サーキシアンが仕掛けた爆弾によって、キャメロンが乗った車が爆破された現場。
(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1第9話「誕生日/What He Beheld」)
こちらのサラ・コナーの家として使われた2つの家屋の真ん中あたりの路上がその現場です。
上図の赤い地点がその爆発現場です。具体的な座標などは以下の通り。
Cameron Car Explosion Scene
Film Location
- Warner Bros. Studios (Backlot) "Midwest Residential Street" near LOT W
- 4000 Warner Blvd, Burbank, CA 91522 U.S.A.
- URL:https://studiooperations.warnerbros.com/midwest-business-residential-st/
- 座標: 34°08'52.8"N 118°20'10.5"W
34.148000, -118.336242
- Warner Bros. Studio Tour Hollywood(スタジオツアー)
URL: https://www.wbstudiotour.com/ja/
残念なことに、この爆破シーンの背後にある茶色の建物などは、完全に取り壊されて道ができた上に、現在は上図の最下部のような三角屋根のご立派な建物に生まれ変わり、当時の建物を偲ばすものはありません。
その昔あった茶色の建物は、シーズン1第6話で、デレク・リースが収容された未来の捕虜収容所(?)の内部として、また、シーズン2第4話では、アリソン・ヤングに「先祖返り」?したキャメロンが訪れ涙を流した更生保護施設としても撮影に使われていました。
この辺りはワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーでもカートに乗って行く確率は高いですが、この道路のこの地点で「サラ・コナー・クロニクルズの車の爆破シーンが撮られた」ということをほとんど誰も知らないので、ツアーガイドが説明することはまずありません。
キャメロンが入っていった玄関
車の爆発による再起動後、暴走を始めたキャメロンが、足を引きずりながら入っていった家屋。(「ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン2第1話「ジョン抹殺 / Samson and Delilah」)
Film Location
- Warner Bros. Studios (Backlot) "Midwest Residential Street" near LOT W
- URL:https://studiooperations.warnerbros.com/midwest-business-residential-st/
- 座標:34°08'53.9"N 118°20'11.0"W
34.148314, -118.336399
この家屋および爆破シーンの見所・解説
どれが表玄関かわからないサラ・コナーの家(シーズン1)
この家屋は、上図のFront(玄関側)のサラコナーの家の裏側にあたるので、一応、サラコナーの家で間違いはないのですが、こちら側の出入り口から出入りするのはこのキャメロンが初めてです。ということは、シーズン1のサラコナーの家は、出入口が3つあることになるので、製作者の意図としては、このサラ・コナーの家として使われた2つの家屋は、実は「同じ出入口ですよ」ということにしたかったのだと思います。だからバックヤード(裏庭)のほうの出入り口を、Front側に似ているように作り変えたのでしょう。
正式な裏の出入り口は、このキャメロンが歩いて入ったドア口、ということになります。
ちなみにこのキャメロンが入っていった家屋ですが、この後催眠療法士バーバラ・モリス博士の診療所の家屋として再登場します。
映画「グレムリン」で有名な家
また、映画「グレムリン」でも、グレムリンのいたずらで、憎まれ役のディーグル夫人が2階の窓から飛んでいくシーンでこの家屋が使われています。キャメロンが足を引きずって歩いていた足元は、グレムリンがクリスマス・キャロルを集団で歌っていた玄関前です。→詳細:グレムリンとターミネーターの共通点
ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーでも、この家屋周辺は必ず訪れるような場所で、「この家はグレムリンでおばあさんが飛んで行った家ですよ~」と言うのが、ワーナーブラザーズ・スタジオ・ツアーでガイドのルーティン・ネタとなっています。
尚、この家の向かいには、チャーリー・ディクソンの家または、ライリー・ドーソンの家として使われた黄色の家屋があります。
サーキシアンは誰がやったのか?
このサラ・コナーの家を襲撃したサーキシアンを、結局、サラとジョン、どっちがやったのか?というのが、しばらくの間、謎にされたままストーリーは進行していきます。この史上初・女型ターミネーター同士の戦い@シャーマン医師のオフィスのサラ・コナーのカウンセリングのシーンで、ようやくこの爆破・サーキシアン襲撃の日の1件がフラッシュバックする形で明かされます。
要は、ジョン・コナー初めての〇人(正統防衛)になった・・・ということです。
→関連記事:ジョン・コナーの犯罪履歴とパトカー端末
暴走時のBGMはキャサリン・ウィーバーのネタバレ・ソング
この車の爆破後、キャメロンが暴走をし始めてしばらくの間、液体金属ターミネーターであるT-1001キャサリン・ウィーバーを演じたシャーリー・マンソンが歌う「サムソンとデリラ」という曲が流れます。実はこの曲は、キャサリン・ウィーバーを誰が箱に閉じ込めたのか、キャサリン・ウィーバーの恨みつらみを歌ったネタバレ的な魂の一曲でした。
→詳細:キャサリン・ウィーバーT-1001が歌うサムソンとデリラ(シャーリー・マンソン)の意味
この爆破→家屋からサラとジョンは飛び降りて避難した後、ジョンとサラコナーが交通事故った交差点のシーンへ続きます。
# Terminator Sarah Connor Chronicles 109 201 Cameron Phillips Car Bomb