(「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第21話「救出 / Adam Raised a Cain」)
この路地裏のロケ地はこちら。
The Alley(Parson's Alley) Sarah Connor and Ellison met
Film Location
- Warner Bros. Studios (Backlot) "French Street"
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- https://studiooperations.warnerbros.com/french-st/
- 座標: 34°08'55.7"N 118°20'13.7"W
34.148801, -118.337126
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
この路地裏は、ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズでは少なくとも3度以上は登場している建物の裏手で、路地裏感を出すためにガラクタみたいなものがたくさん置かれる演出がなされていました。しかも、この場所自体、別のシーンのロケ地としても登場しています(下記参照)。
ワーナーブラザーズ・スタジオのツアーに参加すれば、高い確率でこの路地(建物裏)の前の道路はカートに乗って通りますが、この路地自体についての説明は、ガイドはスルーすることが多いです。
なぜならこの路地の前後が、有名なロケ地だからです。
Between New York Park and La La Land Cafe
例えば、この路地手前、木立を挟んだすぐ隣は通称 New York Parkと呼ばれている公園のような空間で、ドラマ「フレンズ」(Friends: シーズン6第7話)で、ニューヨークのセントラル・パークでランニングしているシーンが撮られた場所として有名です。またこの路地を構成する建物の表側は、映画『 La La Land(ラ・ラ・ランド)』(2016年)に登場したカフェとしても有名で、ワーナーブラザーズ・スタジオのツアーガイドも、その前後の説明のほうに注力する傾向があります。
Parson's Alley
この路地裏自体は、昔は Parson's Alley(パーソンズ・アリー/路地,小道,横丁)という看板が入口に掲げられていました。 Parson's Alleyという名称で何かの映画かドラマに使われた場所のようです。この路地裏のシーンに関する見所・解説
何度も登場したこの場所
この場所はサラ・コナー・クロニクルズでは何度も登場しているロケ地で、例えばこのキャサリン・ウィーバーが初体験させたバーの裏手としても使われていました。以前、キャサリン・ウィーバーがいた場所で、サラコナーがキャサリン・ウィーバーに会うアポを取っていると思うと、面白いものがあります。
上のシーン以外にも、この建物は、
として何度も使われている、サラ・コナー・クロニクルズでは利用頻度が高いバックロット(セット)です。
またこの建物の向かいには、サラ・コナーがマーティン・ベデルを見送ったバス停があった場所でもあります。
最初に呼び出した場所もすぐ近く
電話でサラ・コナーは、SARAH CONNOR:Downtown, 3rd Street tunnel, one hour.として呼び出し、その場所に着いたエリソンの車にキャメロンが乗りこんで、離れた別の場所である上の路地裏まで連れていく・・・という流れになっていましたが、その最初にエリソンを呼び出した「ダウンタウンの3番通りのトンネルの所。」のロケ地も、実はこの路地裏の斜め前にあります。
(ダウンタウンの3番通りのトンネルの所。1時間後。)
- WB studios French Street as "3rd Street tunnel,dowontown Los Angeles"
- 34°08'55.5"N 118°20'14.6"W
34.148737, -118.337384
この2つのシーンが一気にまとめて効率的に撮影されたことがわかります。
ちなみに映画「ターミネーター1」で、カイル・リースがお手製のダイナマイトを投げながら、T-800とカーチェイスを繰り広げたトンネルは、2nd Street Tunnel(ロサンゼルス・ダウンタウンの2番通りのトンネル)のほうです。
トーマス・デッカーも気づかなかったロケ地
DVD巻末の付録では、出演者や製作者の副音声的コメント付きの動画がありますが、そこでジョン・コナー演じたトーマス・デッカーが、この路地裏のシーンを見て、「これどこで撮影したの?」と尋ね、サマー・グローや製作者が「(ワーナーブラザーズ・スタジオ内の)セットだよ。」と答えるやりとりが収録されています。確かにこの路地裏のシーンではジョン・コナー(トーマス・デッカー)は出ていませんが、しかし、トーマス・デッカーは日系企業DAKARAのエピソードのこの日系ミナモトのアジト(家)のシーンで、この路地裏の前でミナモトの家から出てきたサラコナーらを待つシーンがあり、この路地裏のところで長時間待機していました。
つまり、スタジオ内をそれなりに熟知しているはずの出演者(トーマス・デッカー)でさえ、この路地裏のシーンがWBスタジオ内だとは気づかないくらい、うまく撮影されていたということの証でもあります。
【この路地裏のシーンの出演者】
- Sarah Connor(サラ・コナー)・・・Lena Headey(レナ・ヘディ)
- Cameron Phillips(キャメロン・フィリップス)・・・Summer Glau(サマー・グロー)
- James Ellison(ジェームズ・エリソン)・・・Richard T. Jones(リチャード・T・ジョーンズ)
# Terminator Sarah Connor Chronicles 221