ジェシーが最期を迎えた駐車場

サラコナークロニクルズ ロケ地

t f B! P L
ジェシーがデレク・リースと対峙して、最後を迎えた(であろう)駐車場。赤い配管が印象的な場所でした。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第19話「運命の時 / Today is the Day -Part 2)

そのロケ地は、ほぼ100%の確率で、以下の場所で撮影されています。

Parking Lot, Derek Reese aimed at Jesse

Film Location


この駐車場はかなりマイナーで、情報がほとんどないのですが、ジェシーの背後に見える、
  • 非常階段の形状
  • 駐車場の出入り口のシャッターなどの位置関係
  • 背後の木々の感じ
  • 駐車場内の赤い配管(最上図)
などの特徴が、この駐車場の、ふだん使われていない北東側の出入り口の形状と特徴と一致します。

ジョン・コナーと部屋で話した後、ジェシーは荷物を持って階下に降りたような形なので、一応、ドラマの設定上は、ここはAlistair Grand Hotel【アリステア・グランド・ホテル】の地下の駐車場ということになります。

「CONAN」の集合場所

TVショーの「CONAN(コナン)」(コナン・オブライエンのトークショー)のスタジオ観覧に参加する際は、このForest Lawn Parking Structureが集合場所になるようです。

セラノポイント基地のロケ地(推定)

おそらく未来の人類抵抗軍の地下基地(セラノ・ポイント基地)も、この駐車場の傾斜を利用して撮影されたものと思われます。(長い傾斜を上がった基地の出口に、山肌が見えているため。おそらくワーナーブラザーズ・スタジオの南側に隣接する山と思われます。)

この駐車場のシーンの見所・解説

デレクはジェシーを撃ったのか?

この駐車場で、デレク・リースとジェシーが対峙するシーンは、デレクが銃の引き金を引くところで途切れていて、最終的にデレクが銃を撃ったのか?そしてジェシーは死んだのか?は「視聴者のご想像にお任せ」という演出になっています。

では、はたしてデレクはジェシーを撃ったのか?というと、撃った可能性は高いです。

理由1

その理由としては、このシーン、デレク・リースはわざわざアンディ・グードの話を持ち出しているからです。

アンディ・グードは、未来において、デレク・リースの戦友でしたが、デレク・リースは現代にて容赦なく暗殺しました。→関連記事:【チェス大会】タークvs.日本

つまり、どんなに仲が良くても、目的のためならデレク・リースは容赦せず「やる」ということを示唆しています。

理由2

また、シーズン2第10話では、デレク・リースはジェシーに銃を見せて対面し、

秘密はなしだ。まだ言っていないことがあったら言ってくれ。

と確認しています。にもかかわらず、ジェシーはライリーの存在とその目的について隠し続けていました。

これはデレクにとっては致命的な「裏切り」であり、アンディ・グード同様の措置をデレク・リースが取った可能性は非常に高いと考えられるためです。

理由3

シーズン2第20話で、このデレク・リースとキャメロンの武器庫ジェシーが着ていたジャケットが置かれていました。キャメロンがそれを触ろうとすると、デレク・リースは「触るな!」と怒りました。おそらくそのジャケットはデレクにとって、ジェシーの形見なのでしょう。

つまり、デレク・リースはジェシーを撃ち、そしてジェシーは死んだことを物語っています。

このシーンのBGM"New Messiah"

この駐車場でデレクとジェシーが会話を交わしているシーンで流れているBGMは、Dead Heart Bloom の New Messiah(ニュー・メサイア/メシア)という曲です。

New Messiah by Dead Heart Bloom

このシーズン2第19話は、(ジョン・バウムとしてではなく)ジョン・コナーが「ジョン・コナーとして」、ライリーなどの周囲の人間の死を一生、背負いながら、自ら責任を取って決断していく(例えばジェシーの処遇に対する判断を下す)という、精神面での「未来のジョン・コナー」がほぼ誕生したエピソードでもあり、まさに New Messiah(新しい救世主)が誕生したことが、曲のタイトルにも引っかけられているように感じられます。

ちなみに、このDead Heart Bloom の「New Messiah」は、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」のオリジナル・サウンドトラックには収録されていません。

# Terminator Sarah Connor Chronicles 219

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