キャメロン・フィリップスが愛用していた折り畳み式ナイフ。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第22話「終わりなき旅 / Born to Run」他)
キャメロンのナイフ - ProTech TR-3 X1/X2
キャメロンがチップを取り出す際などに使っていたナイフが、ProTech製の「 TR-3 X1/X2 」。シーンによって「TR-3 X1」になっていたり、「TR-3 X2」になっていたりします。www.protechknives.com/product/tr-3-x2-tactical-response-3/
http://www.protechknives.com/product/tr-3-x1-tactical-response-3/
商品ウェブサイトにも「AUTOMATIC」と表示されているように、柄についたボタンを押すと、パシャっとナイフが飛び出す(開く/180度に展開する)ようになっています。いわゆる「飛び出しナイフ」に属するのかどうかは微妙(グレーゾーン)です。
“Fish Scale”といい、柄のすべり止めのデザインが「魚の鱗状」になっているのが特徴です。
→このナイフの紹介動画Protech Tactical Response Fish Scale
TRとは、Tactical Response の略。同型でSWATモデルなどもあります。製造元のProTech(プロテック)社は正式名称:Pro-Tech Knives, LLC、
アメリカ・カリフォルニアにあるナイフ製造専門店で、製品は MADE IN USA です。
「TR-3」の「X1」と「X2」の違いは、刃の根本のほうにのこぎり状のギザギザが付いているか否か。キャメロンが使っているのをよく見ると、両方が登場します。
キャメロンのナイフの謎
キャメロンのナイフの謎ですが、なぜかシーンごとにナイフが変わっています。最終話のモーテルでのジョンとのベッド・シーンでは、「TR-3 X2」が使われていました。
その後、キャサリン・ウィーバーのゼイラ社の地下のシーンでは、
最初は「TR-3 X2」を取り出したのですが、机の上に置かれていたのは「TR-3 X1」でした。謎です。
「サラ・コナー・クロニクルズ」でキャメロンが最初にナイフを使ったのは、VICKのチップを取り出すシーンでしたが、その時も飛び出しナイフでした。ギザギザがないように見えるのでおそらく「TR-3 X1」のようです。(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第5話「チェス大会 / Queen's Gambit」)
しかし、昼間の反射のせいかもしれませんが、刃がシルバーのようにも見えますので、同じProtech社製の、
- ノーマルの「TR-3 – Tactical Response 3」
http://www.protechknives.com/product/tr-4-tactical-response-3/
- TR-3 Ltd – Tactical Response 3
http://www.protechknives.com/product/tr-3-ltd-tactical-response-3/
がこのシーンに使われていた可能性もあります。
また、シーズン2第11話「ピコ・タワー / Self Made Man」で、マイロン・スタークを片付ける際にもナイフが登場しましたが、このシーンでのナイフは(確証はありませんが)TR-3シリーズとはちょっと違うようにも見えます。
いずれにしても、シーズン2最終話でキャメロンが使用したのは、このProTech製「 TR-3 X1 および X2」であることは間違いありません。
T2のサラ・コナーのナイフ
ターミネーターでナイフといえば、「ターミネーター2」で、机に「No Fate」(運命は決まっていない)の文字を切り刻んだ、サラコナーのナイフが有名ですが、そのナイフは以下の通りです。SOG Bowie2.0
https://sogknives.com/bowie-2-0/SOGとは、Studies and Observations Group の略で、ベトナム戦争の時に使われていたSOG Bowie2.0 のレプリカのナイフが、ターミネーター2で使われていたようです。
T2のサラ・コナーへのオマージュ
そのT2のリンダ・ハミルトン版のサラコナーの、No Fate&ナイフのシーンのオマージュとして、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第13話「エイブラハムのブログ / Earthlings Welcome Here」のサラコナーのナイフとNo Fateが出現したL70レストランにて以下のようなシーンがあります。木製の机の上に NO FATE と文字が刻まれ、その横でナイフがくるくると回転するこのシーンは、映画T2へのオマージュとともに、サラコナーをスカイネット狩りへ駆り立てる幻覚として登場していました。
サラ・コナーのナイフは、「運命を自ら切り開くもの(切り刻むもの)」、そして「スカイネット狩り」を象徴するアイテムと言えます。
- 【その他関連記事】:ジョン・コナーの衣装(戦闘服)とナイフ
# Terminator Sarah Connor Chronicles cameron's knife gadget