ターミネーターをテルミットで燃やした小屋(納屋)

サラコナークロニクルズ ロケ地

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キャメロンがこのデレク被弾とVICKのチップを引き抜いた湾岸道路にてターミネートした、ターミネーター・VICKのエンドスケルトンをテルミットを使って焼却処分した小屋。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第6話「ダンジョン&ドラゴン/ Dungeons & Dragons」)

この小屋は、シーズン1のサラ・コナーの家に隣接している納屋で撮影されています。

Terminator T-888 destroyed by thermite

Film Location

  • Warner Bros. Studios (Backlot) "Midwest Street" near LOT W
  • 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
  • 座標: 34°08'53.6"N 118°20'09.7"W
    34.148219, -118.336036

  • Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
    URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/

この納屋と隣接する家屋ですが、表側(通り側)はパステルブルーで、裏側はベージュと表と裏で塗装が違っていることが多く、ふだんから表と裏で違うセットとして使われていることが多いようです。

ちなみにこの納屋が属する隣接家屋ですが、


とサラ・コナー・クロニクルズ内だけでも4回、使いまわしされています。
ということは(あくまでロケ地上ですが)ターミネーター・VICKはこの家に住み、結局、この家の納屋で始末された・・・ということになります。


シーズン1第7話「神の手 / The Demon Hand」では、行方不明だったVICKの片腕をようやく見つけ、ジョンとサラコナーが、同様にこの小屋でテルミットで焼却処分しています。

この小屋に関しては、ターミネーターをテルミットで燃やすシーン以外にも、シーズン1第9話「誕生日 / What He Beheld」で、ジョンらを尾行していた男をキャメロンが始末し、その男をトランクに詰めた車を隠した場所としても登場します。そこにチョラが登場し、サーキシアンの居場所がわかることになります。

この家屋、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」放送前の、2000年~2007年放送のドラマ「ギルモア・ガールズ (Gilmore Girls)」の家としても有名で、その時は、家屋の裏側までバステルブルーで塗装され、電飾などの派手な装飾も施されていたことがありました。

この納屋のシーンの見所

ターミネーターを燃やしたテルミットとは

テルミット(Thermite)とは、主に aluminum powder(アルミニウム粉)と metal oxide(塩基性金属酸化物)の化合物で、キャメロンは以下のように説明しています。

I've already prepared the thermite. It's an incendiary chemical. It burns at 2500 degrees Celsius. Hot enough to liquefy this endoskeleton.
テルミットはすでに用意した。焼夷弾みたいなもの。2500度の高熱で燃えるからこのエンドスケルトンも溶かす。

ターミネーター T-888の素材コルタンについては、シーズン1第4話「ヘヴィメタル / Heavy Metal」にてキャメロンは以下のように説明しています。

Not density. Heat resistance. T-600 models had a titanium alloy endoskelton. But it was vulnerable to heat. Coltan alloys have a much higher melting point.
固さより耐熱性が大事。T-600モデルはチタニウム合金のエンドスケルトンだったので、熱に弱かった。コルタンはそれより融点が高い(ので熱に強い)。

その耐熱性のあるコルタン製のエンドスケルトンでさえも、テルミットは溶かしてしまうとのこと。

なぜターミネーターを処分するの?

なぜターミネーターの部品を跡形もなく処分しなければいけないのか?というと、これは映画「ターミネーター2」の設定をそのまま引き継いでいるものですが、この納屋で、キャメロンはチャーリーに向かって以下のように説明しています。

Every componet must be destroyed beyond repair or recovery. Even a single unaccounted-for piece of the endoskeleton could alter the course of technological evolution and hasten the arrival of Judgement Day.
すべての部品は修復できないように破壊しなければならない。エンドスケルトンをひとかけらでも残してしまうと、テクノロジーの進化に影響を与え、審判の日を早めてしまう。

ちなみに、その際にキャメロンは自分のことを以下のように表現しています。

Hyperalloy combat chassis. Cybernetic organism. Living tissue over a metal endoskeleton.
超合金の追撃兵。エンドスケルトンを生体組織で覆ったサイボーグ。

テルミットはシーズン2でも登場

ターミネーターを焼却するアイテムとしてテルミットはシーズン2第5話「永久に別れを(Goodbye to All That)」のPresidio Alto Military Academy【軍士官学校】の森の中のバトルの後、マーティン・ベデル暗殺にやってきたターミネーターを焼却する際にも使われています。

その時は、テルミットを筒状にして導火線を付け(ダイナマイトみたいな外観)、それを可燃性の池にはまったT-888に向けて放り込んでいました。
ターミネーターをバレットM82で倒した森林

3回目のキャメロンの目が青く光るシーン

この小屋でテルミットでT-888のエンドスケルトンに火を放った際、強烈な炎で一瞬、キャメロンの顔のエンドスカルが透けるような形になり、その際、キャメロンの目が青く光る描写が挿入されています。

キャメロンの目が青く光るのは全31話の中で3回だけあり、この小屋のシーンが3回目です。

1回目は、シーズン1第1話のオープニングのイメージ映像でアイソトープ銃を構えた際、目を青く光らせます。

2回目は同じくシーズン1第1話で、マイルズ・ダイソン邸を訪れた際、

We are back.(私たちもどってきたの。)

というターミネーター名言集の1つ"I'll be back."の変化形を溜めて発する際、自分がターミネーターであることを分からせるために、わざと目を青く光らせています。

キャメロンの目が青や赤に変わる理由

「キャメロンの目は青いのか、赤いのか、どっち?」と、アメリカで「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」のTV放送が始まった時に、巷で話題になりましたが、これに対し、キャメロンを演じたサマー・グローは、2008年のコミ・コンにてインタビューで以下のようにあっさり回答しています。

キャメロンは目の色は赤にも青にも自由に変えれるわ。でも、強いて言えば、戦闘モードの時は(目の色は)赤なんだけど、それ以外の時は青よ。


# Terminator Sarah Connor Chronicles 106

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