ジョン・コナー(T3)が働いていたビル解体現場

ターミネーター ロケ地

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誰も注目しない(どうでもいい)映画のロケ地に注目してみました。

ターミネーター3(T3)」の、いろいろな意味で伝説のジョン・コナー(ニック・スタール)が、映画の冒頭、働いていた場所。

T3のロケ地を掲載しているサイトは海外含め、たくさんありますが、この工事現場まで網羅しているのは1サイト見かけた程度で、それほど「どうでもいい」場所です。

そこはビルの解体現場で、ジョンコナーは解体作業員として(おそらく日雇い)で働いていたようです。そのロケ地はこちら。

T3でジョン・コナーがビル解体作業員として働いていた場所

Film Location


ここはロサンゼルスのダウンタウンにあります。ジョンコナーが働いていた背後に見える、Wedbush Center や Figueroa Tower などのビルが特徴的です。

どうやらここは、T3の撮影当時(2003年ごろ)は本当にビルを解体していたようで、そこをロケ地として利用。その後更地となり、2017年頃までは駐車場としてずっと使われていました。

2018年からビルの建設が始まり、今は大きなビルが建っています。

背景は当時とはだいぶ違っており、さらに高層ビルが背後に林立し、このシーンで見えていたビルも今では隠れて見えなくなっていたりします。

なぜジョン・コナーはビル解体作業員をしていたのか?

T3の冒頭、ジョン・コナーの以下のようなナレーションがあります。
We stopped Judgment Day. I should feel safe, but I don't, so I live off the grid - no phone, no address, no one and nothing can find me. I've erased all connections to the past, but as hard as I try I can't erase my dreams, my nightmares.

審判の日を阻止した。だから安全だと感じるべきだが、感じない。電話も住所も持たず社会とのつながりを断ったので、誰も何も僕を見つけられないはずだ。しかし、過去とのつながりをすべて消したにもかかわらず、悪夢を消すことができない。

とあることから、スカイネットから身を隠すために、IDなど登録しなくてもよい日雇いの仕事を選んでいた、とも見れます。

しかし、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」のサラコナーやジョン・コナーらと違って、T3のジョンコナーは偽名や偽造IDは使っていないのが不思議なところです。

T1の後、メキシコ・中南米へサラ・コナーは避難、その際にジョン・コナーを出産。
T2の不良っぽい様子とT3のジョン自身のコメントから推察するに、中南米での幼少期~小中高校の年齢期に、ろくに学校も行っていないので(学歴がないので)就職もできない。

しかも審判の日が起きるかもしれないから勉強や就職しても無駄、という感覚から、日雇い的な仕事にしか就かなかった(就けなかった)という背景もあるのかもしれません。

このあたり、「審判の日を止めたらジョン・コナーは不幸なことになる」という点が、T3と「ターミネーター・ニューフェイト」はまったく同じで、両作品とも「どんぐりの背比べ」の内容に仕上がっています。

「T3 ジョンコナー」で検索してみると・・・

ちなみに「ターミネーター3 ジョンコナー」で検索してみると、以下のようなキーワードが登場します。これは、これらのキーワードと一緒に検索する人が多いということを意味しており、T3に関しては爆笑の結果となっています。
「黒歴史」=「なかったことに」「ブサイク」「ひどい」などの、もはやT3を語る上でネタとなっている、おなじみのネガティブワードのほかに、なぜか「ターミネーター3 ジョンコナー 死亡」と、T3ではジョンコナーは死んでないのに死んでしまったような謎の検索結果まで登場しています。

T3でジョン・コナー役だったNick Stahl(ニック・スタール)は亡くなっておらず、今もご健在ですが、T4(サルベーション)でカイル・リースを演じたAnton Yelchin(アントン・イェルチン)は、2016年にロサンゼルスの自宅前の門で、バックしてきた自分の車に挟まれて亡くなっています。
→詳細:ターミネーター出演者の故人を悼む

また、T3という作品は「これで持っている」と言っても過言ではない、「T-X 胸」「女」というキーワードもいまだに健在です。
→関連記事:T-X くびれ重視の繊細な女型【ターミネーター展】

この検索結果に、T3のすべてが集約されているように感じられます。

公式に「3」と付いているのは「ターミネーター3」だけ

そんな、もはやネタでしかないT3ですが、実はターミネーター・シリーズの中で、公式に(法的に、とも言う)「3」とタイトルにナンバリングされているのは、『ターミネーター3』(原題:Terminator 3: Rise of the Machines)のみです。英語の原題にもオフィシャルに「3」と付いています。

一方、
  • ジェームズ・キャメロンが「ジェニシスこそターミネーターの3作品目だ!」と言った(→詳細:「ジェニシスこそターミネーター3だ」ジェームズ・キャメロン語録)「ターミネーター・ジェニシス」には「3」という数字は付いていません。
  • さらに、T2の「正統な続編」が宣伝文句の「ターミネーター・ニューフェイト」にも「3」という数字は付いていません。

結局、これまで最低と言われていたT3をさらに下回る「ニューフェイト」のひどいデキと大コケ具合。そして「ニューフェイト」はエンタメとしては楽しめないただのポリコレ政治映画だったのに対し、T3は少なくともエンタメとして、またネタとして純粋無垢に楽しめるようにはなっています。


# Terminator 3: Rise of the Machines 2003

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