「不夜城」歌舞伎町ゴジラ通り前の交通事故現場

ロケ地 邦画

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映画「不夜城」ロケ地
実物大の初代ゴジラ(高さ50m)への表参道・・・新宿・歌舞伎町「ゴジラ通り」


先日、東京の新宿ゴジラ通り前の「歌舞伎町」交差点(靖国通り)でこんな交通事故がありました。

新宿で車大破 父が飲酒運転 家族でディズニーに行く途中 前夜遅くまで缶チューハイ
https://www.fnn.jp/articles/-/402555
https://www.youtube.com/watch?v=xxDASJePkm8
(新宿ピックペック・ビルからの定点カメラの映像)

この交通事故現場は、歌舞伎町のドン・キホーテ前、ゴジラ通り入口の交差点(靖国通り)です。

この交差点は、金城武 主演の映画『不夜城 SLEEPLESS TOWN』(1998年) に何回か登場した場所でもあります。

「不夜城」で屋台があった交差点

不夜城・歌舞伎町の屋台のシーン
  • 新宿「歌舞伎町」交差点・中央通り(セントラルロード)入口&ドン・キホーテ前
  • 座標:35°41'37.0"N 139°42'05.2"E

新宿の屋台

映画「不夜城」で、劉 健一(金城武)と夏美(山本未來)が屋台の前で話していたシーンに映っている交差点が、前述の交通事故現場です。左後方に、今回の交通事故動画を録画していた「新宿ピックペック・ビル」が当時の映像にも映っています。

昔は新宿のあちこちに屋台がありました。「不夜城」は、新宿の昔を伝える貴重な記録映画となっています。

この後、2人はドライブでレインボーブリッジ方面に出かけます。
→関連記事:車から落ちるとこうなる「不夜城」事件 へ続く

ゴジラ通りと さらに増えるレッドカーペット

この交差点の奥(北)の東宝ビル(ゴジラ映画館)に続く歌舞伎町中央通り(セントラルロード)、通称「ゴジラ通り」は、よくハリウッド映画のプレミアが開かれ、レッドカーペットが敷かれます。
不夜城・新宿ロケ地

これまでも「ミッション・インポシブル」シリーズでトム・クルーズが、「ターミネーター・ニューフェイト」では、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィス、ガブリエル・ルナらが、来日した際、ここのレッドカーペット上を歩きました。

新宿ミラノ座の跡地に新しく生まれ変わる高さ225mの東急歌舞伎町タワーでも、「新」レッドカーペット計画があり、東急歌舞伎町タワーで映画のプレミアが開かれる際は、トー横界隈(歌舞伎町シネシティ広場)にレッドカーペットが敷き詰められることになるそうです。そのため、東急歌舞伎町タワーはトー横界隈(歌舞伎町シネシティ広場)を意識した玄関口や大型ビジョンなどの作りになっています。

「不夜城」銃撃戦のロケ地

この屋台のシーン&交通事故があった交差点を、上海マフィアのボス・元 成貴(曾 志偉/エリック・ツァン)が横断し左折。少し西に進んだ、1つ隣りの通り「歌舞伎町 一番街」の入口にある、地下道出入り口で、「不夜城」では銃撃戦が撮影されています。呉 富春(椎名桔平)がショットガンで撃ち合うシーンです。
不夜城・銃撃戦のロケ地

人通りの多い歌舞伎町の、しかも靖国通り沿いでのロケ敢行はかなり大変だったはずです。

撃たれた元 成貴(曾 志偉/エリック・ツァン)が最期に寄り掛かった公衆電話は、2015年までは残っていましたが、そこのドトール・コーヒーが入居するSuzuyaビルが建て替えの際、消滅してしまいました。
劉 健一(金城武)が呉 富春(椎名桔平)に渡した手書きの地図でも、一番街の入り口の左右は、当時実際に存在したドトール・コーヒーとPRONTO(プロント)と書かれています。プロントのほうはセブンイレブンに変わりましたが、ドトールコーヒーは同じ場所に復活しています。

この後、劉 健一(金城武)はこの銃撃戦の後、新宿 大ガード 方面へ走って逃走しますが、大ガード内で捕まります。

「不夜城」の1998年当時は、まだ大ガード周辺の線路沿いには、上映中~公開予定の映画の宣伝看板がたくさん設置されていたことが映像からも確認できます。

ちなみにこの時「不夜城」の映像に映っている大ガードの映画の看板は、ブラッド・ピット主演の『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(Seven Years in Tibet、1997年)でした。

当時、新宿にはやたら映画の看板があり、ある意味「映画の街」「劇場の街」でしたが、ここにきて、新宿コマ劇場がTOHOシネマズになり、新宿ミラノ座が東急歌舞伎町タワーとなって生まれ変わることで、再び「映画の街」「劇場の街」として復活しつつある点に感慨深いものがあります。

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