ターミネーター・ヴィック・チェンバレンが妻とともに家庭生活を営みつつ潜伏していた家。取り出されたヴィックのチップの解析にて、その家の外観などが映っていました。パステルブルーのような淡い青の外装が特徴的な家です。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第8話「チップの記憶 / Vick's Chip」)
この家のロケ地は、こちら。
Vick Chamberlain's House
ヴィックのチップ内に残っていたエントランス周辺の映像。この後、ドアのガラスに反射して映る、ヴィックの背景の風景も、このロケ地のものと一致しました。Film Location
- Warner Bros. Studios (Backlot) "MIDWEST STREET" near LOT W
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- 座標: 34°08'53.2"N 118°20'09.7"W
34.148120, -118.336023
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
ドア枠の形やエントランスの階段の土台など、すべての形状が一致します。但し、2020年現在はこの家はリノベーションされており、入口の形状などが若干異なっています。
この家は、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーで(撮影などで使われていない限り)高い確率で訪れる場所にあり、場合によっては家の中まで入って、ガイドがいろいろ説明してくれることもある家です。
実はこの家は、
- 室内がエンリケの家として
- ジェームズ・エリソンの家としても外観と室内両方が使われて
- バックヤード(裏側)は、シーズン1でのサラ・コナーの家として
も使われていました。スタジオのセットの隅のほうにあるので、何かと使い勝手がよいのかもしれません。
また、この家屋はドラマ「ギルモア・ガールズ (Gilmore Girls)」の青い家としても有名です。
Vick関連の見所・解説
初の家庭生活を営むターミネーターが登場
映画「ターミネーター・ニューフェイト」では、シュワちゃん演じるカール(T-800)が人間と家族生活を送っていましたが、それより11年以上も前に、「サラ・コナー・クロニクルズ」にて、人間と家庭生活を送るターミネーターが登場していたことになります。では夜の夫婦生活まで営んでいたのかというと、劇中の描写からは、どうもそこまではできていなかったようです。但し、異性に対して"effective"(効果的)なボディタッチレベルまではやっていたことは劇中に描写があります。
劇中の住所は
劇中、この家屋の郵便物を抜き取るシーンがあるのですが、その郵便物のここの住所(宛先)は、Mr. and Mrs. Vick Chamberlain
317 Treadwell street Van Nuys, CA 91605
となっていました。もちろん、架空の住所ですが、これでヴィックとバーバラが結婚していることがわかります。
ヴィックはいつ入れ替わったのか?
ヴィックは、人間のヴィック・チェンバレンに入れ替わって任務を遂行するために未来から送られてきたターミネーター(T-888)ですが、いつ、人間のヴィックに入れ替わったのか、日時ははっきりしていません。但し、妻・バーバラが「事故」と言っていたので、交通事故のようなもの(おそらくターミネーターが意図的に起こした事件)をきっかけに人間と入れ替わったようです。そして入れ替わったヴィックが少し変なのは、バーバラは事故の後遺症と考えていたようです。
ヴィックの任務は?
ヴィックの第1の任務は、ロサンゼルスの交通監視網ARTIEのプロジェクトを稼働させることでした。妻・バーバラはそのARTIE計画の責任者でした。そのため、そのARTIE計画を妨害するロビイストやバーバラのことを調べまわっていたレジスタンスらを殺害。また、ARTIE計画が無事に採用され稼働しだすと、用無しになったバーバラも殺害しました。
また、その他には、レジスタンスやジョン・コナーの顔も、見かけたら殺害するよう、デフォルトでプログラムされているようで、チップだけになってもPCの画面越しにジョン・コナーの顔をターゲットとして認識していました。
このヴィックのチップと、バトルの最中に失われた片腕が重要アイテムとなってシーズン1の各話が進んでいくことになります。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 108