ジェームズ・エリソンが、こちらメキシコのクロマティを埋めチップを破壊した荒野から、ターミネーター・クロマティのボディをこっそり掘り起こしてアメリカに持ち帰り、キャサリン・ウィーバーに引き渡した場所。
（「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第9話「フィッシャー / Complications」）
エリソンが車のトランクに入れたクロマティのボディを見せた倉庫街のような場所のロケ地はこちら。
Ellison reveals Cromartie's body to Catherine Weaver
Film Location
- Warner Bros. Studios "Building 41 "Transportation
URL： https://studiooperations.warnerbros.com/transportation/
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- 座標： 34°08'47.1"N 118°20'25.7"W
34.146411, -118.340465
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood（スタジオツアー）
URL： https://www.wbstudiotour.com/ja/
このビルディングNo.41の建物は、撮影に使う自動車の修理工場のようになっていて、その明り取りのため、窓が大きくなっているのが特徴で、車やトラックの出入りがあるため、出入口もシャッター形式で大きくなっています。エリソンの背後に、その特徴的な窓やシャッターが確認できます。この41番ビルディングの南側には、一般のものと同じ規模のスタジオ専用のガソリンスタンドまで用意されています。
車関連ということで、サラ・コナー・クロニクルズでも、
- ジョン･コナーのリーダー資質が見えた自動車整備場 ←ジョンが通う高校の車整備の授業の場所として
- 細菌兵器から人類を救った少女･･･人類の救世主シドニー生誕の倉庫として
ここはワーナーブラザーズ・スタジオのスタジオツアーの受付ゲートが近いことから、ツアー参加者が乗るカートが、上図のようにたくさん置かれている場所でもあります。
この引き渡し場所のシーンの見所・解説
なぜエリソンはクロマティの体をウィーバーに渡したの？
なぜエリソンはわざわざメキシコに埋めたクロマティの体を、越境してまで運び、キャサリン・ウィーバーに渡したのかというと、クロマティを埋めチップを破壊した荒野での、サラコナーとエリソンの会話にヒントがあります。その時、エリソンは、このターミネーターが絡む一連の出来事の中での、I just want to know my role in all of this.と言っていました。そしてキャサリン・ウィーバーに対しては、
（自分の役目を知りたい。）
We need to learn how they work. How to fight them. It's up to the two of us.と言っています。
（ターミネーターと戦うには、これらがどのように動くのか知る必要がある。それは我々にかかっている。）
エリソンは常軌を逸した出来事に遭遇したことで、自分を見失い（職も家庭も失い）、その中で、自分のいる位置をはっきりさせたかったのでしょう。彼の信心深さも彼の行為を促進させているようにみえます。
エリソンはいよいよゼイラ社で働くことに
まだFBI在職時に、ゼイラ社のキャサリン・ウィーバーからオファー（ヘッドハント）を受けたエリソンは、FBIを休職中に、試しがてらキャサリン・ウィーバーの下で働きます（そんなことが実際にFBIでできるのかどうかは不明）。その間に、エリソン型ターミネーターに襲われる（そしてクロマティに助けられる）経験もし、さらにそのエリソン型ターミネーターが到着時に服を奪う際に人を殺害したため、その目撃証言によりエリソンが逮捕されます。そして拘留中のエリソンにキャサリン・ウィーバーが接見し、「何を信じるか」が問われ、結果的にエリソンはキャサリン・ウィーバーに助けられることになります。
こうした経緯をふまえ、エリソンはいよいよキャサリン・ウィーバーの下（ゼイラ社）で働くようになります。
尚、ジェームズ･エリソンの元妻ライラの家のシーンで、元妻ライラとの会話にも「すごい車ね。どうりでみんなFBIを辞めていくわけね。」という会話にもあったように、エリソンがゼイラ社から貸与されている高級車などから、ゼイラ社で働くことはかなり好待遇であったことがうかがえます。
→関連記事：ゼイラ社(Zeira Corporation)の所在地
# Terminator Sarah Connor Chronicles 209 Zeira cooporation
