ジョン・コナーの高校のカフェテラス

サラコナークロニクルズ ロケ地

t f B! P L


ジョン・コナーとキャメロンらが授業の合間の休み時間などに数学の勉強などで過ごした、Campo de Cahuenga High School(カンポ・デ・カフエンガ高校)のカフェテラス。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第5話「チェス大会 / Queen's Gambit」他)

この高校のカフェテラスのロケ地はこちら。

Campo de Cahuenga High School Cafe Terrace

Film Location

  • Warner Bros. Studios Building No.156 "Bridge Building"(NORTH)
  • 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
  • 座標:34°08'52.8"N 118°20'03.3"W
    34.147991, -118.334237

  • https://studiooperations.warnerbros.com/bridge-building/
  • Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
    URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/

ブリッジ・ビルディング特有の茶色の下部を持った柱の形状と、テラス内のY字の木、スクールバスで隠してはいるものの、ジョンやキャメロンの背後に Warner Village(ワーナー・ヴィレッジ)のバックロットの一番端にあるレンガ造りの家、そしてその家の手前にある緑の衝立(仕切り版)がかすかに映っていることで、この場所で撮影されたことが特定できます。

このブリッジ・ビルディングは、南北で「対」になっていて、このキャンパスロケ地と形状が対照となっているの向かい側(South building)は、ミシェル・ディクソンが運ばれた病院として、また中央エントランス部分はValley Square Mall(バレー・スクエア・モール)として、そして屋内1Fロビーは、FBIのエレベーターホールとして、またキャサリン・ウィーバーのゼイラ社オフィスの1Fロビーのロケ地としても使われています。

ここは元々ふだんからカフェテラスになっていて、この建物の1Fロビーに簡易なスタバみたいなテナントが入っており、そのカフェのテラスとして、スタジオ・オフィスで働く社員の憩いの場として通常は使われています。

ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーでは、この東側に隣接する Warner Village(ワーナー・ヴィレッジ)を訪れた後、このブリッジの中央部を突っ切るのがお決まりのコースなので、このカフェテラスのところも高い確率で通りますが、木々に囲まれていて目立たないことと、ツアーガイドもカフェテラスについては案内をスルーすることが多いので、ツアー参加者も見過ごすことが多い場所でもあります。

この辺りはTVドラマ「Moonlight」の第10話「Sleeping Beauty」で、消防車などに囲まれるシーンでもロケ地として使われていました。

このカフェテラスのシーンの見所

人間の抽象的概念を理解していくA.I.

このカフェテラスでのジョン・コナーとキャメロンのシーンでは、今は数学の勉強をしているのに、家ではなぜ数学の宿題をキャメロンにやらせたのか?という矛盾について、ジョンが、高校でのジョーダンの飛び降りなどを理由に、勉強などする気が起きなかった点を挙げ、

John: You have no idea what I'm talking about, do you?
(サイボーグであるキャメロンには)この人間の気持ちなんてわからないだろう?

と言ったことに対して、

Cameron: You're grieving.(死を悼んでいるんでしょ。)
John: How do you know what grieving is?(「死を悼む」が分るのか?)
Cameron: I read all the note.(弔いのカードを全部読んだの。)

とキャメロンは返します。

その後、キャメロンが人間の心を少しずつ理解しつつあることに驚きと恐れ、警戒が入り混じったような表情をジョンが浮かべるシーンがありました。

「サラ・コナー・クロニクルズ」では、サラコナーがキャメロンを「Tin Man / Tin Miss」と呼んでいるように、キャメロンを「オズの魔法使い」の「ブリキ男」に例え、空っぽであるブリキの心に、少しずつ魂が吹き込まれていく様子も描かれています。

また、キャメロンは、バレエを通して、美や魂といった、人間の抽象的概念を理解しようとします。

その1つの成果として、最終話でこのLA拘置所にサラコナーの救出に向かったキャメロンは、銃を撃ってくる拘置所職員を一人も殺さないようにしています。これはマシンが人命の尊さを理解したことを表した描写であるとともに、シュワちゃんT-800が「HUMAN CASUALTIES: 0.0」を守った「ターミネーター2」へのオマージュとなっています。

「ターミネーター・ニューフェイト」ではあまりに唐突に描かれてしまい失敗したA.I.による人間理解ですが、「サラ・コナー・クロニクルズ」ではA.I.が少しずつ人間の心(魂)を習得していく過程が段階的に描かれています。

# Terminator Sarah Connor Chronicles Dark Fate Judgement Day bridgebuilding

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