(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第13話「エイブラハムのブログ / Earthlings Welcome Here」)
その銃撃戦を交えた倉庫前のロケ地はこちら。
Eileen(Alan Park)'s Warehouse
Film Location
- Warner Bros. Studios between"Building No.41 and MILL 44" Transportation Services-Fuel Depot
https://studiooperations.warnerbros.com/transportation/
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- 座標: 34°08'46.7"N 118°20'23.8"W
34.146309, -118.339943
この空きスペースは大規模改修で今はもう無くなってしまったので(後述)、ある意味、貴重な映像でもあります。 ワーナーブラザーズ・スタジオの南側にある、Toluca Lake Tennis and Fitness Club(トルーカ・レイク・テニス&フィットネス・クラブ)の白い建物とその右側の建物が、ワーナーブラザーズ・スタジオ内のガソリンスタンド(No.63)越しに映りこんでいます。
この倉庫の銃撃戦のシーンの見所・解説
昔のワーナーブラザーズ・スタジオが見れる
ワーナーブラザーズ・スタジオも、時代とともに、あちこちがマイナー・リノベーションしていっています。この銃撃戦を撮影した倉庫前のスペースがあった所も(当時は倉庫やら駐車場やらゴチャゴチャした空間でしたが)今は改修され、大きな建物(ビル No.43)に統一される形で生まれ変わり、今では撮影当時の面影はありません。その辺りでは、ガソリンスタンド(施設 No.63 Transportation Services-Fuel Depot)だけ、当時のまま現在も残っています。
バイクに乗った黒ヘルの暗殺者は誰?
黒ヘルの人物は、カリバ・グループの一味です。カリバとはスカイネット傘下の組織で、スカイネット(A.I.)に金で雇われた人間らが空調設備や鉄鋼会社、ミネラルウォーターの会社など、人間の生活インフラに根差した各種法人を作り、(「審判の日」を起こすべくその準備のために)高額報酬の下、働いていました。→詳細:カリバとスカイネット(人間が遠隔操作される世界)
もちろん、カリバ・グループで働くほとんどの人間が、そのボス(スカイネット)の正体や目的は知りませんが、中には暗殺も請け負う傭兵のような部門もあったようで、スカイネットからは携帯電話で直接指示が来るような形です。シーズン2第20話で、キャメロンが水を浴び、電気ショックをかけられたシーン(→キャメロンがデレクを救出したLA港倉庫)で、そのスカイネット(A.I.)からの直接指示の場面が確認できます
→その指示画像はこちら:最終話からループで伏線回収【ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ】
このエピソードで登場した黒ヘルの暗殺者は、アイリーン(アラン・パーク)をずっと付け狙っていたようで、アイリーンが借りていた倉庫を張っていたところ、アイリーンが現れたのでマシンガンで襲撃した、という形です。
尚、この黒のフルフェイスヘルメットの暗殺者は「人間」です。マシーン(ターミネーター)ではありません。ターミネーターであれば、顔を隠す必要もなく、もっと露骨に正面から襲ったでしょうし、事実、サラコナーの応戦で負傷し、その場から逃げ去っています。
この後、催眠療法士バーバラ・モリスの診療所で、催眠療法士バーバラとアイリーン(アラン・パーク)が何者かに暗殺された時も、サラが駆けつけた時に、バイクで走り去る音がしていたので、この黒ヘルの人物が、バーバラとアイリーンを暗殺したものと思われます。
Glock17とウージー
この倉庫のシーンで、サラ・コナーが使っているのはグロック17(Glock17 2nd Generation)で、サラコナーはこのサラコナーとアンディが散歩した池でアンディの暗殺を企んでいた時もそうですが、シーズン1からグロック17(Gen.2)とベレッタ92FSを使い分けています。一方、バイクに乗ったヒットマンが使っているのはミニ・ウージー(IMI Mini Uzi)でした。ちなみに映画「ターミネーター1」でT-800が使っていたのは、ウージー(IMI Uzi)で、それに対するオマージュでミニ・ウージー(IMI Mini Uzi)を使ったのかどうかは、定かではありません。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 213 Dinah Lenney Eileen Alan Park Glock 17