ハンターキラー製造工場(デザートキャニオン・ヒート&エアー)

サラコナークロニクルズ ロケ地

t f B! P L
「3つの点」を追い求めてスカイネットの臭いを嗅ぎつけたサラ・コナーがたどり着いた、ハンターキラー(ドローン)を作っていた工場。会社名は Desert Canyon Heat & Air (デザートキャニオン・ヒート&エアー社)でした。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第13話「エイブラハムのブログ / Earthlings Welcome Here」)

その工場のロケ地として使われた建物はこちら。

L70 Agua Dulce Airport Warehouse as Desert Canyon Heat & Air

Film Location

実はこの建物は、 Agua Dulce Airport(アグア・ダルシ―飛行場)の小型飛行機の格納庫を裏側から撮影して「Desert Canyon Heat & Air(デザートキャニオン・ヒート&エアー)社」の「謎の工場」と見立てたものです。

劇中では荒野にポツンと建立されている工場(倉庫)のように見えますが、実際は、同じような建物(格納庫)が横一列にずらっと並んでいます。劇中、倉庫の奥に見える道路は、飛行機の滑走路です。

この製造工場に関する見所・解説

内部の撮影は別の場所

倉庫内に侵入したサラ・コナーは、Ed Winston(エド・ウィンストン)に撃たれますが、この内部のシーンは、別の場所(おそらくワーナーブラザーズ・スタジオ内)で撮影されたものと思われます。
その理由としては、この倉庫として見立てられている小型飛行機の内部はがらんどうで、劇中のオフィスのようにはなっていないためです。

また、後日、キャサリン・ウィーバーがこの建物を爆破しますが、キャサリン・ウィーバーを演じたシャーリー・マンソンは、全撮影において、おそらくワーナーブラザーズ・スタジオ内から一歩も出ておらず、スタジオに缶詰め状態で撮影に臨んだものと思われるためです。工場爆破のシーンで燃え盛る建物の炎の中からキャサリン・ウィーバーが悠然と歩いて出てくるシーンがありますが、爆発はCGであるのはもちろんのこと、おそらくそのキャサリン・ウィーバーの姿もCG合成したものと思われます。

のちにキャサリン・ウィーバーが爆破した理由

サラコナーは武装し、C4爆弾までバッグに持ち込んで、この工場を吹き飛ばそうと侵入しますが、銃で撃たれ、倒れてしまいます。その際、現実か幻覚かはわかりませんが、この工場の上を浮遊するドローン(ハンターキラー)を目にします(のちにサラは「夢ではなく確かに見た。」とデレク・リースに言っています)。

サラコナーが工場に侵入し、発砲騒ぎがあったことで、工場のスタッフが「侵入者が入り、攻撃を受けた。」と各部署へ無線連絡します。

その暗号化されていない無線を傍受したのが、ジョン・ヘンリーでした。ジョンヘンリーは、世界中のコルタンをキャサリン・ウィーバーのゼイラ社が買い占めていることを調べている過程で、(ハンターキラーやT-800系の骨格の元となる物質コルタンを取り扱っている)この工場の「デザートキャニオン・ヒート&エアー社」に行きつき、無線を傍受したのでした。

暗号化されていない無線につき、当然、ジョン・ヘンリーのハッキングもトレースされ、スカイネットに感知されます。

キャサリン・ウィーバーはジョン・ヘンリーがトレースされることを恐れ、ジョン・ヘンリーの証拠隠滅のため、またコルタン買い占めの商売敵でもあるため、「デザートキャニオン・ヒート&エアー社」の従業員を暗殺し、すべてを吹き飛ばします。

しかしながら、すでにスカイネットにジョン・ヘンリーはトレースされており、後にジョン・ヘンリーへのハッキングという形で、スカイネットの直接攻撃を受けることになります。

ちなみに「デザートキャニオン・ヒート&エアー社」というのは、カリバ・グループの1社で、カリバ・グループとは、スカイネットが「審判の日」を起こすべく人間を雇って、いろいろ準備する過程で作った会社の1社です。
→詳細:カリバとスカイネット(人間が遠隔操作される世界)

「デザートキャニオン・ヒート&エアー社」は空調設備会社を装って、ドローン(ハンターキラー)やターミネーターのエンドスケルトンを作るセクションでした。

それ以外にも「 Western IRON & METAL Trading Co」(シーズン2第16話)や、ウォーターサーバー提供会社を装った会社など、カリバ・グループは社会インフラに根差した会社を複数運営しながら、スカイネットのベースとなる設備を作っていた、ということです。

工場(倉庫)内の撮影は別の場所

工場内でのキャサリン・ウィーバーの大虐殺のシーンは、このアグア・ダルシ―空港の格納庫ではなく、別の場所(おそらくワーナーブラザーズ・スタジオ内)で撮影されたものと見られます。その理由としては、
  • 格納庫の内部と、キャサリンウィーバー大虐殺シーンの工場内部が明らかに違う
  • キャサリン・ウィーバーを演じたシャーリー・マンソンは、どうもサラ・コナー・クロニクルズ撮影中、ワーナーブラザーズ・スタジオ内以外ではロケしていない(キャサリン・ウィーバーのシーンをすべてチェックしましたが、いずれもワーナーブラザーズ・スタジオ内であったため)
の2点から、そのような結論に至りました。

# Terminator Sarah Connor Chronicles 213

QooQ