意志で、スカイネットとの戦いの「第一歩」を踏み出します(勇み足とも言う)。

そして運悪くジョン・コナーはトラックから出られなくなり、コルタンの保管庫Depot 37まで運ばれることになり、「災い転じて福となす」で、結果的にはコルタンを回収し、ターミネーター・カーターを閉じ込めることに成功します。

# Terminator Sarah Connor Chronicles Carter Coltan

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