エンリケ・サルセダの家

サラコナークロニクルズ ロケ地

t f B! P L


サラ・コナーとキャメロンが偽造ID作成依頼に向かった、エンリケ・サルセダの家。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第2話「汝自身を知れ / Gnothi Seauton」)

エンリケが登場するシーンは室内だけで、家の外部の映像は出ていませんが、いろんな映画やドラマで使われている家屋なので、室内を見ただけでわかります。ロケ地はこちら。

Enrique Salceda's House

Film Location

  • Warner Bros. Studios (Backlot) "MIDWEST STREET" near LOT W
  • 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
  • 座標: 34°08'53.2"N 118°20'09.7"W
    34.148120, -118.336023

  • Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
    URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/

実はこの家屋、表玄関口は人間と家庭生活を営むターミネーター・ヴィックの家として、また、FBI捜査官のジェームズ・エリソンの家としても使われています。

そしてバックヤード(裏口側)は、サラ・コナーの家として使われているバックロット(セット)です。この家屋の裏庭で、サラコナーがブランコで懸垂したりしていました。

さらに、道路を挟んだ向かいの家屋は、エンリケの甥、カルロスの家(アジト?)として撮影に使われていました。その際、このエンリケの家は、大きなシートで覆われて隠されていました(同シーズン1第2話)。

Near Enrique's House(エンリケの家の近く)

エンリケの家の屋内のシーンの撮影は上記の場所ですが、エンリケの家までの道中はロケで撮影しています(同シーズン1第2話)。

Film Location


サラ・コナーは、ここ(South Park View St. × 10th St.)の交差点を北へ右折してすぐ止まったので、エンリケの家は(設定上は)South Park View St.沿いにあるということになります。

サラが運転する車の背後には、スーパーマーケット「Food 4 Less」が映っています。「Food 4 Less」は、出入荷時の梱包のまま店頭に陳列することでコスト削減し、それを販売価格に転嫁させる激安スーパーです。

エンリケの家に関するシーンでの見所

エンリケ・サルセダとは

エンリケ・サルセダとは映画「ターミネーター1(T1)」のあと、サラ・コナーがメキシコに渡った際に知り合った人物。「ターミネーター2(T2)」で登場し、サラ・コナーがメキシコ他中南米に滞在中にかき集めた武器を、当時、メキシコ国境付近のエンリケ・サルセダのRANCH(牧場/農場)に長らく保管してもらっていました。

T2の時も、表向きはRANCH運営のようでしたが、実際はメキシコ経由で武器などの密輸を生業としていた模様で、それゆえメキシコ国境付近を拠点とし、銃で相当警戒しながら生活していた様子がうかがえます。尚、T2時代のエンリケが生活していた場所のロケ地は、ランカスターのAntelope Valleyの近くです。


そのT2の後、サラ・コナー・クロニクルズでは、エンリケ自身はその稼業を引退し、ビジネスは甥っ子のカルロス(ギャング)に引き継いだことになっています。エンリケは稼業は引退したものの、FBIに弱みを握られてしまっているため、引退しロサンゼルスに引っ越した後も、密告屋(司法取引で犯罪者の情報を司法機関に密告するの役割)は担っていた模様です。

FBI捜査官エリソンの携帯電話に、サラ・コナーのことを密告しようとしたメッセージが残っていました。それを見破ったキャメロンによって密告前に射殺されたことになります。

尚、サラ・コナー・クロニクルズでは、サラコナーはエンリケについて、

Old friend. Ten years ago, he was the best fake-paper guy around. I did paramilitary training with Enrique outside of Oaxaca. He taught John to shoot rifles.
(古い友人よ。エンリケは昔、偽造書類の名人だった。メキシコのオアハカでエンリケから戦い方を教わった。ジョンも銃の撃ち方をエンリケから教わった。)

とキャメロンに説明しています。

エンリケがお酒大好きな設定は、T2からサラ・コナー・クロニクルズにも引き継がれていました。

サラ・コナーの死因が判明

エンリケの家のすぐ手前にて。サラとキャメロンの会話。

CAMERON:He sent us here to fight. But you're the best fighter he knows.
(ジョンは戦うために2007年に送った。なぜならサラはジョンが知る最強の戦士だから。)

SARAH:So if I'm such a great fighter, how was I killed?
(じゃ、なんでそんな最強の戦士が死ぬの?)

CAMERON:Cancer.
(癌よ。)

ことあるごとにキャメロンはサラコナーの癌や体調について、サラやジョンに言及しています。明らかに「未来のジョン」からサラに関して、癌などの早期発見・治療をうながすような任務も受けていたことが端々からうかがえます。

これにより、サラは病院で検診を受けるようになります。

このシーズン1第2話では、なぜ1999年から2007年へタイムトラベルしてきたかの理由の1つが垣間見えてきます。

つまり、1999年のサラの身体を2007年に持って来て、2007年の医療レベルで癌の早期治療に努めれば、サラは2027年まで存命させることができる可能性がある。

さらに2005年12月4日にサラは死んだことになっているので、それを飛び越えて2007年に行けば、誰もサラを探さないから、より安全で一石二鳥。

だからジョン・コナーの成長の“ahead of schedule.”(予定の繰上げ/シーズン2第17話)をしてまで、レジスタンスとの合流場所を2007年に選んだのではないでしょうか。

キャメロンの“He sent us here to fight. ”は「スカイネットの戦い」だけでなく、サラの「癌との闘い」にも掛けているようなことを感じさせます。
→関連記事:サラ・コナーの癌(ガン)克服物語(Hope of Isotope)

キャメロンの「笑い」

第一話ではジョン・コナーに近づくために、かなり笑顔をふりまいていたキャメロンですが、第一話以降は(その必要もないので)あまり笑顔は見せなくなりました。

と言っても、その後まったく笑顔を見せなくなったわけでもなく、必要におうじて「笑顔」を選択肢の1つとして、使っています。

このエンリケの家でも、最初の面会で別れるとき、エンリケの笑いに対して、思いっきり愛想笑いを返すシーンがあります。

その後、ロサンゼルス自然史博物館のシーンでも、同じように「作り笑い」するシーンがあります。

このキャメロンの「笑い」のシーンは、ターミネーター1でのモーテルで悪臭を放つT-800に対して、清掃スタッフが、

Hey, buddy you gotta dead cat in there or what?
(死んだ猫かなんか部屋にあるのか?)

との問いかけに対して、POSSIBLE RESPONSE:として、"F**k you As**ole." をT-800が選択したシーンを彷彿させます。

つまり「人間を適当にあしらう」術として「笑顔」を機械が選択している、ということです。

近々、現実世界でもこういう感じで、日常、A.I.に人間があしらわれるようになるのか、と思うと考えさせられるものがあります。

いずれにしても、希少となったキャメロンの笑顔が見れるシーンです。

と同時に、サラコナーと話すときに、ずっと目を見開いて、瞬きを極力しないようにしているサマーグローの演技にも注目です。

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