キャメロンがコルタンを海に沈めた断崖絶壁

サラコナークロニクルズ ロケ地

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この での追跡とバトルを経て、ターミネーターの骨格の元となる金属コルタンを奪ったキャメロンが、コルタンをトラックごと海に投棄した断崖絶壁。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第4話「ヘヴィメタル / Heavy Metal」)

そのコルタンを海に沈ませた断崖絶壁のロケ地はこちら。

Abalone Cove(アバロン湾)

Film Location


海に向かってトラックが突っ込んでいくシーンで、左側に半島らしきものが映っていますが、そこはPortvgvese Point(Portuguese Point):ポートゥギーズ岬です。この岬の先端にあるPerry Lawrence Ehligの石碑とそれを囲む木々も、極小ながら画面に映っています。

さらにその岬の左側にある別の岬、Inspiration Point(インスピレーション岬)もチラッと映像に映りこんでいます。
キャメロンがトラックから飛び降りて、すっくと立ちあがった背後の地平線に映っている陸地のようなものは、太平洋に浮かぶSanta Catalina Island(サンタ・カタリナ島)です。

これらの位置関係から、キャメロンは、Abalone Cove(アバロン湾)の、Altamira Canyon(アルタミラ渓谷)とEast Beach(イーストビーチ)の間くらいの地点(上の座標の位置)でコルタンをトラックごと海に投棄したものと推定できます。

このコルタン投棄シーンの見所・解説

実は誰も現場には行っていない

キャメロンがトラックに乗って、コルタンをつっかえ棒にしてトラックのアクセルを踏み込ませた状態で、海にトラックを突っ込ませたこのシーン。トラックや、トラックの荷台から飛び降りるキャメロン(サマー・グロー)は、もちろんすべて別撮りです。

DVDなどのメイキングシーンでチラッとこのシーンが映っており、スタジオ内(おそらくワーナーブラザーズ・スタジオ)のクロマキーの前で、ワイヤーで吊られたスタントやサマーグローがトラックと同じ高さから飛び降りるシーンを、この断崖絶壁の映像にVFXで重ねたもの。

もちろんトラックも実際には海に落ちていません。そもそも実際の現場の崖の下はビーチと浅瀬になっていて、ドラマの中のような、「崖の真下が深い海」という状況とはちょっと違います。

よって、サマー・グロー他出演者は、この現場には誰一人として行っておらず、スタッフがこのアバロン湾の崖周辺の映像だけ集めてきて、それにVFXで合成したものと思われます。

チャーリーの灯台の近く

この場所で「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」がロケをした、という文献や情報は、ネット上にはどこにもないのですが、なぜこの場所がロケ地であることが分かったか?というと、シーズン2第20話に出てくるパロス・ヴェルデス半島のPoint Vicente Lighthouse(ヴィセント岬灯台)の近くだからです。この灯台を調べていたら、たまたまこのコルタン投棄現場を見つけることができました。

サラ・コナー・クロニクルズは、そのヴィセント岬灯台からロサンゼルス港にかけてロケを敢行しており、いろいろなロケ地が湾岸沿いに集中しています。

なぜキャメロンはコルタンを1本持ち帰ったのか

この海へのトラック(コルタン)投棄シーンのあと、キャメロンが実はコルタンを1本、サラ・コナーの家まで隠して持ち帰っていたという描写が挿入されています。

サラ・コナー・クロニクルズでは、最初から最後までキャメロンはミステリアス(謎)な存在として描かれていますが、このコルタン1本持ち帰りの描写も、「キャメロンははたして敵なのか味方なのか?」と視聴者を楽しませるための演出の一環かと思われます。

強いて、持ち帰った理由を付与するならば、おそらくコルタンの成分等を分析して、どこで精製されたのか等を調べて、今後の調査に役立たせようと考えていたのではないかと思われます。

キャメロンが自分の骨格の、万が一の時のストックにしようと考えていた線もありますが、原材料のコルタンから精製するインフラも持ち合わせていないので、この線の可能性はかなり低いと考えられます。

# Terminator Sarah Connor Chronicles 104 Coltan

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