サラ･コナーが逮捕された映画館

この妖怪巨大女が上映されていた映画館を出た際に、劇場の入口でサラ・コナーは取り囲まれた警官らに逮捕されます。
（「ターミネーター：サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第21話「救出 / Adam Raised a Cain」）

そのサラコナーが逮捕された映画館のロケ地はこちら。

The Movie Theater, Sarah Connor was arrested

Film Location

• Warner Bros. Studios "Brownstone Street"(Steven J. Ross Theatre)
• 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
• https://studiooperations.warnerbros.com/ashley-blvd-brownstone-st/
• 座標：　34°08'59.0"N 118°20'18.7"W
  34.149718, -118.338528
  
• Warner Bros. Studio Tour Hollywood（スタジオツアー）
  URL： https://www.wbstudiotour.com/ja/

ワーナーブラザーズ・スタジオの中でも一番、アイコニックなセットとも言える、劇場（Steven J. Ross Theatre）がロケ地として使われていました。

この劇場は、ハリボテのセットではなく、実際に実用的な劇場機能を兼ね備えており、ハリウッドスターを招いてのプレミア試写会や、製品やサービスのプレゼンテーションが開かれる会場としても使われることがあります。

目立つ場所にあるので、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーに参加すれば、（撮影で使用中で接近禁止の場合の除き）高い確率で、カートに乗って訪れることができるセットでもあります。

この映画館のシーンに関する見所・解説

「サラ・コナー・クロニクルズ」では3度目の登場

この映画館は、ロケ地としては「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」ではこれが3度目の登場となります。これまで、

• 【チェス大会】タークvs.日本
• マイロン･スタークがシークを観た映画館

としてこの建物が使われていました。

マイロン・スタークの時代が1920年代なので、この映画館の建物は1920年代からあまり見た目が変わっていないことになりますが・・・。映画館の向かいの建物のドアの上にふられた地番「1135」も、マイロン・スタークの時も、サラコナー逮捕時も両方でしっかり映っています。


特にチェス大会のシーンでは、この逮捕されたシーン同様、館内の座席からロビーまでふんだんに使われていました。

尚、そのチェス大会のときの対戦相手として登場した日本チームを演じていたのは、 Ally Maki (Ally Matsumura)さんという日系の女優さんです。

なぜサラ・コナーの居場所がバレたのか

なぜ長年逃亡に成功し続けていたサラ・コナーの居場所がバレたのかというと、ジェームズ・エリソンを警察が尾行していたからです。

現実に起こる（ターミネーター関連の）いろいろな殺人事件を捜査する過程で、すべての事件にジェームズ・エリソンに結び付くことに気付いたクレイトン刑事が、ゼイラ社のロビーでエリソンと会話を交わした後、エリソンに尾行をつかせ、それが映画館でのサラコナーの逮捕につながりました。

サラ・コナーは「ターミネーター2」の時から（特にサイバーダイン爆破以降）、ずっと全米で指名手配されていました。

なぜサラ・コナーは逃げようとしたのか

映画館を出た際、360度警官に囲まれて逃げようがない状況で、サラコナーは一度、手を挙げたあと、警官にタックルとパンチ、キックをくらわせて逃げようとします。

なぜ逃げようとしたのかというと、そのシーンの直前に、まだ館内にいる背後のジョン・コナーをチラッと見やるシーンがあることから、自分に注意を引き付けて、ジョン・コナーに警官らの注意が行かないようにするためだったと思われます。

ただ逃げるなら、ふつうなら手薄なほうの背後に逃げるはずですが、あえて（ジョンコナーがいるのとは反対方向の）警官が大勢いる正面突破を選択したことからも、ジョンを逃すためだったことがうかがえます。

この後のジョンとキャメロンが避難したモーテル(ラスベガス)のシーンでも、サラ・コナーはチョラがボニヤ神父と密会した懺悔室を通じて、ジョン・コナーに「助けには来るな。逃げるよう。」メッセージを伝えます。



# Terminator Sarah Connor Chronicles 221