シーズン2の本拠地となっていたこのサラ・コナーの家を後にして、サラコナーがジョン・コナーを連れて行った灯台。そこにはチャーリー・ディクソンが住んでいました。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第20話「燈台 / To The Lighthouse」)
その灯台のロケ地はこちら。
チャーリーが住んでいた灯台
Film Location
- Point Vicente Lighthouse
- 31550 Palos Verdes Dr W, Rancho Palos Verdes, CA 90275 U.S.A.
- https://en.wikipedia.org/wiki/Point_Vicente_Light
- 座標: 33°44'30.9"N 118°24'37.9"W
33.741910, -118.410513
実在する灯台、Point Vicente Lighthouse(ポイント・ヴィチェンテ・ライトハウス)が、チャーリーの住処として撮影に使われていました。
しかし、ロケ地として利用したのは、専らこの灯台の外観と建物の一部のみで、実は建物の内部のシーンや隣接しているように見えるドック(桟橋)は、別の場所で撮影されていました。
→詳細:チャーリーが住んでいた灯台の内部
→詳細:カリバと銃撃戦を交わした灯台の桟橋
この灯台のシーンの見所・解説
実在の灯台と少し違う点
サラ・コナー・クロニクルズでは、この灯台の袂の小屋にチャーリー・ディクソンが住んでいる、という設定でしたが、ドラマに登場した小屋の外観と、実在する小屋の外観が少し異なります。サラ・コナー・クロニクルズで登場するシーンでは、灯台の袂が「家」のようになっていますが、現実には「小屋(倉庫)」は灯台の袂にあるものの、家は存在しません。
これは撮影用に、小屋に「軒先」を付け足したためです。
その理由は、実在する小屋は倉庫のようなとても小さいもので、またそこは記念館のようになっているので、撮影用に中をいじることができません。そこで小屋の外側に「軒先」を付け足すことによって、居住感を出し、そのスペースを使って出入りするシーンのみを撮影することにしたようです。
→この灯台の内部のシーンのロケ地はこちら:チャーリーが住んでいた灯台の内部
また、外でジョン・コナーとチャーリーが話しているのを窓越しにサラコナーが眺めるシーンを撮りたかったこともあるのではないか、と思われます。 ジョンに「父親的な存在を感じさせてやりたい」、一瞬でも「ふつうの一般家庭のような平凡な生活を経験させてあげたい」という母親の想いが感じられるシーンでもあります。
そして、内部の居住空間は、別の場所(ワーナーブラザーズ・スタジオ内のバックロット)で撮影されていました。
なぜチャーリーは灯台に住んでいたのか?
なぜチャーリーが灯台に住んでいたのか?というと、劇中の会話にその辺りをうかがわせるものがありました。このマウストラップの鉄塔爆破で破壊された廃屋のシーンを経て、チャーリーが奥さんミッシェルを失った後、サラコナーが伝手を頼って、ジョンらに内緒でこっそりとチャーリーに、この住み込みの灯台管理の仕事をあてがったようです。
しかし、サラコナーが直接、チャーリーをこの灯台に連れてきたわけではない、ともチャーリーが言っていました。
しかし、この灯台の住居に入った時、サラコナーは迷わず警報機の操作を行っており、サラコナーにとってはかなり慣れ親しんだ場所であることはうかがえます。もしかしたら、サラコナーが幼少期などに訪れたことがある場所なのかもしれません。
そのような背景から、チャーリー・ディクソンは、灯台の住み込みの管理人としてここに住んでいたわけです。チャーリーもジョンとのつながりがあるとのことで、ターミネーターにいつ襲われるかもわからないので、おそらくチャーリーもサラ・コナーに偽名(偽造ID)を手配してもらって、世を忍ぶ仮の姿として、ひっそりとこの灯台下で暮らしていたようです。
なぜサラはジョン・コナーを灯台に連れていったのか?
なぜサラコナーは、ジョンをこの灯台に連れてきて、チャーリーの会わせたのかというと、劇中の会話にも少しありますが、どうやらサラコナーはチャーリーにジョンを託したかったようです。この時、サラコナーは自分の胸に「しこり」があることに気付いており、それが癌だと思い込んでおり(実際は発信機でしたが)、自分の余命がそう長くないかもしれない、ということで、チャーリーにジョンを任せようと考えていたフシがうかがえます。
なぜ灯台は襲撃されたのか?
なぜチャーリーの隠れ家でもあった灯台が襲撃されたのか?というと、それはサラコナーの胸に埋め込まれていた発信機によるものです。サラコナーがこのWestern IRON & METAL Trading Co.の工場で意識を失っている間に、注射器で胸に超小型発信機を埋め込まれており、それで、
- サラ・コナーの家がバレ、デレク・リースとキャメロンも家から尾行されていた
- サラコナーらも尾行されており、灯台の場所がバレた
- 病院に行ったサラも尾行されており、襲撃された
という結果になりました。
サラコナーらを襲ったのは、カリバ・グループ(スカイネット傘下で働く人間の組織)の一員です。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 220