ターク開発者アンディ・グードの家

サラコナークロニクルズ ロケ地

t f B! P L


スカイネットの元となると言われた人工知能「ターク」を開発したアンディ・グードの家。未来のスカイネットになることを阻止するため、サラ・コナーにタークとともに家ごと燃やされてしまいました。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第3話「ターク / The Turk」)

このアンディの家のロケ地はこちら。三角屋根と出窓が特徴です。

Andy Goode's House

Film Location



火はCG(VFX)で作られているので、実際にはこの家屋は燃えていません。

そのため、実はこの家、シーズン2第5話にて、レーザーサイト付きAMTハードボーラーを持ったターミネーターT-888に襲われるチビっ子・マーティン・ベデルの家としても再度、使われています。→参照:T1・AMTハードボーラーへのオマージュの家
この家の前で、車に飛び乗ってきたターミネーターを、サラコナーがショットガン(レミントン 870 Extended Magazine and Folding Stock)で吹き飛ばして、ちびっ子・ベデルを救助します。

そしてこの家屋、デレクとカイル・リースが野球をしていた公園のシーンでも、デレクとカイルの背後にも映りこんでいます。

ちなみにこの家屋、上空から後ろ側を見ると、裏半分が無いハリボテであることでも有名です。

このアンディの家のシーンの見所・解説

『奥さまは魔女』の家 - Bewitched House

この家屋のセットはいろいろな映画やドラマに使われていますが、特に1960年代に放送されたTVドラマ『奥さまは魔女』(原題:Bewitched)のお家として有名です。

つまり60年以上もここに存在し続けていることになり、かなり年季が入ったセットであることがわかります。

手作りターク登場

スカイネットの元となった・・・と言われている手作りA.I.「ターク」1号が登場します。この家屋の物置のようなスペースにて作られていました。

このサラコナーとアンディが散歩した池のシーンでは、このタークのことを、

8年かけて作った。エックスボックス3台とプレイステーション4台つなげるなど、ゲーム機から取ってきた部品もたくさん使っている。軍事用にも使える。夢の中でひらめいた特殊なコードも使ってる。チェスで勝つためにやってるんじゃない。

と説明しています。

人は殺せないサラ・コナー

「未来のスカイネットとなるA.I.開発者の殺害を企てるも、結局、殺せない」というのは、「ターミネーター2」でマイルズ・ダイソンを自分の手では殺せなかったサラコナーの設定をそのまま引き継いでおり、T2へのオマージュのようなシーンになっています。

結局、サラ・コナーはアンディ・グードには手を掛けず、「タークを燃やす」という手段に出ます。

シーズン2にてサラ・コナーが発信機を埋め込まれた会社の倉庫に侵入した際、もみ合った相手を殺してしまうのが、サラコナーの初めての「殺人」となるのですが、基本的には(意図的に・積極的には)人は殺さないのがサラ・コナー・スタイルです。

未来を変えてしまったサラ・コナー

このシーズン1第3話は、シーズン2第9話「フィッシャー / Complications」での出来事とリンクしています。このシーズン1第3話でサラ・コナーがターク1号を燃やしてしまったことで、当初サラ・コナー・クロニクルズで語られていた時間軸の未来A(タークがスカイネットとなった未来)が消滅。

しかし、新たにタークではないA.I.がスカイネットの源となる時間軸の未来Bに入れ替わっていく様子がシーズン2で描かれていました。
ターミネーターの時間軸変位
デレク・リースは未来A(①の時間軸)からやってきたのですが、未来でのタイムトラベル出発時にタイムラグがあるジェシーは未来B(②の時間軸)からやってきたため、デレク・リースとジェシーの記憶が微妙に違う、という怪奇現象が発生します。
→詳細:チャールズ・フィッシャー監禁倉庫と時間軸変位
この時間軸のズレは、サラ・コナーがターク1号を燃やしてしまったことが原因です。

このサラコナーが「ターク1号を燃やす」という行為は、ターミネーター2におけるサラコナーが「サイバーダイン社を爆破する」相当のもので、「サイバーダイン社を爆破」してしまったことで未来が変わってしまった「ターミネーター・ニューフェイト」の元ネタが、この「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」のエピソードの中にあります。

アンディの家周辺をウロついていた不審人物は誰?

その不審人物の描写ではいつも腕に掘られたバーコードの入れ墨が登場することからもわかるように、その不審人物はデレク・リースです。

アンディ・グードは未来ではBilly Wisher(ビリー・ウィッシャー)と名乗っていたのですが、そのビリー・ウィッシャーから未来で自分がタークを作りそれがスカイネットになってしまった・・・との告白を受けたことから、現代にタイムスリップしてアンディを暗殺するのがデレク・リースの主な目的でもありました。

後に、このデレクリースが収監された拘置所に面会に来たサラコナーに向かって、デレクリースは、

タークを家ごと燃やしてしまうとはさすがサラ・コナーだ。
と言っており、家を燃やしたのも見ていたことがわかります。

ビリー・ウィッシャーの名前の由来は?

未来ではBilly Wisher(ビリー・ウィッシャー)と名乗っていたアンディ・グード。偽名を使っていた理由は、おそらくスカイネットの元となったターク開発者だということがバレないようにするためだと思われます。

その偽名Billy Wisher(ビリー・ウィッシャー)の名前の由来は、「ターミネーター1」と「ターミネーター2」のジェームズ・キャメロンと共同脚本を担当した脚本家 Bill Wisher(ビル・ウィッシャー)こと William Wisher Jr.から来ています。

Bill(Billy)というのはWilliam(ウィリアム)の短縮形です。

つまり、「ターミネーターという映画を開発した人」と「スカイネットの元になるタークというA.I.を開発した人」を掛けていた、ということです。

この脚本家のほうのウィリアム・ウィッシャー自身は、「ターミネーター1」と「ターミネーター2」にカメオ出演しているので、両作品を見たことがある人は、知らないうちにウィリアム・ウィッシャー本人を目にしていたことになります。
→詳細:ショッピングモールの怪【ターミネーター2】

ビリー・ウィッシャーの名前は、T2で完結,スープに小便【ジェームズ・キャメロン語録】にても登場しています。

# Terminator Sarah Connor Chronicles 103

QooQ