(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」最終話シーズン2第22話「終わりなき旅 / Born to Run」)
そのゼイラ社のロビーのロケ地はこちら。
ZEIRA Corp Lobby
Film Location
- Warner Bros. Studios Building No.156 "Bridge Building"
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- 座標: 34°08'52.1"N 118°20'04.5"W
34.147794, -118.334591
- https://studiooperations.warnerbros.com/bridge-building/
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」では何度も登場した、ワーナーブラザーズ・スタジオのオフィスビル、通称「ブリッジ・ビルディング」の北側の棟の1Fロビーとエレベーターホールが、ゼイラ社のロビーとして使われていました。
キャサリン・ウィーバーがよく利用し、中で重要な会話が交わされていたエレベーターも、このブリッジビルディングのものです。
ゼイラ社内のキャサリン・ウィーバーのオフィスは、スタジオのステージ内に作られたセットですが、その窓の外に広がる景色から想定される、フィクション上のゼイラ社(Zeira Corporation)の所在地はこちらです。
また、サバンナがターミネーターに襲われたキャサリン・ウィーバー(T-1001)の家はこちらになります。
このゼイラ社のロビーのシーンに関する見所・解説
コナー親子がI love you.を言った最初で最後の場所
ターミネーター作品全編を通じてですが、サラ・コナーとジョン・コナー親子は、お互い面と向かって"I love you."(愛してる。)と言ったことが実はありませんでした。このゼイラ社のロビーでは、ジョン・コナーは母親の健康を気遣い、初めてはっきりと"I love you."とサラコナーに言い、キャサリン・ウィーバーに対峙します。
その後、その言葉に呼応するように、ジョンがタイムトラベルした直後、サラ・コナーの言葉が追いかけて、"I love you."というセリフが聴こえ、それが「サラ・コナー・クロニクルズ」全体での最後のセリフとなって終了します。
「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」は、タイトル通り、サラコナーを主人公としたクロニクルズ(年代記/伝記)ですが、同時にジョン・コナーの成長(独り立ち)と親子の愛も描かれていた作品となっています。
FBIオフィス・ロビーとしても登場
このゼイラ社のロビーやエレベーターとして使われたブリッジビルディングですが、実はシーズン1第9話の、FBIのオフィスのエレベーターホールとしても使われていました。 まだFBIに勤めていた頃のエリソン捜査官がエレベーターに駆け込む際、FBIのケスター捜査官になりすましたクロマティとニアミスするシーンで、このブリッジビルディングのエレベーターが登場しています。シャーリー・マンソンはWBスタジオに缶詰め?
以前にも書きましたが、キャサリン・ウィーバーを演じたシャーリー・マンソンは、おそらく「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」の全話の撮影を通じて、ワーナーブラザーズ・スタジオから一歩も外に出ていないのではないかと思われます。キャサリン・ウィーバーがワーナーブラザーズ・スタジオ外にいるらしきシーンは全話を通じて以下の2ヵ所、
- セラノ岬原子力発電所でのスピーチの後、ベンツ車内で変身
- ハンターキラー製造工場(デザートキャニオン・ヒート&エアー)を爆破させた後、炎の中で変身
シャーリー・マンソンは主要キャラクターの中で、ワーナーブラザーズ・スタジオ外でのロケがないという珍しい出演者だったと思われます。
→関連記事:キャサリン・ウィーバーT-1001が歌うサムソンとデリラ(シャーリー・マンソン)の意味
TSCCの中でのブリッジ・ビルディング登場履歴
ゼイラ社のオフィス・ロビーとして使われたこのブリッジ・ビルディングですが、サラ・コナー・クロニクルズではいろいろな用途で何度も登場しているおなじみのロケ地となっています。これまでこのブリッジビルディングがロケ地として登場したシーンは以下の通りです。- Valley Square Mall【バレー・スクエア・モール】(シーズン1第2話)
- ジョン・コナーの高校のカフェテラス(シーズン1第5話)
- FBIオフィスのエレベーター・ホール(シーズン1第9話)※上述
- ミシェル・ディクソンが運ばれた病院(シーズン2第3話)
- Alistair Grand Hotel【アリステア・グランド・ホテル】(シーズン2第6話)
これだけブリッジビルディングを使い倒した作品は他にはないというくらい、「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」では、ワーナーブラザーズ・スタジオのオフィスビル・ブリッジビルディングが登場し、サラ・コナー・クロニクルズ内での1つの名所となっています。
尚、このブリッジビルディングは、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーに参加した場合、カートに乗ってワーナー・ビレッジ側から、ブリッジの下をくぐる形で訪れる確率が高いですが、ツアーに参加しなくても、建物が大きいので、ワーナーブラザーズ・スタジオの外(南側)の公道 Forest Lawn Dr.(フォレスト・ローン・ドライブ)の、Gate7(7番ゲート)あたりから眺めることができます。
ゼイラ社の地下が未来の到着地点
DVDなどに付録している解説にて製作者がコメントしていますが、ターミネーター作品のタイムトラベルマシーンはTime Displacement Equipment(TDE/時間転移装置)と呼ばれており、時間を転移させるが、場所が転移するわけではない、ということになっています。参考:Time Displacement Equipment
https://terminator.fandom.com/wiki/Time_Displacement_Equipment
そのため、このゼイラ社の地下からタイムトラベルしたジョン・コナーらが到着した地下壕のような所は、昔は未来のゼイラ社の地下だった場所、となっています。
同じように、シーズン1第1話にて、この貸金庫型タイムマシーンの銀行(Security Trust of Los Angeles)からタイムトラベルしたジョン&サラコナー、キャメロンらが道路の真ん中に到着したのも、「銀行(Security Trust of Los Angeles)」が、タイムトラベル時の爆発で木っ端みじんに吹き飛んでしまって、その後そこが未来では道路になってしまったので、道路に到着した・・・という設定になっています。
【このゼイラ社のシーンの出演者】
- Sarah Connor(サラ・コナー)・・・Lena Headey(レナ・ヘディ)
- John Connor(ジョン・コナー)・・・Thomas Dekker(トーマス・デッカー)
- Cameron Phillips(キャメロン・フィリップス)・・・Summer Glau(サマー・グロー)
- James Ellison(ジェームズ・エリソン)・・・Richard T. Jones(リチャード・T・ジョーンズ)
- Catherine Weaver(キャサリン・ウィーバー)T-1001・・・Shirley Manson(シャーリー・マンソン)
# Terminator Sarah Connor Chronicles 222 ZEIRA Corporation Elevator Hall Catherine Weaver Office