(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第19話「運命の時 / Today is the Day -Part 2)
そのロケ地は、ほぼ100%の確率で、以下の場所で撮影されています。
Parking Lot, Derek Reese aimed at Jesse
Film Location
- Warner Bros Studio "Forest Lawn Parking Structure(Bldg No.132)"
- 6510 Forest Lawn Dr Los Angeles, CA 90068 U.S.A.
- 座標:34°08'48.0"N 118°19'57.9"W
34.146671, -118.332759
この駐車場はかなりマイナーで、情報がほとんどないのですが、ジェシーの背後に見える、
- 非常階段の形状
- 駐車場の出入り口のシャッターなどの位置関係
- 背後の木々の感じ
- 駐車場内の赤い配管(最上図)
ジョン・コナーと部屋で話した後、ジェシーは荷物を持って階下に降りたような形なので、一応、ドラマの設定上は、ここはAlistair Grand Hotel【アリステア・グランド・ホテル】の地下の駐車場ということになります。
「CONAN」の集合場所
TVショーの「CONAN(コナン)」(コナン・オブライエンのトークショー)のスタジオ観覧に参加する際は、このForest Lawn Parking Structureが集合場所になるようです。セラノポイント基地のロケ地(推定)
おそらく未来の人類抵抗軍の地下基地(セラノ・ポイント基地)も、この駐車場の傾斜を利用して撮影されたものと思われます。(長い傾斜を上がった基地の出口に、山肌が見えているため。おそらくワーナーブラザーズ・スタジオの南側に隣接する山と思われます。)この駐車場のシーンの見所・解説
デレクはジェシーを撃ったのか?
この駐車場で、デレク・リースとジェシーが対峙するシーンは、デレクが銃の引き金を引くところで途切れていて、最終的にデレクが銃を撃ったのか?そしてジェシーは死んだのか?は「視聴者のご想像にお任せ」という演出になっています。では、はたしてデレクはジェシーを撃ったのか?というと、撃った可能性は高いです。
理由1
その理由としては、このシーン、デレク・リースはわざわざアンディ・グードの話を持ち出しているからです。アンディ・グードは、未来において、デレク・リースの戦友でしたが、デレク・リースは現代にて容赦なく暗殺しました。→関連記事:【チェス大会】タークvs.日本
つまり、どんなに仲が良くても、目的のためならデレク・リースは容赦せず「やる」ということを示唆しています。
理由2
また、シーズン2第10話では、デレク・リースはジェシーに銃を見せて対面し、秘密はなしだ。まだ言っていないことがあったら言ってくれ。
と確認しています。にもかかわらず、ジェシーはライリーの存在とその目的について隠し続けていました。
これはデレクにとっては致命的な「裏切り」であり、アンディ・グード同様の措置をデレク・リースが取った可能性は非常に高いと考えられるためです。
理由3
シーズン2第20話で、このデレク・リースとキャメロンの武器庫にジェシーが着ていたジャケットが置かれていました。キャメロンがそれを触ろうとすると、デレク・リースは「触るな!」と怒りました。おそらくそのジャケットはデレクにとって、ジェシーの形見なのでしょう。つまり、デレク・リースはジェシーを撃ち、そしてジェシーは死んだことを物語っています。
このシーンのBGM"New Messiah"
この駐車場でデレクとジェシーが会話を交わしているシーンで流れているBGMは、Dead Heart Bloom の New Messiah(ニュー・メサイア/メシア)という曲です。New Messiah by Dead Heart Bloom
このシーズン2第19話は、(ジョン・バウムとしてではなく)ジョン・コナーが「ジョン・コナーとして」、ライリーなどの周囲の人間の死を一生、背負いながら、自ら責任を取って決断していく(例えばジェシーの処遇に対する判断を下す)という、精神面での「未来のジョン・コナー」がほぼ誕生したエピソードでもあり、まさに New Messiah(新しい救世主)が誕生したことが、曲のタイトルにも引っかけられているように感じられます。
ちなみに、このDead Heart Bloom の「New Messiah」は、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」のオリジナル・サウンドトラックには収録されていません。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 219