ライリーとの1件でイラついていたジェシーが、声をかけてきた海軍兵士ら相手に乱闘を起こしたバー。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第18話「疑惑 / Today is the Day (Part 1)」)
このバーに使われた建物も、サラ・コナー・クロニクルズではもう何度目かの登場になります。そのロケ地はこちら。
The Bar Jesse got into a brawl in
Film Location
- Warner Bros. Studios (Backlot) "French Street"
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- https://studiooperations.warnerbros.com/french-st/
- 座標: 34°08'55.6"N 118°20'13.4"W
34.148778, -118.337060
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
ここはワーナーブラザーズ・スタジオのバックロット(家屋のセット群)の端のほうではありますが、スタジオ・ツアーに参加すれば、カートに乗って、高い確率で通る場所ではあります。
このバーのシーンに関する見所・解説
ジェシーが乱闘を起こした理由
なぜこのバーでジェシーは乱闘を起こしたのか?というと、自分の計画(ライリーを餌にして、ジョンとキャメロンを引き裂こうとした計画)が、ライリーが死んだことによってご破算となり、イライラしていたところに、バーで海軍兵士がムカつく言葉を発したからです。以下、バーでのジェシーと、ジェシーに話しかけて(ナンパして)きた海軍兵士の会話です。
兵士:Actually, I fly P-3s. For the Navy.(僕は海軍でP-3哨戒機を飛ばしているんだ。)
JESSE:Oh, Brown shoe.(あら、海軍の兵士なの?)
兵士:Guilty as charged. you?(そういうことになるね。君は?)
JESSE:Submarine. Bubble head.(潜水艦の乗組員よ。)
兵士:They let women on subs in Australia?(オーストラリアじゃ、女も潜水艦に乗せるのか?)
JESSE:Yeah, we don't discriminate.(そうよ、差別がないから。)
兵士:I hunt subs. You drive subs. Sort of like the wolf and the sheepdog.(僕は潜水艦をハントする。君は潜水艦を操縦する。狼と牧羊犬みたいだな。)
JESSE:Sheepdogs hate wolves. And I hate Brown Shoes.(牧羊犬はオオカミが嫌い。海軍もね。)
Brown shoe(茶色の靴)というのは、アメリカ海軍がカーキ色の制服と茶色の革靴を履くことから来ている海軍兵士を表すスラングです。
Bubble head(バブルヘッド)というのは、潜水艦の乗組員の俗称です。
ジェシーが元々イラついていたところに、ジェシーの英語の訛りからオーストラリアや女性をバカにしたようにも取れる発言を兵士がしたため、ジェシーが一発顔面にお見舞いし、後方の席で飲んでいた海軍兵士の仲間3人とジェシーが乱闘になった、というくだりでした。
映画 La La Land(ラ・ラ・ランド)のカフェ
この建物は2016年のアメリカのロマンティック・ミュージカル映画『 La La Land(ラ・ラ・ランド)』に登場したカフェとしても知られています。ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーに参加した際、場合によってはここがオープン・カフェ仕様になっていて、店の入口で記念撮影できるようになっていることもあります。
5回目?の登場
サラ・コナー・クロニクルズでは、少なくとも過去に4回は登場しているこの建物。バーだけでなくバレエ・スクールのスタジオとしても、以下のシーンで登場しています。- キャメロンが通ったバレエ・スクール
- 原発職員が集うバー The Broken Atom
- キャサリン・ウィーバーが初体験させたバーの裏手
- サラ・コナーがマーティン・ベデルを見送ったバス停
- サラ・コナーがエリソンと会った路地裏
何やらスタジオの端のほうでロケすることが多いサラ・コナー・クロニクルズですが、この建物もスタジオの端のほうにあるので、貸し切りのセットとして、サラ・コナー・クロニクルズでも使いやすかったのではないかということが、使用頻度からもうかがえます。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 218